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過酷な世界をタフに生き抜く“ストーカー”になりきれる「S.T.A.L.K.E.R. 2」サバイバルガイド
- 提供:
- セガ
2025年11月19日 00:00
- 【PS5版「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」】
- 11月20日 発売予定
- 価格:
- Standard Edition 8,778円
- Deluxe Edition 11,528円
- Ultimate Edition 15,928円
- ※パッケージ版はStandard Editionのみ販売
いよいよ11月20日、「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(以下、S.T.A.L.K.E.R. 2)」のプレイステーション 5版が発売される。PS5版では、引き金の重みを感じることができる「アダプティブトリガー」や、主人公の状態を様々な演出で体験できる「ハプティックフィードバック」といったDualSenseの機能に対応。これまで以上に臨場感のあるゲーム体験ができるのだ。
「S.T.A.L.K.E.R. 2」の冒険の舞台となる「ゾーン」は、1986年に原子力発電所が事故を起こし、その名を世界中に知られるようになったウクライナのチョルノービリ地域にある、原子力発電所跡を含めた半径30kmの地域だ。「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズでは原発の事故の後、2006年に再び謎の大爆発が起き、その爆発を境にこの地域は超常現象の起こる奇妙な世界「ゾーン」へ変貌してしまう。
ゾーンでは「アノマリー」と呼ばれる怪奇現象が起こる。地面から火が噴き出したり、空間がゆがんでいたり、毒ガスが発生したりする。アノマリーは場所が固定されており、大きなアノマリーの地帯では持つことで持ち主に様々な影響をもたらす「アーティファクト」が入手できることが判明した。さらに特殊なミュータントが多数発生し、ゾーンは立ち入り禁止区域として閉鎖されたが、アーティファクトやアノマリーの秘密を求め様々な勢力が蠢く無法地帯となった。プレーヤーは一攫千金を求めゾーンを探索する「ストーカー」となり、やがてこの地で大きな役割を担うこととなる。
本作は特別な雰囲気を持つゲームである。PS5版発売を機に、今一度本作ならではの世界、そしてこの過酷なゾーンを生き抜き、ストーカーになりきって楽しめる「サバイバルガイド」として「S.T.A.L.K.E.R. 2」新米ストーカーにこの世界の特徴や、回復方法、物資の確保などゾーンの“ルール”を紹介していきたい。身も心もゾーン探索に没入できる、その感触をぜひ体験して欲しい。
PS5 Proにも対応! DualSenseによる新しい「S.T.A.L.K.E.R.2」体験!
まず最初にPS5版ならではの機能を紹介しておこう。最大の特徴は「DualSense ワイヤレスコントローラー」に対応していることだ。武器を構えた時のモーションセンサーに対応。主人公・スキフがダメージを受けたときや、様々なシーンで「ハプティック(触覚)フィードバック」によってより臨場感のあるゲーム体験が可能だ。
ゲーム内の引き金の重みをトリガーで実感できる「アダプティブトリガー」。さらにコントローラのスピーカーからも声が出るスピーカー機能対応による演出も楽しい。テンペスト3Dオーディオにも対応しているので、テレビのスイピーカーでも3D立体音響が楽しめる。
標準のPS5ではクオリティモードで4K・30FPS、パフォーマンスモードで2K(1080p)・60FPSでのプレイが可能。PS5 Proならばクオリティモード、パフォーマンスモード両方でで4K・60FPSでのプレイが可能なのだ。
