先行レビュー

「モンハン」や「ストリートファイター」を全身で遊ぶ! カプコンの体験型施設「CAPCOMIX みなとみらい」を先行体験

7月17日オープン。ハリウッドザコシショウさんも「プライベートで来たい」と太鼓判

【CAPCOMIX みなとみらい店】
7月17日 オープン
場所:MARK IS みなとみらい4階

 カプコンは、体験型アミューズメントと公式のアンテナショップを複合した「CAPCOMIX(カプコミクス)みなとみらい店」を7月17日にグランドオープンした。場所は、神奈川県横浜市「MARK IS みなとみらい」の4階。

 本店舗は、カプコンの人気IPを活用したコンテンツを含む各種アクティビティが体験できる「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」のほか、同社が発売する人気ゲーム作品のキャラクターグッズを購入することができる。また、「ストリートファイター」、「鬼武者」、「バイオハザード」といった人気シリーズのオリジナルVRコンテンツが楽しめるエリア「VR-X」(利用には別途料金が必要)も併設されている。

 「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」の利用料金は平日大人が90分2,300円より。土日祝日や、ハイシーズン時期は価格が変わる。7月17日から31日まではオープン記念価格で60分500円で利用できる(カプコンアミューズメントアプリ会員限定)。

 グランドオープンを控える7月16日には、メディア向けの内覧会が開かれた。内覧会では、カプコン エンターテインメントエクスペリエンス事業統括 副統括の青木純也氏が登壇したほか、スペシャルゲストに“ゲーム好き芸人”として知られるハリウッドザコシショウさんが登場。施設コンセプトの紹介に加えて、ゲスト自ら「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」のアクティビティを体験する様子が披露された。

 本稿ではそんなメディア向けの内覧会の様子をお届けするとともに、いくつかのアクティビティに参加した感想を合わせてお送りしていきたい。

左:ハリウッドザコシショウさん、右:カプコン エンターテインメントエクスペリエンス事業統括 副統括 青木純也氏

「ええやんええやん」ザコシが刀を振り、ポーズを決める!「Crazy BANeT」を笑いとともに実演

 冒頭では青木氏が、新施設「CAPCOMIX みなとみらい」のコンセプトについて簡単に説明した。同施設は、「ココロもカラダもごちゃ混ぜで楽しめ!」をテーマに、ゲームを「遊ぶ」だけでなく、実際に身体を動かしながらカプコンIPの世界を体感できる施設としてオープンする。

 東日本では初となる「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」を中心に、子ども向けの「Kids BANeT」、カプコンオリジナルのVRコンテンツを体験できる「VR-X」、最新タイトルの試遊コーナー「DIVE! CAPCOM」、さらにカプコンストアなどを備え、幅広い層が楽しめる複合型の施設となっている。

 青木氏は「地元のお客様だけでなく、観光で訪れる方や海外からのお客様にも遊んでいただき、カプコンのIPに触れていただきたい」と語った。また、「MARK IS みなとみらい」が「みなとみらい駅」直結という立地についても触れ、「ショッピングや映画鑑賞、お食事と合わせて立ち寄っていただき、子どもから大人、ファミリー、若い世代まで幅広い方に楽しんでいただける施設になっています」と、あらためて商業施設のアクセスの良さを強調する。

 今回の内覧会には、スペシャルゲストとしてお笑い芸人のハリウッドザコシショウさんがが登壇している。銅鑼を連打しながら登場したハリウッドザコシショウさんは、「カプコン最高!」と第一声を上げ、会場の笑いを誘った。

 トークセッションでは、普段から格闘ゲームやサバイバルホラーを好んでプレイしているという。カプコンのタイトルについては「ほぼほぼ遊んでます!」「カプコンさんのサバイバルホラーはめちゃめちゃ好き」と笑顔でコメント。今回初めて施設内を見た印象については、「体験型のゲームがいっぱいあるだけじゃなくていろんなものがあるので、これはすごい楽しめるんじゃないですかね。本当にプライベートで来たいです。ええやん」と期待を語る。

