3DSゲームレビュー
クマ・トモ
クマとの暮らしで「しんゆう」からさらに仲良く!
(2013/6/20 13:35)
クマとの暮らしで「しんゆう」からさらに仲良く!
クマとの暮らしの醍醐味は“クマと仲良くなっていく”というもの。流れとしては、まずは「クマと楽しく生活する」。おしゃべりしたり、お風呂に入れてあげたり、ゴハンを作ってあげたり、服を着せ替えたり。これらの生活それぞれにもいろんな要素があるのだが、それは後に紹介することにして、こうしたことをすると、クマの「あなたのことを知りたい気持ち」が高まっていくのだ。
そうして画面左上のマークが満タンまで貯まると、「クマからの質問」がくる。質問の内容は様々で、プレーヤーの性別、一緒に住んでいる人、友人、好きな芸能人(クマはテレビが好きなのだ)などなど。それらをまず、選択肢から選んだり、テキスト入力で言葉そのものを伝えていく。例えば「好きな芸能人」という項目なら、その人の名前のあとに“どんな活動をしているのか(歌やスポーツなど)”というのも決めていく。単純にテキスト入力したものを話すだけでなく、こうした細かい情報も教えられるので、話せば話すほどに、より個性的な話をしてくれるようになっていくわけだ。
質問でクマが一定以上あなたのことを知っていくと、「ラブレベル」がアップ! 最初は「トモダチ」の間柄だったのが「しんゆう」へ、さらに「大しんゆう」へ、そして「トクベツ」へと、どんどん高まっていく。
ラブレベルが高まって仲良くなっていくと、仲良しだからこそのコミュニケーションが増えていく。例えば、普段とは逆に、クマが自分を喜ばせようと一生懸命考えたプレゼントを贈ってくれたり、ごはんを作ってくれたり。さらにあだなを付けたり、質問の内容も仲良しだからこそ話せるような質問もしてくるようになる。筆者の場合だと、例えば仕事をしている会社だったり、上司の人の名前だったりと、仕事関係の話に発展していたので、そのあたりをちゃんともしくはおもしろおかしく教えてあげておけば、会話も大人でもしっかりと楽しめるようになっている。
・お風呂
クマとのラブレベルを高めていくには、おしゃべり以外にもいろんなことをするのだが、まず基本は「お風呂」でクマを洗ってあげることだろうか。タッチペンでごしごし泡を立て黒い泡が出なくなるまで綺麗にし、最後にシャワーで洗い流す。毎日1回はお風呂に入れないと汚れているし、クマは汚れていると「こちらへの質問」をしてくれなくなってしまう。こまめに洗ってあげよう。
・料理
料理して「ゴハンを作る」のも大事。料理はちゃんと手順を追ってタッチペン操作で作っていく。材料を切ったり、かきまぜたり、炒めたりなどだ。例えばパンケーキを作るなら、まず卵と粉をかきまぜてパンケーキの素を作り、あとは両面をまんべんなく焼いていく。表裏の焼き上がりメーターを見つつ、適度にひっくり返していく。料理は21種類あり、料理ごとに手順が異なる。ちょっとしたミニゲーム形式だ。完成までの手際の良さや完成した出来の良さでスコアがつき、高得点を取れば新しいレシピが開放される。
できあがった料理を食べさせてあげる時のクマの反応も様々。わんぱくに口元にクリームを付けたり、口を開けてアーンして待っていたりと、かわいらしい。
・ガーデニング
植物を育てる「ガーデニング」は、他とはちょっと違う“お金を稼ぐ”役割も担っている。ガーデニングではクマとしゃべったり何かするごとに少しずつ貯まっていく「しあわせのカケラ(画面右上の数字)」を消費して、植物に水を与えていく。何度か水をあげると植物が成長し収穫できて、それがお金になるというわけだ。
基本的には水を与えるだけで何かしらの植物ができてくれるので、簡単に栽培と収穫を楽しむこともできるのだが、凝っていくなら、稼いだお金で新たな種を購入して植えたり、肥料を与えて土の質を変えたりといったこともできる。さらに、種を合成してレア植物を作るという要素もあって、作れる植物は150種類以上。チャレンジという指定内容にあわせた植物を育てることで様々な報酬がもらえるやりこみ要素も、80種類ある。
・コーディネート
稼いだお金は「クマのコーディネート」の購入に使っていく。男女の性別関係なくなんでも似合うし、服を着たかわいらしさが魅力なぬいぐるみだけに、コーディネートの種類もたくさん用意されている。パーツごとに、「頭アイテム」が約70種類、「首アイテム」が約20種類、「上半身アイテム」が約100種類、「下半身アイテム」が約100種類、「靴アイテム」が約40種類と豊富。ショップで普通に購入できるもの以外にも、季節限定のアイテムや、ガーデニングのチャレンジでもらえるアイテムなど、レアなものもある。また、クマのボディーカラーも、キャンディーを食べさせていると、変えることもできるので、自由な組み合わせを楽しめる。