さらにPS5 Proでは影の品質と解像度の向上、グローバルイルミネーション機能の強化、反射品質の向上とよりグラフィック面の質感が強化される。3D空間での霧の表現「ボリュメトリックフォグ」の品質向上、リアルな雲の描写を行う「ボリュメトリッククラウド」のレンダリング強化と、世界の雰囲気そのものが変わる。PS5 Proの高性能を実感することができるゲームなのである。
また、最新バージョンなのでPC/Xbox Series X|S版が発売された2024年12月のバージョンと比べ、多くのバグが修正され遊びやすくなっているところも注目だ(もちろんPC/Xbox Series X|S版も最新アップデートとなっている)。この機会に他機種のユーザーも「S.T.A.L.K.E.R.2」に挑戦して欲しい。
謎と脅威に満ちたゾーンに飛び込め
ゲームの舞台となるゾーンは立ち入り禁止区域に設定され、一般の人が入れない。道路は荒れ果てており、車も走っていない。半径30kmに及ぶ広大な地域をプレーヤーは徒歩で走破していくこととなる。
放射能の影響からか森というほど植物の密集した地域は少なく、雑草が生い茂った荒野が広がっている。朽ちた廃屋と、工場などの大きな建物の廃墟が点在している。大きな建物は勢力の拠点になっていることもあり、近づくと攻撃される場合もある。
そしてゾーン特有の超常現象「アノマリー」はゾーンの至る所に存在する。アノマリーは大小様々な性質を持っていて、空間がゆがんでいて近づくと引き込まれたり、電気が常に帯電していて近づくとしびれたり、床から炎が吹き上がったりする。道路の真ん中に「アノマリー」がある場合も多く要注意だ。
アノマリーは避けるだけでなく、一時的に無効化させることも可能だ。ストーカーはアノマリー対策として「ボルト」を持ち歩いている。このボルトをアノマリーに投げ込むと、アノマリーはボルトに反応ししばらく消失するのでそのすきに通り抜けられるのだ。注意しつつボルトを投げて進む、というのがストーカーの最初の心得である。
「S.T.A.L.K.E.R. 2」はUnreal Engine 5によってゾーンを描画している。道路や草むら、廃屋、廃棄された乗り物や重機など、写実的に描かれた世界を進むのは強い臨場感をもたらす。さらにアノマリーによって超自然の風景が眼前に展開するのだ。特に大きなアノマリーは“この世にない風景”を見せてくれる。
巨大な泡がまるで呼吸しているかのように脈動している場所、炎が至る所から噴き出す洞窟、周囲のがれきが空に舞い上がっている場所など、ゾーンにはまさに人知を超えた秘密が眠っていることを実感させてくれる。近づくだけで危険な場所も多い。電撃や炎を浴びるだけでなく、空中に浮いている大きな泡に触れてしまうとその泡がはじけ、酸のしぶきでダメージを受けることもある。
恐ろしいのが「ポピーフィールド」。ポピーが一面に咲く一見和やかな場所なのだが、足を踏み入れると急速な眠りに襲われる。それでも前に進むと意識を失い、そのまま息絶えてしまうのだ。
一攫千金! 巨大アノマリーで生成されるゾーンの結晶「アーティファクト」
このようなアノマリーになぜ踏み入れるのか? それは「アーティファクト」が手に入れられるからである。電撃や火のダメージを防護したり、重力に作用して重さを軽くしてくれる物すらある。超常現象の結晶ともいえるアーティファクトは高価で取引される。ストーカーはアーティファクトでの一攫千金を求め、立ち入り禁止区域に忍び込み、アノマリーに飛び込んでいくのだ。
ストーカーは探知機を片手に危険なアノマリー内をさまよう。最も単純な探知機はアーティファクトとの距離を音と光で伝えるのみ。優秀な探知機はアーティファクトとの距離を表示したり、モニターに場所を示してくれる。探知機とボルトを手に危険地帯に飛び込み、アーティファクトを獲得する。これこそがストーカーの醍醐味なのである。
ミュータント、様々な勢力の人間達を出し抜き、生き残れ!
