「Fallout 4」大発掘連載 スーツで語る「オレの美学」
「Fallout 4」大発掘連載 スーツで語る「オレの美学」
鳥居を設置! 新春を“俺の街”で迎える!
(2016/1/1 00:00)
「Fallout 4」で新たに追加された機能の1つが「街造り」だ。広大な「Fallout 4」のフィールド「連邦」では人々が開拓を行なう場所がいくつかあり、プレーヤーがそこを助けることで「開拓」を指示できるようになる。プレーヤーの“手”で、荒廃したこの世界に、人々が安心して暮らせる街を作れるようになるんだ。
今日は元旦。実家でおせちをつついているゲームファンも多いのではないだろうか? 「Fallout 4」の主人公は200年前に生まれた世界から隔絶されてしまった人物。彼は故郷に帰ろうとしても、その場所は200年前に失われてしまっている。
それならば俺が、この世界の分身である“俺”に故郷を作ってやろう! 今回は“お正月企画”として、「Fallout 4」の大きな特徴である街作り、そして家造りの基礎と、俺なりの建造物の構築のテクニックについて紹介していくぜ!
まずは掃除から! 荒廃した街をキレイにできるぞ!
これまでの「Fallout」シリーズでは、基本的に荒廃した街や建物に向かい、そこで敵と戦い、ガラクタを持ち帰るというのが基本的なプレイだった。俺はこの行動が好きだし、廃墟の中をかき分けて“お宝”を探し出すのが好きだったんだ。
……しかし、実はそれだけじゃない、というのを俺は今回気が付いたんだな。ガラクタに埋もれ、崩れ、荒廃した世界を“整理”するのがたまらなく気持いいことに気が付いたんだ。道を塞ぐ自動車を撤去して通行しやすい道路にしたり、人が入り込む余地もないような廃墟を全て片付けてスッキリさせて、新たな建物を建てる。俺は特別キレイ好きではないが、片付けの作業で、死んでいた街が少しずつ甦っていく感覚は創造する楽しみが実感できる。
「Fallout 4」で“街作り”ができるのは特定の場所だ。多くのプレーヤーがプレストン・ガービーを助け、彼が人々を「サンクチュアリ」へ導くのを手伝うことになるだろう。このサンクチュアリこそ、主人公が200年前妻と息子と共に住んでいた地なのだ。このサンクチュアリこそ、最初に到達する開拓可能なエリアとなる。ここにたどり着いたプレストンに話しかけることで、街作りの基礎を学べるチュートリアルクエストを始められるんだ。
開拓可能な場所には作業台のような「ワークショップ」が設置されており、これを使うことで様々なものを建築できるツールが使えるようになる。この街作りはこれまでのRPGとしてのゲームとは全く違う、「シムズ」や「Minecraft」の“建築モード”のようなミニゲームとなっている。ちょっと古いがスーパーファミコンで出てた「アクトレイザー」で街を創造する楽しみにも似てるかな。
ワークショップを使うことで壁やドア、小屋、砲台からポンプ、装飾品など一気に様々なものが作れるメニューが開くんだが、正直何をどうしていいかわかりにくい。チュートリアルとなっているクエストではいきなり「住人のためのベットを作ってくれ」といわれるんだが、もう少しこのワークショップの使い方を丁寧に説明して欲しかったな。
しかもベットをつくろうにもいきなり材料がない。この材料を確保するにはどうするか? そう、ここで廃墟のガラクタを“分解”して材料を確保するんだ。開拓の第1歩は“掃除”なのである。家を突き破って倒れ込んだ大木や、道路に放置された車、倒れている本棚や冷蔵庫がボタン1つで消え、街作りのための素材になっていく。この整理する感覚が、自分でもびっくりするくらい気持いいんだよ! しかも色々な資材になるのはかなり楽しいな。
掃除を終えたら次は家具の配置だ。ワークショップの画面上部の状況を見て、不足している部分を補ってやればいい。例えば「寝床」の数値が不足を示す赤い表示になっている場合は、ベッドを置くことで住人の寝床が確保できるようになる。ベッドはカテゴリが同一であれば効果は同じなので、骨組みの立派な「ベッド」でもいいし、シンプルな「寝袋」でも構わない。この辺は手持ちの素材の量などを見ながら好みで配置するといいだろう。
