「Fallout 4」大発掘連載 スーツで語る「オレの美学」
「Fallout 4」大発掘連載 スーツで語る「オレの美学」
隠れて撃て! ステルスと逃げ足が勝負の俺の戦い
(2015/12/25 00:00)
「Fallout 4」では色々な戦い方ができる。ショットガンやアサルトライフルでバリバリ突っ込んでいくのもいいし、サイレンサーをつけたスナイパーライフルで1人1人しとめたっていい。ゼロ距離までダッシュで近づき剣やナイフを突き立てたっていい。技能を極めればどれでも一流になれる。
もちろんカリスマを上げて戦闘そのものを回避する方法を探すことだってできる。「ルパンIII世の様なスマートさ」を追求する俺としては、口八丁手八丁で相手を丸め込みたいんだが……説得で失敗して戦闘に突入しちまうことばかりなんだよな……まぁ“CHA”が足りないからなぁ……。
そんな俺がどうスマートに戦うか? そこで頼りになるのが“銃”だ。「Fallout 4」ではかなりの自由度で銃がカスタマイズできる。威力は下げて速射タイプや、とにかく1発のダメージ重視などの調整もできるし、ストックで安定性を強化することもできる。今回は俺のスマートな戦い方、そして俺を助けてくれる愛銃を紹介するぜ!
スナイプとヒットアンドアウェイ! 紳士は戦略的撤退がお好き
俺の戦闘スタイルはスニークを活かした「Ninja」のPERKによるダメージ増加で敵を仕留めるスタイルなのは前回も話した通りだ。そのため野外でも室内でもスナイプが攻撃の中心となるのは変わっていない。
ところで俺はV.A.T.Sをほとんど使わないんだ。確かにV.A.T.Sモードに切り替えることで、時間の流れがゆるやかになるし、ターゲットが明確になるのに加えて部位狙いなどもやりやすくなるからメリットも多いとは思うんだが、射程距離が遠いと確率が下がるし、1発撃つたびにV.A.T.Sを起動し直すのが面倒というのもあってほとんど使っていない。ターゲットが小さすぎて弾が当てにくい虫を相手にする時くらいだな。狙撃は安全に敵を狙うのが基本だから、V.A.T.Sを使わなくてもいいな、というのが“俺流”だ。
スナイプの基本は相手に気付かれる前に敵を発見すること。スニークで移動していると、[Hidden]、[Caution]、[Detected/Danger]といった他のキャラクターからの自分の状態が確認できる。これが[Hidden]の表示であれば相手に全く気が付かれていない状態なので、このままスナイプすることで「Ninja」スキルの効果が有効になってステルス効果による大ダメージを与えられる。
この時1発で仕留められなかった場合でも、[Caution]という表示なら相手は警戒しているだけで、こちらには気付いていない。スナイプチャンスは継続中だ。ここで再度ちょこまかと動き回る敵の動きを予測しつつスナイプすることで再び大ダメージを与えられる。この2発で仕留められれば問題はない。
厄介なのは倒しきれずに、敵がこちらに気が付いて迫ってくる[Danger]の状態になった場合だ。こんな時、俺の取る道はただ1つ、「全力で逃走」なんだ。戦略的撤退って言葉もあるが、この“逃げる”という戦略は色んな場面で有効なんだということを俺は声を大にして言いたいね。
「俺流撤退術」をレクチャーしよう。撤退のコツはある程度相手を引き離すまでは全力で逃げるってことだ。見つかっているんだからしゃがみ歩きはやめて、全力で走る。スニーク状態のままだと速度が遅いため、あっという間に追いつかれちまう。逃げる時はスニークを解除するのが大事だ。また逃走時はコンパニオンに盾になってもらい、時間を稼ぐのが有効だ。うまくいくとコンパニオンが倒してくれる場合もあるので、願ったりかなったりだ。
ある程度距離を取ったところで再度スニーク状態となり、遮蔽物に隠れると[Danger]だった敵の警戒度は徐々に[Caution]に下がり、最終的に[Hidden]となり、敵はこちらを見失う。見失った頃合いを見て、再度近付き、スナイプする。これを繰り返すことで、体力が高い敵でも確実に仕留めることができるんだ。