「S.T.A.L.K.E.R. 2」のフィールドは危険に満ちている。さらに「ミュータント」が行く手を阻む。廃墟に巣食う「トビネズミ」。荒野を群れで行動し襲いかかってくる「ブラインドドッグ」、イノシシ型の「ボア」、飛びかかって攻撃してくる「フレッシュ」など様々なミュータントが闊歩している。
加えて施設の奥深くなどには透明能力を持つ強敵「ブラッドサッカー」や、集団で襲いかかってくる「スノーク」、人をゾンビ化して従わせる「コントローラー」、念力で武器を浮かせるだけでなくこちらの武器を奪う「ブーラー」などとは、ありったけの武器弾薬で戦う必要があるだろう。
そして「人間」こそがこの世界の真の強敵だ。旅人を無差別に襲う「バンディット」、軍隊としての性格が強い「ウォード」、さらにはストーカー達も小さな組織を作っていたりするなど、様々な勢力がありいくつかは激しく対立している。プレーヤーキャラクターであるスキフは中立の立場であるが、問答無用で襲われることも多い。多くの場合は多対一の戦いを強いられる。
「S.T.A.L.K.E.R. 2」のゾーンに魅力を加えているのが「A-Life 2.0」というAIシステム。ゾーンのミュータントや人間はこの「A-Life 2.0」というAIによりフィールドを闊歩している。ミュータントと人間は出会うと戦いを始めるし、人間同士でも勢力が異なると戦い始める。プレーヤーは敵に追われているときなど味方と出会えれば助力をしてもらえるし、時にはミュータントに追われたまま敵拠点に突っ込むことでミュータントに敵を襲わせ漁夫の利を狙うこともできる。うまく立ち回ることもストーカーの極意だ。
限られた物資をいかに確保し、戦力を強化していくか
「S.T.A.L.K.E.R. 2」は回復システムも独特だ。回復には「包帯」と「回復キット」がある。ミュータントの爪や敵の銃弾に当たるとスキフはダメージを受けるだけでなく、「出血」してしまう。出血は包帯を巻くことで回復できる。出血を止めずに回復キットだけで治そうとしても出血状態が続き徐々に体力が減ってしまう。ゲームでは常にこの2つを持ち歩いたほうがいいだろう。
外部からの補給の少ないゾーンでは敵を倒して得られる武器や弾薬も重要だ。武器の多くは耐久力が最低限まで低下していて拾って使っても弾詰まりを起こしてしまう。程度のいい武器は拠点で売ることができるが、重量問題が重くのしかかる。しかも銃によって使用する弾が異なる。
プレーヤーはこの世界で生き抜くために様々なことを学んでいく。この世界にいくつかある拠点では武器や弾薬、食料の売買をする商人や、武器や防具を修理してくれる職人がいる。かれらにこの世界の通貨「クーポン」を払い、弾薬や食料をそろえ、武器や防具を修理してコンディションを保つ。拠点を足がかりに地域の探索やクエストを進めていくのだ。
武器や防具は改造によって性能を上げることができる。ストックを調整し反動を軽減したり、銃口を調節し収束率を上げたり、マウントを改造しスコープやドットサイトが載るようにできる。入手した武器からお気に入りを改造し、性能を上げていくのだ。
そして「S.T.A.L.K.E.R. 2」で特に注意したいのが「重量」だ。スキフはアサルトライフルやサブマシンガンなどメインウェポンを2つ、サブウェポンの拳銃を1つ装備できる。これらの弾薬、回復薬、包帯、食料だけでもかなりの重量となる。ここに予備の武器を数丁持ったらたちまち重量オーバーになり、最悪動けなくなってしまう。それでも特に序盤は程度のいい武器を売ることで資金となるので、時には所持重量ギリギリまで武器を持って拠点に帰る、ということも有効だ。
この世界で生き抜くことによりプレーヤーはストーカーとしての生き方を学んでいくこととなる。普段持ち歩くのは最小限の食料と、回復キットと包帯、弾薬も使用するもののみ。そして所持重量を増やせるアーティファクトを装備する。
アーティファクトの多くは放射能を放つため、装備するだけでダメージを受ける。これを防ぐために放射能吸収能力のあるアーティファクトを一緒に装備する。アーティファクトを組み合わせどういった特性を持たせるかも重要な戦略だ。
より効率のいい冒険の仕方を覚えてもストーリー展開で長距離を移動せねばならず、補給も修理もままならない、という状況に陥ることもある。その時こそストーカーとしての胆力が試される。状態が悪いため少し撃っただけで弾詰まりをする銃を使い、回復キットもなく、弾丸もわずかということもある。落ちていた武器をその場しのぎで使ったり、資金が底をつき、修理費が高すぎて限られた装備しか直せなくなる状況になるかもしれない。どう生き残り、戦い抜くか? プレーヤー自身がタフなストーカーに成長できるゲームなのだ。
ゾーンのすべての宝をその手に!
