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「モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~」をプレイ! 進化したUI&演出でフィールドを自由に飛び回る【TGS2025】
2025年9月26日 08:09
- 【モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~】
- 2026年3月13日 発売予定
- 価格:未定
「東京ゲームショウ2025」カプコンブースにて、2026年3月13日発売予定の「モンスターハンターストーリーズ(以下:ストーリーズ)」シリーズ最新作「モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~(以下:ストーリーズ3)」が試遊できる。
「ストーリーズ」シリーズは、ベースとなる「モンスターハンター」シリーズと共通した世界観を持ちながら、モンスターと絆を結び共に戦う「ライダー」の存在や魅力的なキャラクター達によるドラマ部分にフォーカスを当てた”物語”に強く力を入れたRPG作品だ。
「3すくみ」を応用したコマンドバトルやモンスターに「ライド」する事で様々なアクションが可能になったりと、本作ならではのゲーム体験が多くのファンを魅了し続けている。シリーズタイトルとしては2021年に発売された「モンスターハンターストーリーズ2 〜破滅の翼〜」から約5年ぶりの新作となる。
PVの段階から、前作より格段に進化した戦闘演出&グラフィック、色濃い新キャラクター達や新たな世界観などが見え隠れし、期待に胸を膨らませているプレーヤーも多いだろう。今回の「TGS2025」ではゲーム序盤のチュートリアルパートを試遊できたので、その内容を早速紹介しよう。
落ち着いたキャラクター多め。今作は大人向け路線か?
今回の体験では物語の序盤部分がプレイできる。プレーヤーは、モンスターの保護や生態系を管理し環境の再生を促す「ライダー」の集団、「レンジャー」の隊長だ。レンジャー隊の新人であるパーティーキャラクター「ティオ」の「森初め」を通じて、本作のチュートリアルが行われる。
チュートリアルでは、シリーズ恒例の「ライドアクション」によるフィールドの探索や、基本的なバトルシステムを改めておさらいできるので、初心者プレーヤーでも安心して遊ぶことができる。
ストーリーを進める上で、本作の世界観や各キャラクターについても少しだけ体験する事ができる。生態系を脅かす異様な力を持ったモンスター「凶異モンスター」の存在、世界各地で発生している「石化現状」や「たまご石」の謎など、物語の根幹となる謎が早速提示されている。
「レンジャー」はそれらの影響で絶滅の危機に瀕しているモンスターの保護や自然調査を生業としている集団のようだ。
今作の主人公は、舞台の1つとなる「アズラル」の王子/姫(男女で選択可能)でありながら「レウスライダー」として高い能力を認められたレンジャー隊の隊長でもあるという、とかなり濃密な設定だ。
新人の「ティオ」を優しく導いている事からも人の良さが滲み出ており、落ち着いた雰囲気と合わさって既存シリーズのプレーヤーの分身達とはまた異なるテイストのキャラクターとなっている。
「森初め」の後半ではボス戦となる「パオウルムー」と「凶異チャタカブラ」との連戦が待ち受けているのだが、緊急事態にも臆さず冷静に仲間を導く姿が印象的だった。王家に仕えるオトモアイルー「ルディ」や主人公の親友「シモン」も既にある程度成熟した感性のキャラクターだったので、今作の旅路は少し大人向けな感じなのかもしれない。
新たな駆け引きで戦略性が増したバトル
本作からの新システムについてもある程度触る事ができたので紹介しよう。まずは「ライドアクション」周りについてだ。新たな駆け引きで「ライドアクション」となる「ブレス」と「近接攻撃」は探索にもバトルにも直結する要素となる。
文字通りレウスの火球を放てる「ブレス」はフィールドのギミックを破壊したり遠くからモンスターエネミーに攻撃を仕掛ける事ができ、「近接攻撃」は近距離で攻撃を仕掛ける事ができる。