こんな感じで俺の基本的には戦闘はほとんどスナイプだが、イベント終盤のボス相手や、密室で複数の敵を相手にする場合、スナイパーライフルだと距離が近すぎてスコープでの狙いもつけにくい。そこでそういう時には手軽に撃てるピストルや単発の威力がデカいショットガン、連射機能の付いたマシンガンなどのオートマチック系の武器を使用するぜ。
この中でも俺の好みはフルオートで撃てるサブマシンガンやアサルトライフル。特にアサルトライフルが好きだ。ショットガンも改造でかなり威力を強化したので近距離でのスニークで使うこともあるが、敵に気が付かれた状態だと連射が難しい。単発のダメージがでかいよりも、連射で数を当てる方がダメージの総数が大きくなるアサルトライフルが俺にあっている。ここでも俺は、コンパニオンを矢面に立たせて、横からダメージを稼ぐ作戦で戦っている。
クエストやダンジョンのラストに登場するボスクラスの敵は体力が高いし、警戒心も強く、その上、逃げるのが困難な場所での戦闘になることが多い。俺にとって天敵ともいえる存在だが、こいつらもコンパニオンを盾にして、その隙に距離を取る作戦が有効だ。そして一旦相手の視線を切り、スニークからの不意打ちを仕掛ける。ボスクラスの敵は反撃も早いしダメージがでかいので、逃走中はスティムパック等でHPを回復しながら距離を取りつつ、敵がこちらを見失ったところで再度攻撃を仕掛ける。この「ヒットアンドアウェイ」は根気がいるが、かなり有効な戦い方だぜ。
この時の注意ポイントはマップの把握だ。袋小路に逃げ込んでしまっては元も子もない。入口から現在地までのおおよその道筋を把握しておき、最悪そのまま建物から出てしまうくらいの気持ちで逃げれば、途中で敵を撒けることが多い。
今の俺は、Sneak(ランク3)、Ninja(ランク2)と自分のプレイスタイルに合ったPERKを集中的に上げている。俺の目標は、このスタイルをさらに先鋭化させることだ。サプレッサー(消音装置)付きの武器のダメージを上げ、さらに寝ている敵を一撃で倒せるようになる「Mister Sandman」はとても魅力的だし、ライフルのダメージを増加するRiflemanも取っていこうと思う。とにかくこのスタイルを貫いて強くなってみせるぜ!
銃のカスタムは紳士のたしなみ。ダメージと連射性を高めて敵を蹴散らせ!
自分好みの銃が作れる、それが「Fallout 4」の大きな魅力だ。銃のカスタムは、「レシーバー」、「バレル」、「グリップ」、「マガジン」、「サイト」、「銃口」の各部を改良することで強化でき、各部の強化により、銃のパラメータが変動する。パラメータはそれぞれダメージ(Damage)、連射(Fire Rate)、射程(Range)、精度(Accuracy)、重量(Weight)、価値(VALUE)があるが、カスタム内容に応じてこれらのパラメータが増減するため、とりあえず1番ダメージが強いものを選んでおけばいい、というわけじゃないのが難しいところだな。
ざっくりした感覚だとレシーバーはダメージと連射性、バレルはダメージと射程、グリップ/ストックは精度、マガジンは1度に装填できる弾数、サイト/スコープも精度をアップしてくれる。銃口は装着する部品によって効果が異なる感じだ。
俺の銃のカスタムの基本はダメージだ。もちろんどんな武器のカスタムでも真っ先に見るべきポイントだと思うが、逆に精度、重量、価値なんかはあまり重要視していない。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるわけだしな。
そして、カスタムして使い込んできた銃には名前を付けてやることもできる。実用性を重視して「-」を頭に付けて武器の一覧を見た時に常に上にくるようにすることもできるし、自分にとってわかりやすいルールで名前を付けてもいい。俺は「Sniper」や「machingun」など、用途に応じて名前を付けるようにしている。
俺の1番のお気に入りはやはりスナイパーライフルだ。スナイパーライフルとしてカスタムする上で重視するのはダメージに加えて射程だな。特にスナイプの場合、1撃で仕留められないと意味がないからダメージと射程のどちらかと言われると俺はダメージがより上がる方にカスタムするようにしている。
また、なるべく周囲にバレずにスナイプできるように、銃口に消音装置の「サプレッサー」を装備しているが、これを装備してしまうと大幅に射程が減ってしまうのが厳しいところだぜ。
