「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
【連載第18回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌
(2014/11/21 00:00)
アラガンフィールドさえなければ、と思わない日はない
ところで、メインタンクまで塔踏みに駆り出される中、あまりの忙しさゆえに唯一塔踏みを免除されているジョブ、それが吟遊詩人だ。
3層の吟遊詩人は忙しい。攻撃はもちろん、「ホーミングミサイル」をパーティメンバーに当たらないよう誘導して食らい、「ブレインジャック」で混乱したメインタンクがウロウロしないようにメインタンクにボコられながらも体を張って動きを止めと、ずっとボスの背後を走り回っている。
特にメインタンクを強制的に混乱状態にする「ブレインジャック」は、放置してしまうとメインタンクが後衛を殴りにいってしまい、アバターが振り向いて全員で前方範囲ダメージを食らってしまう。「ブレインジャック」がかかると、1番近くにいる人を殴るので、詩人がメインタンクに近づいて、アバターの足元辺りの前方範囲攻撃が当たらないギリギリの場所に立って攻撃を受ける。
もちろん他のジョブも忙しくないわけではない。タンク2名には「地雷」の処理という大役がある。「地雷」は計3つがフィールドのどこかに散布される。これを一定時間内に踏まなければ大爆発して全滅するので、タンク2人で踏んでまわる。たまに爆風で吹っ飛ばされた先が塔で間違って踏んでしまい、攻撃が即時発動してカオスになったり、踏み忘れたり、相方タンクが踏んでくれたことに気付かずいつまでもうろうろ探し回って「踏みましたよw」と言われて、恥ずかしかったりする。
そしてヒーラーともう1名には、「バリスティックミサイル」の処理という、こちらも重要な役割がある。「バリスティックミサイル」は、まず標的になった2人が「イナーシュストリーム」という鎖で拘束される。その2人の足元から、大小どちらかのサークルが表示された後、アバターからミサイルが発射される。ミサイル着弾時に、大サークルには3人、小サークルには2人のプレーヤーが乗っていなければサークルに乗っている全員が即死する。
攻略動画などで、アバターの背後にフィールドマーカーを置いて、その中で固まって戦っている様子を見ることがあるだろうが、これは「バリスティックミサイル」対策だ。固まっていれば、サークルはたいてい重なった状態になるので小ならそのまま、大ならあと1人が乗れば条件を満たす。
この時、サークルに乗るのがヒーラーの役割だ。円の位置はプレーヤーの立ち位置によるため毎回微妙に変わる。この変化を瞬時に判断して、どこに乗るかを決めるのは熟練の技といえるだろう。
そしてこれらの努力をすべて灰燼に帰してしまう危険な技が通称AFこと「アラガンフィールド」だ。フェーズ6からアバターが定期的に使用してくるこのデバフは、付いた人間が少しでもダメージを食らうと30秒後にそれがすさまじい大ダメージとしてパーティ全員に襲いかかるという理不尽極まりない技だ。「アラガンフィールド」が付いたら、ダメージの頭割などには一切参加せず、ひたすら解放されるのを待つ。もし詩人についてしまった場合は、DPSやサブタンクで補佐する必要がある。
実際、3層でアバターや塔の攻撃で死ぬことは「バリスティックミサイル」を除いては稀なことで、ほぼこの「アラガンフィールド」で死んでいるといっても過言ではない。アバターが「アラガンフィールド」を使い始めると、自分についていなくてもドキドキしてしまう。ボワ~っと解放されて「はあ、無事だった」と安堵するのもつかの間、またすぐに次の詠唱が始まる。まったく気が休まる暇がない(特にヒーラーは)。
でも、本当はアバターさん大人気なんだよ?
なんだかんだと書いたが、パッチ2.4に入ってからの募集が1番多いのは3層ではないかと思う。慣れてしまえば行きやすいし、ダッシュ戦法を使えば雑魚が2匹で済むお手軽さも嬉しい。安定して勝てるようになってくれば、中央にじっとたたずむアバターにも奈良の大仏のような風格が漂ってきたりこなかったりするかもしれない。
ともかく、3層のDPSチェックに合格すれば、いよいよ「侵攻編」4層にいく準備も万端ということだ。かつてツインタニアがそうだった以上に、4層は控えめにいってもかなり大変だ。しかしここを越えねばせっかく入った「真成編」を見ることすらできない。「大迷宮バハムート」のストーリーはこれまた控えめに言ってもかなりの大盛り上がりなので、ぜひともその目で確かめて欲しい。
というわけで、次回はいよいよ「大迷宮バハムート:侵攻編」第4層をお送りしたい。
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