3DSゲームレビュー

クマ・トモ

かわいいもの好きにはオススメの1本

かわいいもの好きにはオススメの1本

かわいらしく、喋り、常にあなたのことを好きでいてくれる親友。そんなクマとのコミュニケーションが楽しめる

 “しんゆうができちゃうゲーム”という不思議なジャンル名の本作だが、クマがこちらの世界、特にプレーヤー自身のことをたくさん知りたがり、それら教えたことの全てをうまく組み合わせて、さらに合成音声でちゃんと喋ってくれる。仲良くなるほどに親友だからこそ話せるようなところにも話は進んでいき、それこそ良い相談相手にもなってくれそう。とにかくクマはプレーヤーことあなたのことが大好きで、あなたのことを知って、声で話してくれる。ちょっと変わった親友となってくれるのだ。

 プレーヤーへの質問の種類も1,500以上あり、毎日違うおしゃべりをしてくれるということで、365日毎日違ったコミュニケーションを楽しめる。また、プレイの楽しみ方だが、1日にクマがしゃべってくれる回数などには限りがあるというか、クマが疲れてしまうということなので、ちょっとずつ楽しんでいくスタイルになっている。

 逆に、なかなかプレイする時間がなくて間ができてしまっても、クマはプレーヤーを嫌いになったりはしないそうで、時間のある時だけ遊ぶという遊び方でも問題なし。プレーヤーに負担のない作りになっている。子供なら遊び過ぎないよう、大人なら頻繁に遊べなくても、どちらも大丈夫な作りになっている。

 ミニゲーム的な「料理」やコレクション&チャレンジ要素の強い「ガーデニング」もあり、ゲーム全体としては簡単操作でシンプルながらも、毎日ちょっとずつやりこめる要素のボリュームはたくさん込められている。なんと言っても、クマの見せるしぐさや反応、動きのコミカルさ、そして豊富な会話が1番だが。大人でも子供でも、かわいいものが好きな人にオススメだ。

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(山村智美)