スナイパーライフルでもう1つ重要なのはサイト/スコープだ。スコープがないとそもそも照準を合わせることすらままならない。俺は「GUN NUT」のPERKを取るのが遅れたため、序盤では誰でもカスタム可能な「中距離スコープ」を装備して凌いだが、理想は早い段階から「長距離スコープ」がほしいところだな。
そして「GUN NUT」ランク2と「Science!」のPERKを取れたら是非おススメしたいスコープが「長距離リコンスコープ」だ。リコンスコープで1度捉えた対象には、通常とは別の特殊なマーカーが付き、1度マーカーが付いた相手は遮蔽に隠れていても離れていても、かなり長い間追跡を続けてその情報を画面上に表示し続けてくれるんだ。ヒットアンドアウェイするには最適の機能なんだ。マーカーを見ながら、相手の死角に回って仕留めたりすると気分はかなり爽快なんだぜ。
10㎜ピストルやマシンガンなんかでも基本は同じで、まずはダメージが1番高いレシーバーを装備するようにしている。その上でこれらの武器は射程より連射性が高いのを選ぶようにしているんだ。近距離での戦闘は連射性が重要になると考えているからだ。こうした連射性の高いカスタムをする際に注意してほしいのは、現在所有している弾数だ。連射性の高い武器をガンガン使っていると弾もハイペースで消費しちまう。
しかし逆に口径が合わなくて弾が余りまくる場合もある。この時にオススメなのが「オートレシーバー」だ。拳銃がサブマシンガンのようにフルオートになって、トリガーを引いてる間弾が出るようになる。近距離の敵にぶち込むのに有効な銃になるわけだ。
ちなみにこれらの武器カスタムには「素材」が必要だ。簡単に手に入る鉄や木材だけでなく、繊維ガラスやねじ、接着剤といった希少品が必要なんだが……俺は今の所素材集めで悩まされていないんだな。毎回色んな建物に行くたびに全てのアイテムを回収するようにしているからだろう。ガラクタ稼ぎはこういうところで活きてくるんだよ!
また、もう1つの要因として、今回スーツしか着ていないので防具のカスタムを全然行なっていないからかもしれないな。何しろスーツはアーマーじゃないので強化が全くできないんだ。
そして、「伝説の……」と名の付いた敵を倒すと手に入る「レア武器」には特殊能力が1つ付与しているので、有効に使えそうな能力が付与している武器は積極的にカスタムして使っていくのがいいぜ。俺はダメージが25%増加するレア武器をスナイパーライフルにカスタムしたり、グールに与えるダメージが50%も増加するピストルを改良して使用しているが、効果はバツグンだ。
俺のコラム。最高の相棒コズワースが語る、聞くも涙の身の上話
前回俺はコズワースを相棒にしていると語ったが、実はあれからもずっと俺のパートナーなんだ。冒険の間、他にも仲間になってくれるやつとも出会ったんだが、ずっとコズワースだ。ロボはなんとなく見た目が丈夫そうだし、荷物もたくさん持てそうだからついつい一緒に行動を共にしてしまうんだよな。
すると、ある時、話があると言い出してきた。いつもこき使ってるだけに、てっきり「お暇を下さい」と言うのかと思いきや、コズワースが俺が不在の200年の間にどんな生活をしていたのか語りだしてきたんだ! お手伝いの家事ロボットらしく、1人で掃除などの活動を続けてきたようだが、だんだん感情的な心情を話し出したのには驚いたな!
思わずこちらも200年孤独だった相棒に、ちょっとじんとしちゃったよ。一通り会話が終わると、親密度がMAXになったというメッセージが表示された。なるほど、親密度が上がるとこうした通常と異なる会話をしてくるというのは聞いてはいたけど、実際にやられるとかなりグッとくるな。
そして驚いたのが「Robot Sympathy」の能力を獲得したというメッセージが出たこと。この能力により、ロボットからの攻撃に耐性を得ることができるようになったんだ。コンパニオンと親密になるとこんなメリットがあったとは!
こうなると他のコンパニオンも試してみたくなってきたので、今遊んでるイベントが一区切りしたら、他のヤツを仲間にしてみたいともおもう。……ただし、戦闘時に最前線で盾になってくれなければ、すぐクビを切るぜ!
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