 内覧会では、ハリウッドザコシショウさんが実際に「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」を体験していった。

 「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」は、デジタルとフィジカルを融合した体験型アクティビティ「Crazy BANeT」に、「モンスターハンター」「ストリートファイター」「鬼武者」などのカプコンIPを活用したアクティビティを加えたもの。利用時間中はどのアクティビティも遊び放題となる。

 今回は数々あるアクティビティのうち、ハリウッドザコシショウさんは「鬼武者チャンバラ」、「カプころんフィーバー」、「カプコンキャラモーション」の3種類に挑戦した。

 「鬼武者チャンバラ」では、光った的(ボタン)を刀(に見立てた柔らかい素材の棒)で素早く斬るゲームに挑み、全力で刀を振るう。しかし、動きの割にその結果は芳しくなかったようである。「カプころんフィーバー」では次々とキャラクターをつなげ、高得点を記録するとガッツポーズを見せ、「これはいきましたね!」と満足げな表情を浮かべた。

 「カプコンキャラモーション」では、スクリーンに投影されたキャラクターと同じポーズを取って壁をくぐり抜けるゲームだ。ただ、思うように判定が合わず苦戦。それでも最後は「実に面白かった」と、どこか誇らしげな笑顔で実演を締めくくった。

「鬼武者チャンバラ」
「カプころんフィーバー」
「カプコンキャラモーション」

 今回実演した3つのアクティビティの中では、「カプころんフィーバー」が特にお気に入りだったようで、「初めてなのに1万5千点取れた。これはお子さんでもいけるんじゃないかなっていうのはありますね」と明かした。一方、「鬼武者チャンバラ」は「もうちょっと練習したらバーンといけるんじゃないかなっていうのはあります」とリベンジに意欲を見せている。

 芸人仲間の「誰に最初に勧めたいか」を聞かれると、「同期のケンドーコバヤシとかいいんじゃないですかね。新婚だから奥さんと一緒にやったら夫婦円満ですよ、これ。ええやん、ええやん」とコメントした。ハリウッドザコシショウさんらしい回答で会場の笑いを誘った。さらに、一番好きなカプコンタイトルとして「バイオハザード」を挙げた。「プレイステーション1の時からずっとやってたんで。そっからもうずっとやってるんでね。ええやんええやんですね」と長年のファンであることを明かしていた。

全身でカプコン作品を遊び尽くす!「Crazy BANeT」の注目アクティビティを体験

 ここからは、限られた時間の中で実際に体験できた「Crazy BANeT」のアクティビティについてお届けしたい。

 「Crazy BANeT」では、全18種類のフィジカルアクティビティを遊ぶことができる。その中でも6種類は、カプコンが発売している自社タイトルにちなんだアクティビティとなっている。

スティックで素早く鬼を斬る! 「鬼武者チャンバラ」

 エリアに入場してからまず目を引くのが、前項の発表会でも登場した「鬼武者チャンバラ」。プレーヤーは、刀状のスティックを手に持ち、幻魔のパネルに付いた5箇所のボタンを叩き押しながらスコアを伸ばしていく。発光するボタンをスティックで押し込めれば斬撃としてカウントされ、あたかもゲーム内で敵をバッサリ切りつけたようなSEが演出される仕組みだ。

 結論から言えば、ハリウッドザコシショウさんが苦戦していたように、筆者もまた苦戦してしまった。光るボタンは5箇所なので決して多くはない。がしかし、光の消えるタイミングが中々シビアだ。斬撃に成功したら、急いで次の光るボタンを押さなければならないのだが、どのボタンが光るかはもちろんランダム。ボタンを押し込めていないと、斬撃カウント扱いにはならないため、割としっかり刀で打ち込む必要がありそうだ。目まぐるしく忙しないが、短時間でカロリーを消費できそうなゲームとなっていた。

