【連載第198回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


GWにWii「モンハンG」を遊びこむなら!
クラシックコントローラグッズなど、「モンハンG」を遊ぶ環境を整える!


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


【今週のおしながき】
「モンハンG」をオンラインで遊ぶならUSBキーボードを用意しよう!
Wii HORI 「モンスターハンターG Wiiリモコンポケット」
Wii HORI 「HORI クラシックコントローラ」
Wii デイテルジャパン 「グリップキット(Wiiクラシックコントローラ用)」

 

● 「モンハンG」をオンラインで遊ぶならUSBキーボードを用意しよう!
Wii「モンハンG」はクラシックコントローラ専用タイトル。ソフトとコントローラーがセットになったスターターパックもある
スターターパックに同梱されているオリジナルデザインのクラシックコントローラ。デザイン以外は従来のクラシックコントローラと同じだ
クラシックコントローラはコンパクトなので、ちょっとホールドしづらいところがある
「ワイヤレスWiiキーボード」はUSB接続のワイヤレスキーボードだ

 Wiiでいよいよ発売された「モンスターハンターG(以下、モンハンG)」。Wii「モンハンG」は2005年に発売されたPS2用「モンスターハンターG」のWii移植版で、「モンスターハンター3(トライ)」の体験版が同梱されていることも注目を集めている。

 今年のゴールデンウィークは「モンハンG」で過ごすぞ! とお考えの人も多いのではないだろうか。そこで今回は、「モンハンG」をプレイする環境をよりよくするためのポイントやグッズを集めてみた。

 まず、「モンハンG」はクラシックコントローラ専用タイトルだということに気をつけよう。これから「モンハンG」を購入するつもりだが、クラシックコントローラを持っていないという方は、クラシックコントローラが同梱されているスターターパックの購入がお勧めだ。また、本稿ではクラシックコントローラ関連のグッズも紹介しているので、そちらもぜひチェック頂きたい。既にクラシックコントローラはあるという方には、通常版も用意されている。

 モンハンシリーズといえば、なんといってもほかのハンターと力を合わせて狩るのが楽しい。「モンハンG」はネットワークモードで全国のユーザーと狩りが楽しめる。ネットワークモードは有料課金制だが、14日間無料で遊べる「Wii『モンスターハンターG』発売記念オンライサービス14日間無料お試しキャンペーン」というキャンペーンが実施されている。まずはこのキャンペーンでネットワークモードを覗いてみよう。

 さて、ネットワークモードではクラシックコントローラ以外に、できれば用意しておきたいものがある。それは「キーボード」だ。ほかのハンターとテキストチャットでコミュニケーションできる。コントローラーで入力するソフトキーボードもあるが、スムーズに入力するためにはキーボードが欲しいところだ。

 Wiiで使えるキーボードは、USB接続タイプのものになる。こちらの任天堂公式サイトのサポートQ&Aにあるとおり、パソコン用に販売されているUSBキーボードが利用可能だ。研究所でも所有のUSBキーボードを3つほど試したが、いずれも問題なく動作した。

 USBキーボードの入手を安く済ませるなら、パソコン用の1,000円程度で販売されているものでも基本的には問題ない。だが、パソコン用のキーボードは大手メーカー製のものから、バルク品など幅広いため、すべてのキーボードの動作を保証するものではない、というところがあるのでご注意頂きたい。

 新規にWiiで使うUSBキーボードを購入するつもりで、かつ動作保証が確かなものを選びたいということなら、ロジクールの「Classic Keyboard 200」および「ワイヤレスWiiキーボード」を選ぶことになる。この2つは任天堂公式サイトのサポートでも動作確認が取れているキーボードとして紹介されている製品だ。

 「Classic Keyboard 200」はUSBの有線接続タイプなスタンダードなキーボードだ。テンキーを備えた汎用的なフルサイズキーボードとなっている。

 「ワイヤレスWiiキーボード」はその名称のとおり、USBのミニレシーバーと無線で通信するワイヤレスキーボード。テンキーのないコンパクトなタイプで、Wii専用キーも備えた、まさしくWii用のキーボードだ。Wiiリモコン同様にワイヤレスで自由に持ち運べるため、リビングでの利用にも適している。「ワイヤレスWiiキーボード」について詳しくは、当連載の181回をご覧頂きたい。