「S.T.A.L.K.E.R. 2」ではメインクエストを進めていくことで行動範囲が広がっていく。そして本作はオープンワールドRPGなのでメインクエストを進めずとも自由に探索することもできる。ただ装備をそろえていなくては強力なミュータントへの対処は難しい。拠点の周辺を探索しつつストーリーを進め、そこから様々な地域を探索する、というのがいいと思う。
探索の楽しさを教えてくれるのが「スタッシュ」だ。本作では敵を倒したり、荒野に放置されているPDA端末から様々な情報を得ることができる。スタッシュは“隠し場所”という意味。盗賊からストーカー、軍人までゾーンには様々な人が物資を隠している。
スタッシュはパズルのように工夫しなければとれないものから、無造作に置いてあるもの、パスワードでロックされている金庫に入っているものなど様々だ。スタッシュでは様々な物資のほか、大容量マガジンや、ドットサイトなど武器の改造パーツ、設計図も入手できるので、積極的に探していきたい。
もう1つゾーンを旅する者にとって非常に重要な情報を提示しておきたい。「光熱放射(エミッション)」と呼ばれる現象だ。エミッションはゾーン全体を襲う現象で、空が赤くなり、雷が落ちる。エミッションが起きたとき地上にいると人間はその赤い光に耐えられず死んでしまう。エミッションが本格的に起きる前にはゾーン全体に警報が鳴り響き、ゾーンを旅するすべての人間達は建物の奥を目指す。
地下に行くことができるシェルターが安全だが、工場などの建物でも窓から離れコンクリートで覆われた場所ならばエミッションをやり過ごすことができる。エミッションは数分で終わるので光の当たらない場所でじっとしていれば、通常の状態に戻るが、エミッション中は誰もが空からの光を逃げようと必死になる。時には敵対する勢力がシェルターを奪い合い血みどろの抗争を繰り広げることも。「A-Life 2.0」による偶発的な人間ドラマは非常に興味深い。プレーヤーが避難してる場所に味方が来て一緒にエミッションをやり過ごし、天気が回復して別れる、というときにはNPCの肩を軽く叩き、共に生き残れたことを喜びたくなる。
エミッションは命の危険があるが、これをやり過ごすことで「アノマリー内のアーティファクトが復活する」という大きなメリットがある。一度アーティファクトを採取した場所で再びアーティファクトを入手できるのだ。アーティファクトはアノマリーの性質によってだけでなく、ランダムで能力が高い希少なアーティファクトが入手できる場合がある。ゲーム中盤からはいくつかのアノマリーを回ってアーティファクトハントを行い、能力アップや資金の充実を狙うような遊び方も可能になるのだ。
「S.T.A.L.K.E.R. 2」ではいくつもの勢力が争う中、主人公スキフはゾーンの謎に迫り、世界そのものの運命に関わる壮大なストーリーが展開する。ストーカーとしての独立を保とうとする者、ゾーンそのものの消滅を願う者、ゾーンの謎に迫ろうとする者……彼らと関わるメインストーリーは本作最大の魅力である。
しかしそれと負けないくらいにこの過酷な世界で生き方を学び、世界の隅々まで探索し、お宝探しや資金を投入しての装備の充実など、ストーカーとして生きる楽しさを見いだせる作品なのだ。最初はその歯ごたえに驚かされるかもしれないが、自分なりの攻略法を見つけたとき、危険な地域を恐れずに探索するストーカーになりきることができるだろう。ぜひ「S.T.A.L.K.E.R. 2」を体験してほしい。
S.T.A.L.K.E.R. 2 is a registered trademark of GSC Game World Global Ltd. (C) 2025 GSC Game World Global Ltd. GSC Game World and its logos are Trademarks or Registered Trademarks Of GSC Game World Global Ltd. (C) S.T.A.L.K.E.R. 2 HEART OF CHORNOBYL a game developed GSC Game World.


































































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