より高く昇竜拳を決める「ストリートファイター 昇龍拳ジャンプ」

 次にプレイしたのが「ストリートファイター 昇龍拳ジャンプ」。こちらは「ストリートファイター」シリーズのリュウとケンが使う必殺技「昇龍拳」をモチーフとしたゲームである。筐体の前で「昇龍拳」のポーズのままジャンプして、その高さを計測するといった趣旨。ジャンプの高さはランキング形式でスコアボードに記録されることから、プレーヤーたちが自主的にランキング入りを目指したくなる設計だ。

 ゲームを開始すると、筐体に付けられたセンサーがプレーヤーの身体をスキャンし始める。このとき、ジャンプ力の計測を正確に行うために、プレーヤーは片腕を上げる必要がある。スキャンが終われば、モニター上のアナウンスに合わせて、実際にジャンプを行っていく。

 本アクティビティは、2回に分けてジャンプを行う。その中で記録の良いものが、スコアボードに入賞する。まず、最初の1回目。映像に合わせてジャンプしてみたものの、“昇龍拳ポーズで跳躍する”ことの気恥ずかしさを捨てられず、スコアは思ったより伸びなかった。そして2回目では、何とか恥ずかしさを捨てて思い切りの良いジャンプができたと思う。

 1回目のスコアを更新できたのか、記録更新の表示とともにモニターの中でリュウが昇龍拳を敵に決めている。残念ながらスコアボード入りすることはできなかったが、友人や家族と大いに盛り上がりそうな手応えを感じた。ジャンプするだけなので、わかりやすいのも嬉しい。

大画面でパズルをする「カプころんフィーバー」

 「Crazy BANeT」エリアの中では、大型スクリーンを用いたアクティビティが複数設けられている。その中でも、直感的に遊べて誰にでもオススメできそうなものが、「カプころんフィーバー」だろう。ハリウッドザコシショウさんもイチ押しのアクティビティだ。

 このアクティビティは、カプコンの人気キャラクターたちを一頭身にデフォルメした“カプころん”たちを繋げて消すパズルゲームとなっている。プレーヤーは、スクリーンに表示された、同一のカプころんたちをスティックで繋げて消していく。同じカプころんが3つ以上ラインで接続されると、軽快なSEに合わせて盤面から消え、スコアに加算される。

ハリウッドザコシショウさんも実演で楽しんでいた

 制限時間以内にどれだけでスコアを伸ばせるか、遊びの指向は至極単純だが、思った以上に心地よい手強さがある。……というのも、こうした「マッチ3パズル」は、本来スマートフォンゲームの文脈で採用されやすいゲームジャンルだが、このアトラクションは大画面であるため全身を使う体験になっている。画面全体を常に俯瞰し、指先ひとつで手軽にササっと消せるパズルゲームではなく、大型スクリーンを見回して、スティックでラインを引かなければならない。

 単に形だけを見れば、パズルゲームが大掛かりになっただけではあるが、“ミクロなゲームがマクロなゲーム”にスケールアップしたことで得られるゲーム体験は、まるで違う。指先での遊びから全身を使った遊びに転じるのだから、運動力が新たに求められてくる。集中力と観察力、一瞬のひらめきに加えて、身体的なライン捌きが重要なのだ。パズルを消す爽快感と、全身を使って運動する気持ち良さの両方が楽しめる。

矢をつがえつつ連射せよ「モンスターハンター アーチェリー」

 最後に「モンスターハンター アーチェリー」を紹介しよう。こちらのアトラクションは、ほかの大型スクリーンを使ったアトラクションとは、アプローチが一味違う。プレーヤーは、「モンスターハンター」シリーズの“ハンター”となって、スクリーンに表示されたモンスターを「弓」で討伐する。弓とは、タイトルにもある通り小型のアーチェリーなのだ。

 今回の内覧会では、難易度ノーマルにあたる「リオレウス」を体験した。リオレウスと言えば、シリーズを象徴する“空の王者”として名高いが、一部のタイトルでは中々地表に降りて来ないことでも知られている。その名に恥じないハンター泣かせなモンスターとしても有名だ。しかし、問題はない。なにせこちらの武器は弓なのだから。