攻撃をヒットさせると、既存シリーズのバックアタックと同じ感覚で有利な状況からバトルを開始する事ができるため、積極的に狙うシステムとなる。従来作品よりも直感的に有利に戦闘を開始できるので触り心地は良く、フィールドアクションで実際にモンスターの攻撃を駆使できるのはかなり楽しい操作感となっていた。
また本作ではフィールドでライドする「オトモン」を瞬時に切り替える事が可能となったので、探索の際のタイムラグも少なく、快適なゲーム体験に磨きがかかっているように感じる。
バトル回りについては、まずUIとグラフィック表現がより洗練されている事を強く感じた。
各種スキルや「絆技」を使用した際のバトルモーションはより派手にカッコよく進化し、「ダブルアクション」や「真っ向勝負」のカットインなども過去作とテイストが変化したので非常に見応えがある。
特に本作から登場したバトルメンバーと共に放つ「ダブル絆技」は、条件が通常よりも難しい事もあって威力が絶大かつ必殺技に相応しいド派手な演出となっているのでぜひ注目して欲しい。
戦闘システムで新たに追加された「竜気ゲージ」と「シンクロラッシュ」についても実際に体験する事ができた。
今作ではモンスターの気力を表す「竜気ゲージ」はモンスターの「ライド状態での攻撃」や部位破壊など強力なアクションを行う事で削る事ができ、ゲージを0にすると相手を「ダウン」状態にする事ができる。
「ダウン」している相手は隙だらけになり大ダメージを狙う事が可能だが、ここでモンスターが1体のみであれば継続して「シンクロラッシュ」を発動する事もできる。「シンクロラッシュ」は、パーティーメンバー全員で行う総攻撃で、大ダメージを与えつつ「ライド」に必要な「絆ゲージ」を大きく上昇させるので狙い得なアクションだ。
実際にプレイした感じだと基本的にバトル中は相手の形態変化を解くために部位破壊を狙ったり、大ダメージを狙うために「ライド」を駆使するので、普通に戦っていれば意識しなくても「竜気ゲージ」は削れる印象だ。
ただスキルによってゲージを大きく削れたり、「シンクロラッシュ」から繋げるように「絆技」に繋ぎ大ダメージを狙うといったコンボ要素もあるので、削るタイミングや方法はかなり大事になりそうだ。
戦略的に強力なだけでなく、カッコいいスキルを連続で叩き込む爽快感の強い要素となっていたので本作をプレイする際には積極的に狙いたいシステムだろう。
試遊の最後に体験できる「凶異チャタカブラ」戦では、「凶異モンスター」独自の面白さの片鱗を味わう事ができる。
「凶異モンスター」通常のモンスターとは異なる強力な攻撃「凶撃」が可能な事に加え、独自の部位破壊箇所である「石化部位」を狙って攻撃すると「厄石反射」というカウンター攻撃を行ってくる。
「厄石反射」はモンスターごとにカウンタータイミングが異なり、プレーヤー目線だと予測不能なアクションが多い事が特徴と言える。
加えて「凶異チャタカブラ」は本来の特性である腕に鉱石を纏う形態変化も織り交ぜてくる。
その際にプレーヤーは安全を考慮して腕の部位破壊を狙うのか、腕に意識が行き「厄石反射」が行われないこのタイミングを狙って「石化部位」を狙うのか、戦略方針を決めるタイミングがやってくるのだ。
どちらにもリスクとリターンが存在し、プレーヤーの選択でバトルが大きく変化する面白いギミックとなっていた。
今作のボス戦では従来のような形態変化・部位破壊による駆け引きに加え、「石化部位」による駆け引きも追加された事でより戦略性が増したように感じる。
味方メンバーの攻撃先や共に戦う「オトモン」のスキルによって行動の選択肢も分岐するので、非常にやり応えのあるバトルを期待できるだろう。
今回試遊した範囲は以上となる。体験の範囲でも十分本作の魅力が詰まった満足のボリューム感となっていたので、気になる人はぜひ「TGS2025」のカプコンブースへ遊びに行ってみてはいかがだろうか。
(C)CAPCOM





























































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