「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【連載第10回】「新生FFXIV」エンドコンテンツ攻略日誌

【極リヴァイアサン討滅戦】

フルパーティ(8人用)コンテンツ

平均アイテムレベル:80以上

制限時間:60分

ヒーラー様あってのタンクなので、端っこで小さくなってますね

 「極リヴァイアサン」は突進をしのげば、主にタンクとDPSにとっては一見ヌルゲーに感じられる。極リヴァイアサンには、ツインタニアの「デスセンテンス」のような準備万端整えなければ一撃で即死する技はない。一番痛い「ドレッドウォッシュ」でもバフなしで3,500程度、それ以外はだいたい800から1,500くらいの攻撃なので、メインタンクでも、わりと適当なバフ回しでしのげてしまう。

 DPSは全体攻撃の「ダイダルロア」や、エーテルを吸う玉を壊した時の衝撃を食らうが、他の攻撃をきっちり避けていれば致命傷になるほど痛いものはない。そのため、DPSもタンクもついつい「リヴァイアサンわりとぬるいじゃ~ん」となめてしまいがちだ。そしてこれが「水滴食らっても落ちなきゃOK、OK」とか「ちょっとくらい突進にかすっても落ちなきゃOKOK」とかにつながっていく。しかしこの辺からOKではなくなってくる。

 突進前の「ダイダルロア」で800、水滴で380、ヘヴィで逃げ遅れて1発目の「スピニングダイブ」で1200、水属性ダメージ耐性が下がって2発めで3,800、もし回復がこなければだいたいこのあたりで死んでいるはずだ。舐めたら怖いのだ。

 タンクやDPSがこれらの攻撃を「OK、OK」でしのげているのはひとえに、ヒーラー様が突撃の合間を縫って「リジェネ」や「ケアル」をまいてくれているおかげだ。タンクで周回してすっかり舐めきっていた筆者は、初めてヒーラーで参加した時、その難易度に戦慄した。

 ヒーラーの試練はそれだけではない。しばらくリヴァイアサンを殴っていると、尻尾のヘイト1位に「水鏡飛散」というデバフが付く。このでバフが付いた相手(ほぼサブタンク)に「ケアル」や「メディカ」、「フィジク」などの回復魔法をかけるとかけたヒーラーに「水鏡」というデバフが付く。このデバフは効果時間内に使うとどんどんスタックされていく。同時に魔法の射程距離がどんどん短くなっていく。8も9も貯めてしまうと、最後には回復したい相手の真横に近づかなければ届かなくなって来る。息のかかる距離で回復とか、する方もされる方も緊張しちゃうではないか。

 そのため、サブタンクは基本「リジェネ」と「ストンスキン」、フェアリーの回復のみでがんばってもらう。できるサブタンクはさらに他のメンバーを回復する邪魔にならないよう、常に1人ぽつーんと離れた場所にいることが多い。全体攻撃の「ダイダルウェイブ」の時にも、端っこの方で1人ストンスキンなどをかけている姿には哀愁すら感じる。

 そうは言っても後半になってくると、激しい全体攻撃ラッシュでもう何も気にせず全体回復を使いまくることになってしまう。こうなってくるともう戦略もなく、ただただケアルマシンとして頑張るだけだ。

 そんなヒーラーが勝利を感じる瞬間は、なんと言っても“びたーん”こと「ボディスラム」前にレイズを差し込めた時だろう。通常、床に転がっている人は「ボディスラム」で船が大きく傾くと立っている人たちと一緒に甲板を滑り落ち、寝転んでいた位置によってはそのまま海に落ちてしまう。しかし、落ちる寸前までにレイズがかかっていれば、なんと海中から復活できてしまうのだ。アメイジング!

実はリヴァイアちゃんはケチじゃないかもしれない!

「水鏡」は筆者も1回しか見たことがないが、ワーラルシールドは結構見かける。IL100をお手軽に揃えたいならココ!

 「水鏡」のドロップ率が低いため、ケチだと思われがちなリヴァイアサンだが、時には大盤振る舞いもしてくれる。筆者はこれまでに宝箱4個同時というミラクルも目撃したことがある。武器、水鏡、ワーラル盾2個の大放出祭りだった。筆者のインベントリには1個も入ってこなかったので、全部が全部幻覚という可能性も否定しきれないが、確かに見たのだ!

 実装以来、水鏡を求める人たちが激しい周回を繰り返した結果、現在は武器だけはかなり行き渡っているように感じる。水鏡ノックの間に、全クラス分集まったという人もいた。一度突進を避けるコツを掴んでしまえば、極蛮神の中でも易しい部類になるので、気軽に行きやすくなるコンテンツファインダー対応は喜ばしい。現在もタンクなら即シャキ、DPSは逆に人気すぎて少々マッチングに時間がかかっているほどだ。

 待つのはめんどくさいというなら、パーティー募集でもすぐに集まる。筆者がいるワールドでは、ピーク時間に検索するとたいていは練習パーティや周回パーティの募集が立っている。ただしすぐに埋まってしまうので、参加はお早めにといったところだ。

 次回は、パッチ2.2のもう1つの極蛮神戦「極王モグル・モグXII世」とそのゆかいな仲間たちを討滅する方法について、あれこれ悩んでみようかと思っている。

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(石井聡)