● スターターパック同梱クラシックコントローラと同じデザインのカラーシート&スタンド

「モンスターハンターG Wiiリモコンポケット」

    メーカー:HORI
    価格:1,050円
    任天堂正式ライセンス商品


カラーシートとポケットスタンドがセットになっている
カラーシートとポケットスタンドのデザインは、スターターパック同梱のクラシックコントローラと同じになっている
Wiiリモコンの表面に貼り付けるカラーシート。オリジナルデザインでデコレーションし、傷や汚れから守ってくれる

 この「モンスターハンターG Wiiリモコンポケット」は、Wiiリモコンを「モンハンG」仕様にドレスアップできるカラーシートと、「モンハンG」仕様にデザインされた収納スタンドをセットにしたグッズだ。プレイに直接影響するようなグッズではないが、気分を盛り上げつつ、Wiiリモコンとクラシックコントローラをきちんと収納しておける、というグッズになっている。

 まずカラーシートから見ていこう。カラーシートは濃いブルーにモンスターハンターのロゴと龍の紋章がデザインされている。このカラーリングとデザインは、スターターパックに同梱されているオリジナルデザインのクラシックコントローラと同じだ。

 Wiiリモコンの表面に貼り付けるタイプで、Wiiリモコンを傷や汚れから保護してくれる。カラーシートを貼ったWiiリモコンの上にWiiリモコンジャケットを装着すれば、「モンハンG」仕様で傷や汚れからの保護も万全なWiiリモコンができあがる。

 カラーシートの接着面には糊が使われておらず、特殊な接着技術でWiiリモコンに吸い付けるという作りになっている。カラーシートを剥がしたあともベタ付きが残らず、何度でも貼り直しが可能だ。

 接着面には保護シートが貼られていて、保護シートは十字ボタンのあたりから上下に2枚にわかれている。まず十字ボタン側を剥がし、Wiiリモコンへ位置をあわせて貼り付けて、その後に残りの保護シートを剥がして全面を貼り付けるという手順だ。カラーシートは十字ボタン、Aボタン、+、-、HOME、1、2ボタン、スピーカー穴、コントローラ番号のLEDにあわせて開口されているので、それぞれのボタン位置にキレイにあわせよう。

 貼り付けはそれほご難しくなく、十字ボタンの開口部から順にあわせていけばキレイにできあがる。カラーシートはしっかりと接着されていて、不意にはがれてしまうようなこともない。表面はスベスベとしていて、ほとんど元のWiiリモコンの手触りと違いはない。

 続いてはWiiリモコンポケット。こちらはポリエステル製の布地スタンド。カラーシートと同じようにモンスターハンターのロゴと龍の紋章がデザインされている。

 高さは9.7mm、横幅は9cm。上から見たときのサイズは9cm×9cmの正方形だ。ポケットの側面には厚紙のような堅い素材が仕込まれていて型くずれを防いでいる。底面の板を外せば、コンパクトに折りたたむことも可能だ。

 ポケットにはWiiリモコンやクラシックコントローラを収納しておける。クラシックコントローラのコードがちょっと圧迫するのだが、Wiiリモコンジャケットを装着したWiiリモコン2個と、クラシックコントローラ1個という組み合わせもギリギリ収納できる。普段の置き場所に少し困るWiiリモコンとクラシックコントローラだが、こうしてまとめて収納しておくとスッキリする。

カラーシートは接着側の保護シートが上下に分割されていて、簡単に貼れる。ポケットスタンドにはWiiリモコンとクラシックコントローラを収納しておくと、スッキリ整頓できる

● ゲームキューブコントローラとほぼ同じ作りの連射機能付きオリジナルクラシックコントローラ

「HORI クラシックコントローラ」

    メーカー:HORI
    価格:2,980円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、ライトブルー
    任天堂正式ライセンス商品


グリップを備えたクラシックコントローラ互換の「Wiiリモコン外部拡張コントローラ」
大きめのグリップと、指をしっかり添えられる形状によって、しっかりとホールドできる