 ゲームが始まると、スクリーンいっぱいにリオレウスが投影される。「モンスターハンター」シリーズは、マルチプレイが醍醐味のハンティングアクションだが、このゲームではプレーヤーvsリオレウスの真剣勝負だ。ハンターの体力とリオレウスの体力のどちらが先に力尽きるか、である。

 遊び方自体は簡単だ。投影されているリオレウスに対し、弓で狙いを付けて矢を放てばいい。矢がスクリーンに当たると、エフェクトとともにリオレウスにダメージが与えられる。体感的には想定以上に矢の当たり判定精度が高く、リオレウスの身体からほんの少し矢が逸れると、映像でもきっちりハズレ扱い。そのため、しっかり狙いを付けて確実に当て続けなければならなかった。

 挑戦結果としては筆者の完敗である。アクティビティ用のアーチェーリーとはいえ、弓の弦を引くのにそこそこ力を使う。ゲーム内ではハンターとリオレウスがお互いに体力を削り合うわけだが、アーチェーリーによって、遊んでいる現実側のプレーヤー自身も体力を失う。これは体験してみないと実感できない盲点だった。

 また、敗因の大きな理由が“矢をつがえる難しさ”である。小型ながら本格的なアーチェーリーなので、遊びながら慣れていくしかないのだが、弓の硬く細い弦に対して矢をセットする動作がとにかく手こずる。筆者はアーチェーリー未経験なので、記憶の片隅にある弓矢の使い方をおぼろげながらなぞるくらいでしか対応できなかった。何かコツがあるのだろうか……。

 弓矢の準備でモタモタしているうちに、ダメージを受けてしまう流れが多かった。スクリーンに投影された空の王者が、筆者を見てほくそ笑んでいる気がして実に悔しい。カプコンタイトル系のアクティビティの中では、「鬼武者チャンバラ」に並ぶフィジカル系のアクティビティだと言える。

弓矢とはこうも難しいものなのか……

 時間の都合で全てのアクティビティに挑戦することはできなかったが、コンセプトのフィジカルアクティビティの名に恥じないゲーム体験を、楽しむことができたと思う。ほかには同じく大型スクリーンを使用したものから、ビニールボールに入って行う相撲ゲーム、お馴染みのバスケットボールを使ったフリースローゲームに、エアホッケー、サブサッカーといったアーケードゲームらしい対戦型筐体も用意されていた。

 今回紹介した4種のアトラクションはもちろん、残りのアトラクションの一部は、大阪にある「CAPCOMIX あべのHoop店」で遊ぶことができる。住んでいる場所によっては、そちらの選択肢も大いにアリだ。

 なお、「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」は、小学生未満は入場できないので注意が必要だ。ただ、本施設には「1〜8歳」を対象にした「Kids BANeT」も併設されているため、ご家庭で遊びに行く場合はこちらを選択してもいいだろう。さらに補足すると、「Crazy BANeT with CAPCOM ALL STARS」、「Kids BANeT」、VRが楽しめる「VR-X」は同じフロアにあるがそれぞれ別の施設となっているため、利用には別途料金が必要となっている。

「Kids BANeT」エリア
「VR-X」
「BIOHAZARD VALIANT RAID」より
「ストリートファイターVR シャドルー強化計画」より

 併設されているカプコンストアでは、みなとみらい店の限定グッズも一部販売されている。また、みなとみらい店では、入り口に「ストリートファイター6」からジェイミーとルークの等身大フィギュアが設置。店舗の奥には、「バイオハザード レクイエム」から、主人公・グレースと、「モンスターハンター」シリーズの人気キャラクター・アイルーの等身大フィギュアがそれぞれ姿を見せている。

 オープン前日ということもあり、会場の前では多くの一般客や外国人観光客たちが、興味深そうに覗いていく様子が印象的だった。東日本で待望のグランドオープンを迎えた、カプコンずくめなアミューズメント施設を、ぜひ1日でも早く体験していただきたい。