先行レビュー
「モンハンストーリーズ3」プレビュー! 本格RPGとしての魅力とオープンワールドのような解放感
本格RPGであり“オープンワールド的”でもある意欲作
2026年2月13日 00:00
- 【モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~】
- 3月13日 発売予定
- 価格:
- 通常版 8,990円(パッケージ版/ダウンロード版)
- デラックスエディション 10,990円(ダウンロード版のみ)
- プレミアムデラックスエディション 11,990円(ダウンロード版のみ)
カプコンの新作RPG「モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~(モンハンストーリーズ3)」が、3月13日に発売される。本作は「モンスターハンター」シリーズから派生したRPGの第3弾で、プレイステーション 5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC(Steam)向けに開発が進められている。
本シリーズはモンスターと絆で結ばれた“ライダー”となって世界を冒険していくという内容で、壮大なストーリーや自由度の高いフィールド探索、奥の深い戦闘システムなどが魅力となっている。
今回は本作を先行プレイした上で、開発陣にオンラインインタビューを行なう機会にも恵まれた。「一体どんな狙いで制作されたゲームなのか」という部分も含めて、さまざまな視点から本作の魅力を紹介していきたい。
大人にこそ刺さる? 序盤から怒涛のストーリーに引き込まれる本格RPG
物語はアズラルという国で発掘されたタマゴから、絶滅したとされていたリオレウスが生まれるところから動き出す。そのリオレウスは双子で、200年前の内戦で不吉の象徴とされた蒼鱗の双竜だった。環境の荒廃が進むなか、アズラルと敵国・ビュリオンの緊張関係も高まっていく。
主人公はこのアズラルに生まれた王子(もしくは姫)で、国内唯一のレウスライダーでもある。またレンジャー隊のリーダーとして、モンスターの保護やタマゴ石の調査といった活動に奔走している。
インタビューでは、物語のテイストについて目指すところが「少年マンガ」ではなく「青年マンガ」であることを開発陣が明かしていた。未熟な主人公が成長していく物語ではなく、むしろ主人公がリーダーとしてみんなを引っ張っていく物語となっていることは、そうした方向性をはっきりと示している。
実際にゲームをプレイすると、ほかにも大人向けのストーリーであることを感じさせる要素がいくつも発見できる。作中世界では「石化現象」によってモンスターたちが危機に瀕しており、主人公はなによりも生態系の保護活動に関心をもっている。しかし父であるアズラル国王はそうした生き方を許そうとしない。レウスライダーである主人公を国防の要として、ビュリオンとの戦争に差し向けるのだ。
さらには序盤から激動の展開が巻き起こり、主人公は過酷な運命に翻弄されていくことに。各キャラクターの立場に応じた考えや思惑がストーリーに反映されるなど設定やストーリーに力を入れた“本格RPG”となっているため、これまで「モンスターハンター」に触れてこなかった人でも安心して楽しめるはずだ。ちなみにシリーズの過去作とも物語的なつながりはないため、本作から始めてもまったく問題はない。
また物語について言えば、仲間となるキャラクターたちの魅力にも触れないわけにはいかない。自分が信じる正義のために行動するビュリオンの王女・エレーヌ、純真無垢なレンジャー隊の新人・ティオなど、個性豊かな面々が揃っている。しかもメインシナリオとは別に、各キャラクターのサイドストーリーも用意されているため、よりその魅力に引き込まれていくはずだ。
戦闘システムの仕組みはどう進化? スリルあふれる強敵との遭遇も
ゲームの流れとしては本家「モンスターハンター」とは別物で、クエストを受注する必要はない。目的地に行ったり、キャラクターと会話したりすることでどんどんメインストーリーが進行していく。またメインストーリーとは別にNPCから依頼されるクエストやレンジャーの仲間にまつわるサイドストーリーも用意されており、自分のペースで寄り道を楽しめる。
戦闘システムについては基本的にターン制のコマンドバトルで、主人公とバトルメンバー1人にそれぞれのオトモンが協力して戦うことになる。行動を自由に選択できるのは主人公のみで、自分のオトモンに対してはスキルの指示や入れ替えの指示を出すことが可能だ。残りのバトルメンバーとそのオトモンは自動で戦闘をサポートしてくれる。
また戦闘の肝となるのが「真っ向勝負」の仕組み。自分と敵がお互いに攻撃ターゲットにしている状況で発生し、「パワー」と「スピード」、「テクニック」という3つの攻撃タイプによる三すくみの判定が行なわれる。
そのほか部位破壊の要素もあり、部位に応じて斬・打・突の3タイプが弱点として設定されている。主人公は各タイプの武器を同時に装備することが可能なので、攻撃したい部位に合わせて武器を切り替えながら攻撃することが重要だ。
そして本作から新要素として追加されたのが「竜気ゲージ」というシステム。これはモンスターの気力を示すもので、部位破壊などによってゲージを削ることでモンスターが疲労状態になり、攻撃を回避しやすくなる。さらに「竜気ゲージ」を削りきるとモンスターがダウンし、仲間と一緒に総攻撃する「シンクロラッシュ」を行なうことができる。
「シンクロラッシュ」は大ダメージを与えるだけでなく、絆ゲージの上昇というメリットもある。絆ゲージが一定に達するとモンスターにライドオンし、必殺技にあたる「絆技(きずなわざ)」を放つことができる。すなわち部位破壊からモンスターをダウンさせ、「シンクロラッシュ」や「絆技」へとつないでいく……といった形で、戦闘の局面がテンポよく切り替わっていく。