 こちらはHORIより発売されているオリジナルのクラシックコントローラだ。カラーリングはホワイト、ブラック、ライトブルーの3色が用意されている。今回はホワイトを使ってみた。

 丸みを帯びたコンパクトなサイズの純正クラシックコントローラに対し、こちらのHORI製はグリップを備え、各種ボタンの連射機能も搭載している。重量は191g。クラシックコントローラの重量は109gなので、だいぶ重さは増している。

 外見はゲームキューブコントローラに近いのだが、Wiiリモコンの外部拡張コネクタ端子に繋いで使用する「Wiiリモコン外部拡張コントローラ」になっている。もちろん、「モンハンG」のプレイをはじめ、各種Wii用タイトル、バーチャルコンソールタイトルのプレイも問題なくできる。接続ケーブルの長さは純正クラシックコントローラと同じだ。

 コントローラーの形状は、グリップをはじめ全体的にゲームキューブコントローラに近い形をしている。ボタン数はクラシックコントローラと同様に、2本のアナログスティック、十字ボタン、a/b/x/yボタン、L/Rボタン、ZL/ZRボタン、+、-、HOMEボタンが搭載されている。

 クラシックコントローラとの大きな違いは左アナログスティックが上にきていて十字ボタンと位置が入れ替わっていることだ。この配置もゲームキューブコントローラと同様なのだが、これによりクラシックコントローラとは操作感が大きく異なってくる。

 「モンハンG」を例にすると、移動が左アナログスティックで視点操作が十字ボタンとなっている。どちらがいいかというのは個人の好みで変わってくるとは思うのだが、PSPの「モンスターハンターポータブル」シリーズで見られる、親指で移動をしつつ同時に人差し指で視点操作をするスタイルはこのHORIクラシックコントローラではできない。そうした独特なスタイルではなく、ゲームキューブコントローラに慣れているという人なら、このHORIクラシックコントローラの配置がしっくりとくるだろう。

 ボタンの感触だが、a/b/x/yボタンは少しクリック感が弱く、パサつきがある。押し込んだときの返りもかなり弱め。もう少しクリック感と堅さのある感触だったらよかったのでは、と感じるところがある。L/Rボタンはストロークの深い押し込み型のボタンになっていて、こちらもゲームキューブコントローラの感触に近い。ZL/ZRボタンはカチカチと音が鳴るほどクリック感の強いボタンだ。

 実際に「モンハンG」をプレイすると、握りやすさが嬉しいコントローラーだ。グリップがあるおかげで手全体でしっかりとホールドできる。背面の形状や厚みも手にしっくりとくる。ただ、全体に大きめのコントローラーなので、手の大きい人にはよいが、手の小さい子供には持ちづらいところがありそうだ。

 連射機能の存在はバーチャルコンソールタイトルのプレイに嬉しいところだ。最近のゲームだと連射機能を活用する場面は減ったが、シューティングなど、バーチャルコンソールタイトルのタイトルでは連射機能を使いたくなるタイトルがたんまりある。連射機能はオフ/秒10回/秒20回と3段階に切り替え可能。a/b/x/yボタンとL/Rボタンを設定できる。

純正のクラシックコントローラやゲームキューブ用コントローラと並べてみた。写真を見てもらうとわかりやすいが、十字ボタンとアナログスティックの位置、全体的な形状など、ゲームキューブ用コントローラに非常に近い形のコントローラになっている。ちょっと気になったのはa/b/x/yボタンの感触で、もう少しクリック感と堅さが欲しかったところ

 特に純正のクラシックコントローラだと小さくて持ちづらさを感じるという人や、ゲームキューブコントローラを使い慣れているという人に向いていると感じた。クラシックコントローラと比較すると重量は増すものの、しっかりとホールドできるのであまり重くなったことを感じさせない。持ちやすく手に馴染むコントローラーだ。


● クラシックコントローラにグリップを追加してグリップ力アップ! Wiiリモコンも組み合わせ可能

「グリップキット(Wiiクラシックコントローラ用)」

    メーカー:デイテルジャパン
    価格:1,344円


左がクラシックコントローラと組み合わせるグリップパーツ、右がWiiリモコンを装着するホルダーのパーツだ
クラシックコントローラとグリップパーツを組み合わせたところ。簡単な仕組みではあるが、かなり効果的だ。グリップによってホールド感が大幅に高まる