次に住人が求めるのが「食料」だ。食料は地面に植えることで“畑”となる。ここに植えるのは敵から奪ったり、廃墟で集めた「トウモロコシ」など採取した植物を使う。水はウォーターポンプなどの水を汲む装置を作ってやればいい。防衛には「マシンガンタレット」か「ヘビーマシンガンタレット」が電力を消費しないのでおススメだ。タレットを作る素材が足らない場合は「監視所」のように木材と鉄だけで作れる簡素な防衛設備でも問題ない。
作成しようとした設置物に雷のマークがある物は電力がないと動作しない。電力は「パワー」の中の「ジェネレータ」を作ればOKだ。作成したジェネレータを再度選択すると「ワイヤーを装着」のメニューがあるのでこれを使って身近な電力供給が必要な設置物と結べばOKだ。なおワイヤーを装着するには銅が必要になるし、伸ばせる距離に限りがあるので、最初のうちは並べて使うのが確実だ。
試行錯誤しながらこういう方法を学んでいくのは本当に楽しいんだが、実は結構敷居も高い。いきなり「タレットを作ってくれ」と言われるんだが、タレットを選ぶと鉄やオイル、ギアといった素材にさらに電力が必要だと出る。しかし実は簡単なタレットなら電力を生む「ジェネレーター」がなくても機能するんだ。
そこに気付なかった場合、「ジェネレーターが必要なのかな? 銅線を引かないといけないのかな? どう引くんだろう? そもそも材料が全然足りないよ!」なんて負のスパイラルに陥りかねない。ここは改良して欲しい部分だなあ。
他にも、椅子を置いたりテーブルを置くなどして室内を飾ることもできるが、序盤では素材も貴重だから最初のうちはなるべく解体して素材に変えていく方が効率よく街造りが行なえるだろうな。
なおこうしたワークショップの利用において大前提の重要なポイントが1つある。それは拾ってきたガラクタ等を全て「ワークスペース」の収納に入れておくことだ。エリア内を掃除した際に回収できた素材は全てワークスペースに収納されるので、クエストなどで集めてきたガラクタもワークスペースに入れておくことで、膨大な量の素材が利用できるようになる。ここでもガラクタが役に立つんだぜ。
俺の家は規格外! 「Minecraft」的な巨大建造物を作ってみた!
既存の建物をそのまま活かして街を作るだけでも十分面白いが、何もないところに新たに家や建造物を作るのも面白い。そこで俺は街作りは一旦置いて、「自分の望む建物」にこだわることにした。俺は実はクラフト系RPGの「Minecraft」が大好きだ。淡々と素材を回収し、それを使って家を建てたりするのが楽しい。今回、「Fallout 4」の家造りも同じようなものを作る楽しさが味わえたぜ。
俺の建てたかったものそれは「とにかく高い塔」だ。とにかく高く、雲に届くほど高い建物を作って、そこから下界を見る。実は「Minecraft」でも高い高い建物を作って上から水を流してみたりしたんだよ。
「俺の塔」を作るにあたり、まずしたことは「最大どの位の建物ができるのか?」を調べること。まずは高さの上限を知るために建物をなるべく高くしてみることにした。これを調べるために設置したのが、「階段」だ。階段を作ってまず高いところに上がれるようにして、上がったところに床を置く。1枚床が置けさえすれば後は足場がなくても並列に床が設置できるのがポイントだ。こうして床を広げていき、ある程度広げたところでまた階段を作る。これを繰り返すことでどんどん建物を高くしていった。しかし、エリアの高さの上限が見えてくる。今回使用した階段だと5階建て相当の建物を作るのが限界ラインだった。
5階分しか作れないというのは、ちょっとしょんぼりした。それならばと次の目標にしたのが「雨に濡れない街」だ。建築可能なエリア全ての5階分の高さに床をしき、エリア全てを覆う。これを実現させるために何をすべきか? エリアの境界線のどこまで床を置けるか試すことだ。まず境界線近い場所に床を置き、エリアの外に向けてドンドン作ってみた。
エリアギリギリのところに到達するとそれ以上先に床を置こうとしてもおけなくなる。こうしてエリアの外周全てに床を張り巡らせた“空中回廊”を作ることができた。ちなみにこの高さから落下したら即死なので、高所作業する時はこまめにセーブするのも忘れないようにした方がいいぜ。俺は2度ほどセーブし忘れて落下死したからな。
