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ゲームボーイ風の質感が良い! 対話ADV「BatteryNote」に注目【TIGS2025】

次作「DRINKRIME」にも期待

【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025】
開催期間:3月8日~3月9日
メイン会場:武蔵野公会堂、吉祥寺東急REIホテル
チケット料金:
3月8日(ビジネスデイ):6,000円
3月9日(一般公開日):1,000円
TIGS2025での「BatteryNote」ブース

 3月8日と9日で開催中のイベント「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025(TIGS2025)」にて、アドベンチャー「BatteryNote」が出展している。2025年春発売予定。

「BatteryNote」

 「BatteryNote」は、壊れかけのロボットとの“最後の対話”を見届けるアドベンチャーゲーム。プレーヤーはゴミ捨て場に捨てられた3体のロボットから1体を選び、充電して起動する。すでにロボットたちの寿命は近いが、高電圧スイッチを使ってプレーヤーの手で破壊することもできる。

 面白いのは、ロボットたちはすでに「捨てられた存在」であり、どのロボットを問題を抱えていること。ロボットたちは感情豊かで、問題があるゆえに親しみやすいキャラクターとなっている。その終わりも、まもなくやってくるが……。

ダイナーのウェイターロボット、ジェシカ
オフィスを監視するためのセキュリティロボット、サーベリー
軍事用に開発されたと思しき戦闘ロボット、デバインドR7
スイッチを押すか否か。プレーヤーの選択次第だ

 1回のプレイは15分程度で、繰り返し遊ぶことが想定されている。繰り返す対話のなかで、彼らをどのように扱うかでエンディングが変化するという。ゲームボーイ風のシンプルだが暖かみのあるビジュアルと合わせて、心動かされる作品になりそうだ。

 開発した72studio氏は、こうした質感のゲームが大好きであり、同じようなビジュアルテイストの推理アドベンチャー「DRINKRIME」も開発している。

 「BatteryNote」は「DRINKRIME」の開発中に思いついたタイトルで、当初3カ月程度で開発できるはずが、1年ほどかかってしまったそう。「DRINKRIME」は「BatteryNote」よりも大掛かりな作品になるということで、こちらにも期待したい。

「DRINKRIME」