 クラシックコントローラにグリップを装着し、さらにWiiリモコンも組み合わせられるという、ちょっとユニークなコントローラアタッチメントだ。

 グッズの中身は2つのパーツになっていて、ひとつは白いカラーリングのクラシックコントローラ用グリップ。もうひとつは透明なパーツでWiiリモコンを装着するホルダーだ。

 グリップパーツは背面に大きめの開口部があって、そこに外部拡張コネクタ端子へと繋ぐケーブルを通してからコントローラー全体をはめこんでいく。突起がコントローラーの背面にある2つのネジ穴に固定される仕組みで、パチッという音と共にしっかり固定される。

 グリップは比較的小さめではあるが、クラシックコントローラのサイズにはバランスがいい。グリップパーツの表面はツヤツヤとしていて、手を捉えてくれるところもあり、ホールド感は良好だ。成人以上の男性の手だと少しグリップの下に手の平があまるぐらいになるが、それでも十分にコントローラーをホールドできる。逆に、手の小さい子供でもしっくりくるサイズかもしれない。

 Wiiリモコンのホルダーパーツは、グリップパーツ背面にある開口部越しに、クラシックコントローラの背面へ直接装着する。クラシックコントローラの上側中央にあるボタンを押すと、背面にある差し込みのロックが開閉するので、そこにホルダーパーツを差し込むわけだ。

 ホルダーパーツにはWiiリモコン(Wiiリモコンを外さなければならない)を装着可能なほか、クラシックコントローラのケーブルをホルダーの根元に巻き付けることができる。ケーブルガイドを通して3周半巻き付けるのだが、この巻き付け具合の調節はなかなか難しい。うまく巻いていけば、ホルダーに装着したWiiリモコンにピッタリの長さで端子に届く。

 Wiiリモコンとクラシックコントローラを一緒に組み合わせてどんな意味があるのか? とお考えのかたも多いかもしれないが、ケーブルを巻き付けて一体化させることによって、コントローラーが完全なワイヤレス風になるのだ。従来だとWiiリモコンを側に置いて、ケーブルが届く範囲でクラシックコントローラを持つという半ワイヤレス状態だったのが、完全なひと塊のワイヤレスコントローラーと化す。

 ただし重さは、全部込みになるわけで、全部を含めた重量は335gとだいぶヘビー級になってくる。実際に手に持ってみると、さすがにズッシリとくるものがあるが、重心自体は中央に寄っていて悪くない。手を膝の上に乗せて重さを逃がしてあげればだいぶ軽減できる。Wiiリモコンやケーブル、ホルダーは、コントローラーを持っている指がギリギリ届かないぐらいの中心に集まっていて、思ったよりも邪魔にはならなかった。重さが気になる場合はWiiリモコンのホルダーを外してグリップパーツだけを使うというスタイルもとることもできる。

 コントローラーにWiiリモコンを装着した状態のままだと、Wiiリモコンの操作は上部にある電源ボタン、十字ボタン、Aボタン、Bボタンしかできなくなるのだが、Wiiの電源を入れてゲームを起動する、という流れならこれで十分だ。さすがにWiiリモコン自体は持ちづらく感じるが、最低限の操作は装着したままで大丈夫になっている。

ホルダーを組み合わせてWiiリモコンを装着したところ。写真右のようにクラシックコントローラのケーブルを巻き付けると、ワイヤレスコントローラー風にまとまる。さすがに重さが気になるところではあるが、ケーブルの煩わしさがなくなり、案外使いやすい

 コントローラーにグリップを追加し、Wiiリモコンまで一緒にしてワイヤレス風にしてしまうという面白いグッズだ。グリップパーツの実用性は高く、ホールド感はだいぶ向上する。Wiiリモコンを装着する仕組みや、ホルダーを脱着可能なところなど、工夫されたグッズと感じた。なかなか侮れない一品だ。





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□ カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
(2009年 5月 1日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]