そしてこの床を全て張り巡らせるようにひいていった。しかし、まず木材が足らなくなった。そりゃまぁこんだけの床板を大量に作成していたら足らなくもなるわな。そこで他の拠点から木材を回収して作業を再開した。すると今度は「これ以上設置できません」というメッセージが出てしまった! よくよくワークショップの画面上部の右端を見ると「容量」というバーがあり、これがMAXになっていた。つまりこの容量を越える量のオブジェクトは構築できないということなんだ。なんてこった! ということで俺の「雨に濡れない街」作成計画は終わりを告げた。
それならば、「容量が許す限りのぎりぎりでの塔を作ろう!」というのが目標となった。威圧感のある巨大な武装した塔だ! 周囲のレイダーやスーパーミュータントが恐れをなすようなカッコイイ塔を目指すことにしたんだ。そこで、不要な床板などの設置物をしまうことで容量を節約し、最上階に登るために建てていたタワー内の設備の充実を図ることにした。そして武装として「マシンガンタレット」を2階の各面に複数台設置した。この高さからなら、地上の敵を一網打尽にしてくれると考えたからだ。
そして、4階の空きフロアにはベッドや椅子を設置し、エリア内の人口が増えた時のための宿泊施設とした。こうして俺のタワーは、最上階からエリア全域を手軽に散歩できる空中歩道を備えた巨大マンションとなった。しかし現時点ではまだまだだ。床を確保するのに夢中だったのでまだ壁面が一切用意されていないから外から丸見えなところだ。この辺は再度不要な部材を調整して、補完していきたい。
今回色々試してみたが、新たに家を建築するコツは、建造物の部品同士の連携だ。正直、俺も細かい部分は把握しきれていないが、設置物が「赤い状態」だと設置できないのでこれを少しずつ位置をずらしたり角度を変えることで設置可能な「緑の状態」に持ってくる。また、本当は既存の建物の屋根を修理したり、壁の穴を修復するといったこともやってみたかったんだが、実際にやってみると、穴の開いた屋根にピッタリとフィットするような屋根の部品が見当たらなかったり、ピッタリの壁がなかったりして、イマイチうまくハマらない。この辺はアップデートなどで改善されることを期待したい。
素材が足らなくなって、他拠点から持っていくようなことが起こる場合、実はCHA6で獲得できるPERK「LOCAL LEADER」があると、各拠点間のワークショップの供給ラインを繋げて、こうした素材が共用できるようになるんだ。俺はCHA1からなので今からこのPERKを取るのはキビシイから断念したが、街造りを楽しみたいならCHAも上げておいた方がいいということだな。
俺のコラム。俺の新コンパニオン「パイパー」との甘い生活
前回の宣言通り、今回からコンパニオンをコズワースからパイパーに変更した。パイパーはダイヤモンドシティの新聞記者だが、レイダーから奪った頑丈な防具を持たせて、銃もショットガンなどダメージの高い物を持たせているので、いざ戦闘となると勇ましい声を上げて、どんな敵が相手でも突撃していく頼もしい相棒となった。
しばらく旅を続けていると、俺に対する信頼度が上がってきたのか、今は亡き父親の話や、新聞記者になる生い立ちの話なんかをしてきたり、妹の将来のことなどについての相談をしてきたりしてくるようになった。こういう相談事を持ちかけてくる時のパイパーは非常にかわいい。しかも2回目以降からは、こうした相談が一区切りしたところで、最後の選択肢には必ず「口説く」が出るようになったんだ。やっぱり女好きのルパンとしては口説きまくっていきたい! そこで今回は何度か出る会話の最後の選択肢で全ての口説きを成功させてみたぜ。
すると親密度はMAXとなり「Gift of Gab」という、説得成功時と新たな場所を発見した際に得られる経験値が倍になるPERKが入手できた。それに加えて彼女がそばにいる時に睡眠をとると……なんと! 気が付くとベッドをともにしていて更に驚愕! おまけに取得する経験値が一時的に倍になる「Lover's Embrace」という効果が得られるようになった。
寝起きのパイパーのセリフもかわいすぎてすっかりFall in loveだ。最近は寝られる場所があると体力があり余ってても睡眠を取るようにしている俺がいるのであった。人間の女性でコンパニオンになるのはまだまだいそうで、他の女性もぜひモノにしたいぜ!
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