また戦闘中には敵の形態が変化し、行動パターンや攻撃のタイプが変わっていくため、プレーヤーは戦況に合わせて戦い方を変えなければならない。このように本作のバトルシステムはシンプルでありながら戦略性の高い仕組みになっているため、単調にならず、飽きずに楽しめる印象を受けた。
そんな本作のバトルにおいて、とくに面白いのが「凶異モンスター」との戦い。これは石化現象によってパワーアップした個体のことで、本来そのモンスターが持ちえない力によって攻撃を仕掛けてくる。身体の一部が石化しており、そこが弱点になっているものの、下手に攻撃すると「厄石反射」で強力な反撃を受けてしまうため、タイミングを見計らうことが重要となる。
また戦闘に関していえば、本作から追加された「侵獣帰巣戦(しんじゅうきそうせん)」もユニークな要素だ。
「侵獣帰巣戦」とは絶滅危惧種のタマゴを保護するためのミッションなのだが、そこで対峙するのは侵獣という強力なモンスター。正面から倒すことはできないため、特定の条件を満たして巣に帰らせることが目的となる。
なおディレクターの大黒健二氏は「侵獣帰巣戦」を追加した理由について、「未知の体験」を担保するという狙いを語っていた。ある程度何が起こるか決まっているRPGという様式を逆手にとって、何が起こるかわからない予測不可能な体験を実現したかったという。
実際に侵獣戦は他のRPGにはないシステムとなっており、まずはフィールド上でその侵獣の生態についての手がかりを探し、その後戦闘に突入するという流れになっている。力では敵わないモンスターを“生態の知識”をもとに攻略するという流れは、本シリーズならではの面白さであり、「モンスターハンター」とRPGの融合という試みの達成と言っても良いかもしれない。
まるでオープンワールド! 自由で気持ち良いフィールド探索
本格RPGとして研ぎ澄まされた本作だが、インタビューでは「ほかのRPG作品とどう差別化しているのか?」という質問にも答えてもらった。そこで挙がったのが、フィールドの探索要素だ。
本作では冒険の舞台として広大なフィールドが用意されており、仲間になったモンスター(オトモン)に乗りながら自由に旅をすることができる。そして各モンスターにはさまざまなライドアクションが用意されており、空を飛んだり、壁を上ったりと、世界を立体的に探索できる仕組みだ。
基本的には箱庭を探索する作品となっており、マップの切り替わりがある以上、定義上はオープンワールドとは言えないものの、プレイした感触はかなりオープンワールドに近い。ライドアクションで移動も快適なので、フィールドを探索するだけでも十分楽しめるだろう。
すなわち本作の特徴は、本格的なRPGとしての戦闘システムと、爽快感たっぷりのアクションを融合させている点が魅力的に感じた。アクションを得意とするカプコンならではのゲーム性であり、まさに“いいとこどり”になっているように思う。
なおリードゲームデザイナーの若原大資氏に伺ったところ、フィールド探索の面白さを引き出すための工夫として、“一見探索できなさそうな場所に実は行ける”といった体験を用意していることを挙げていた。
またアズラル周辺のフィールドであれば「この湖の向こう側まで行ったら何があるんだろう」と思わせるなど、プレーヤーの興味を引く導線を用意していることもポイントのようだ。
レンジャー隊の使命を追体験! 斬新な「里孵し」のシステム
本作は冒険中に手に入れたタマゴを孵化させると、そのモンスターがオトモンになるという育成システムが存在する。しかし今作からは新要素「里孵し」として、モンスターを自然にかえしてやるという選択肢が追加された。
「里孵し」を行なうことでそのエリアにおけるモンスターの「生態ランク」が上昇し、より強力なモンスターや突然変異種のタマゴが生まれるようになる。また「双属性」として、元々の属性とエリア属性を併せ持ったモンスターが生まれるという仕組みもあり、育成要素が奥深いものとなっている。
また危惧種を「里孵し」すると、そのエリアに危惧種のタマゴが出現するようになるという形で、自然環境にも影響が現われる。いわば生態系を保護するというレンジャー隊の活動を、ゲーム上の体験として実装したものと言えるだろう。ある種のロールプレイを促す仕組みであり、これもRPGとしての面白さに拍車をかけている。
なお開発陣によると、「里孵し」がプレーヤーにとってただの作業にならないよう、リターンを工夫しているとのことだが、「生態ランク」などの仕組みによってそれは十分実現されているように感じられた。モンスターの巣に忍び込み、タマゴを保護する……という一連の流れに別の意味が与えられ、冒険がさらに楽しくなるからだ。
歴史の長い「モンスターハンター」シリーズならではのシステムを詰め込みつつ、まったく新しい境地にたどり着いた「モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~」。本格RPGであり、オープンワールド的でもある不思議なゲーム性だが、“闇鍋”のようにはならず、全体が調和している。「モンスターハンター」ファンもそうでない人も、ぜひ期待して発売日を待っていてほしい。
(C)CAPCOM


















































































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