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ゲーム「キャッ党忍伝てやんでえ」世界初の試遊版を体験レポート【TGS2026】

開発陣の深い愛と情熱を感じる奇跡の復活。ゲームとしても申し分なし

【東京ゲームショウ2026】
開催期間:9月17日~9月21日
会場:幕張メッセ/TKP東京ベイ幕張ホール

 「東京ゲームショウ2026」のRED DUNE GAMESブースにて、アニメ「キャッ党忍伝てやんでえ」をベースにした新作アクションゲーム「キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!」の試遊が全世界初公開されている。今回、限られた時間ではあるもののプレイすることができたので、その内容について分かったことをお伝えしよう。

 RED DUNE GAMESは、アラブ首長国連邦・アブダビに本社を置くインディゲームの開発・パブリッシングを行う会社。「ノスタルジックで没入感のある体験」をキーワードに、世界中の有望なインディー開発者の作品を発掘し、その出版・プロモーションを支援している。

 同ブースではさまざまな作品が試遊できるが、ここで取り上げた「キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!」は、1990年から91年にかけてテレビ東京系で全54話が放映された「キャッ党忍伝てやんでえ」を元にしたタイトル。「キャッ党忍伝てやんでえ」は、エドロポリスと呼ばれる動物型ロボットたちが暮らす街を舞台に、平和を脅かす悪の軍団カラカラ一族と、それを取り締まる秘密忍者隊ニャンキーとの活劇を描いた、かわいらしくてカッコイイSF時代劇ギャグバトルアニメだ。

 今回試遊した「キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!」は、サイドビュー視点で繰り広げられる2Dアクションの醍醐味を凝縮した、特別仕様のゲームとなっている。プレイヤーはヤッ太郎たちを操作して次々と現れる敵を倒し、時には華麗にかわして先へと進んでいく。

【『キャッ党忍伝てやんでえ』ビデオゲーム・アナウンストレーラー】

 操作方法は左スティックまたは方向キーでプレイヤーの移動、□で攻撃、×でジャンプなどオーソドックスなもの。これらはゲームの進行に伴って画面下段に順次説明されていくので、わからなくなるようなことはないだろう。

 敵に接触したり攻撃を喰らってしまうとダメージとなり、画面左上のHPメーターが減少していく。とはいえ試遊バージョンを体験した感覚としては、そう簡単にやられてしまうことは無いようで、敵が出現してもダメージを気にすることなく先へとガンガン進めるのがありがたい。

プレイの進捗に合わせて、画面下に逐一チュートリアルが表示される。これならば、説明は後回しにして一刻も早くゲームを試遊したい! という人でも安心だ。
敵によっては、飛び道具で攻撃してくるものもいる。その際、地面や床に刺さった槍や剣などは△ボタンを押してプレイヤーキャラが回収することで自分の武器となり、離れた相手へ投げてダメージを与えることが可能だ。

 プレイヤーキャラクターは最初、ヤッ太郎での出陣となるのだが、ゲーム進行に伴ってスカシー、プルルンとキャラが変わっていき、最終的に3人が揃うとLRボタンで自由にキャラチェンジすることが可能となる。スカシーなら一定時間空中を滞空したり、プルルンであれば遠距離からの攻撃が得意などの特徴を持っており、それを活かさないと先へ進めないステージ構成になっている場所もあるので、逐一キャラクターをチェンジして進めるパズル的な要素が入っているのも面白い要素の一つだ。

ヤッ太郎は剣での攻撃だが、スカシーは空中をある程度自由に飛べ、プルルンならば遠距離から攻撃を仕掛けることができる。しかもある程度は誘導してくれるため、アクションゲーム初心者には嬉しいだろう。なお、R1を長押しすると必殺技メニューが開いて使う必殺技を選べるほか、□ボタンを押しっぱなしにすれば溜め攻撃もできるなど、攻撃方法も多彩に用意されている。

 また、プレイ開始時や要所ではアニメーションでのイベントシーンが挿入されるのだが、ここで流れる映像は本作のために、開発元であるオランダのゲームスタジオBlast Zero社が完全新規で制作している、非常に気合いの入ったものとなっている。アニメーションシーンではテレビ放送されていた時代を考慮してか画面が4:3で表示されるなど、90年代のセル画アニメを思い起こさせる仕上がりになっているのも特徴の一つ。この当時テレビアニメを見ていた人であれば、懐かしつつも新しい本作のアニメーションに感心することだろう。

 キャスト陣も豪華で、ヤッ太郎役に山口勝平氏、スカシー役に山下誠一郎氏、プルルン役に折笠愛氏、カラ丸役に山寺宏一氏、おタマ役にこおろぎさとみ氏、そしてナレーターとして堀内賢雄氏が参戦しているなどテレビアニメ版とほぼ同じで、試遊で声を聞いて本当に感動してしまった。なお、スカシー役を演じている山下誠一郎氏は、オリジナルで声優を務めた小杉十郎太氏と同じ事務所の後輩だ。

イベントシーンでは、セルアニメと言われても違和感のないアニメーションが流れる。もちろんフルボイスのほか、試遊バージョンは東京ゲームショウ2026でしか聞けないセリフやナレーションになっているので、この機会を逃すと二度と聞けないかも!?

 各ステージの最後まで進むと、中ボスやボスキャラクターが登場し戦うことに。今回は、カラ丸が捨て台詞を残して去ったのちに出現するカラカラ一族のカラス忍者たちや、テレビアニメ「キャッ党忍伝てやんでえ」の第22話に登場する巨大メカ・オバカ3号との戦いを体験することができた。

 カラス忍者は複数で出現してくるため非常に厄介なほか、オバカ3号は巨体を利用した体当たりと爆弾攻撃を仕掛けてくるので、かなりの強敵となる。とはいえ、ある程度プレイすると敵の攻撃パターンも分かってきたので、やりこむほどに面白さが増していきそうだ。アクションゲームが好きな人ならば、ハマること間違いナシだろう。

カラス忍者とオバカ3号は、どちらもステージの区切りで登場する強敵。試遊プレイではそう簡単に負けないようになっているので、積極的にアタックしていきたい。
「当日会場にて発表予定」とされていた、本作を試遊するともらえるノベルティグッズも公開。今回は、ヤッ太郎たちのアクリルスタンドとなっている。細部まで良く出来ているので、その昔に「キャッ党忍伝てやんでえ」を見てハマったという人ならば、是非とも手に入れたいアイテムだろう

 人気を誇ったテレビアニメでも時代が下ってしまうと忘れられてしまうことが多いが、本作は制作スタッフの深い愛と情熱によって復活した奇跡のタイトルと言える。しかも、試遊した限りではゲームとしても申し分なく、さらには原作アニメ「キャッ党忍伝てやんでえ」でシリーズ構成を手掛け、今回の試遊版では日本語脚本を担当したあかほりさとる氏からも「35年経って再び関われたのは奇跡。完璧な“新作”がやってきたと感じるクオリティの高さ」との熱いコメントが寄せられるなど、期待値も非常に高い。

 発売日の正式発表はまだとなっているが、当時ハマった人はもちろんのこと、出演する声優さんやスタッフに惹かれたという人、面白そうなアクションゲームを探していたというプレイヤーは、この機会にしか体験できない試遊版を遊びに足を運んでみてはいかがだろうか。