PS3/PS4ゲームレビュー
龍が如く 維新!
PS3とPS4の違い。PS4アップグレードプログラムとは?
(2014/3/7 13:40)
PS3とPS4の違い。PS4アップグレードプログラムとは?
PS3とPS4でゲーム内容に違いはないが、描画クオリティやローディングなど、様々な違いがある。公式サイトでは7つのポイントが挙げられている。
1:フルHDによる映像美(※1)
2:60fpsの滑らかな動き(※2)
3:DUALSHOCK 4(※3)
4:SHARE機能(※4)
5:インストールしながらプレイ(※5)
6:ロード時間の短縮
7:PS VITAでリモートプレイ
※1:PS4版はテクスチャの質感が大幅にアップするなど、描画クオリティが高まっている。また、PS3版は720p、PS4版は1,080pと、解像度が異なる。
※2:PS3版は30fps。
※3:タッチパッドでマップがスクロール。攻撃時やダメージ時にライトバーが連動して光る。
※4:一部のプレイスポットやモードはSHARE機能に対応。配信中、指定コメントが一定数入力されると、ダウン時からの復帰が早まったりするライブコマンド機能にも対応している。
※5:PS3版はゲーム開始前に全てのゲームデータをインストールしてからでないとゲームがスタートできない。
そして、本作はPS4アップグレードプログラムに対応している。ソフトに同封されているプロダクトコードを入力することで、PS4ダウンロード版が1,000円で購入できるサービスだ。なお、このプログラムを利用してダウンロードしたPS4ダウンロード版をプレイするには、PS3版のディスクが必要。プレイ中にディスクと取り出すとゲームが終了してしまう。
筆者はゲームクリアまでPS3版をプレイし、その後PS4アップグレードプログラムを利用して、PS4版をプレイしたのだが、その差は歴然。上記ポイントの1、2、6により、美しい映像で快適にプレイすることができた。60fpsの効果は絶大である。ロードに関しては、元々それほどロード画面に遷移する頻度は高くなく、PS3版をプレイしていた際も特に気にならなかったのだが、それにしても速いのはやっぱりありがたい。また、イベントでの選択肢などを選ぶ際のもたつきがない点も大きい。
最後に
物語に関しては、「龍が如く」シリーズらしい高いクオリティ。幕末を舞台としながらも、きっちりと「龍が如く」らしいものに仕上がっている。かなり衝撃的な展開が待っているので、是非ともプレイしてもらいたい。「まさか! そういうことだったのか!」と数え切れないほど思わされたものだ。また、シリーズ「4」や「5」が複数の主人公だったこともあってか、主人公が1人なのも新鮮に感じられた。
これまでのシリーズでも武器はあったが、本作では武器を中心にした型が3つもあり、武器を活かした技が数多く収録されている。格闘もあるが、まずは武器の型を試してもらいたい。どの型も特徴的で、各型でどうすればうまく立ち回れるのか試したくなる楽しさがある。
筆者のクリアタイムは23時間ほど。寄り道はあまりしていない。短いと思われるかもしれないが、サブストーリー、アナザーライフ、バトルダンジョン(クリア&隊士収集)、キャラクター育成、武具の作成・強化、プレイスポットなどなど、あまりプレイできていないものが多い。クリア後5時間ほどプレイしてみたが、全く終わりは見えてこない。クリア後に開放されるコンテンツもあり、ボリュームに関しては十分過ぎるほどだ。
PS4と一緒に購入した方が多かったと予想される本作。買って良かったと思った方が多かったのではないだろうか。魅力的なストーリー、爽快でやり応えのあるバトル。さらにバトルダンジョンやアナザーライフなど遊べる要素は盛りだくさん。体験版やPS Vitaアプリをプレイしてもらえれば、遊んでみたくなるはず。買って損なしのタイトルだ。
(C)SEGA