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パーク全体でゾンビ体験! イマーシブ・フォート東京「ハロウィン・ホラー」がマジで怖い

「新たなハロウィンの聖地」を掲げるゾンビパンデミックイベント

【#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)】

開催期間:9月13日~11月30日

場所:イマーシブ・フォート東京

チケット価格:期間限定1dayパス(大人4,800円、子ども2,000円)に含まれる

 9月13日より、東京・お台場にあるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」に期間限定のアトラクションが登場! それが「#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)」だ。

 タイトルが示すとおり、ハロウィン向けのイベントで、お台場を「新たなハロウィンの聖地」にする、という触れ込みで斬り込んだ、意欲的なイベントとなっている。

 イベントは2つの大きな体験アトラクションを元に構成されており、日中は仮装しながらフォルテヴィータの街を楽しみ、夜は一転して発生したゾンビたちとのスリリングな体験ができる。そんな昼夜まったく別の楽しみを体験できるのが、今回の「#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)」だ。今回は、この2つのイベントを体験取材したので、皆さんのその楽しさと恐怖をお届けしよう。

まったく正反対のイベントがひとつになって楽しめる!

「パーティ・フェスタ!」マスカレードバージョンで歌やダンスを楽しもう!

 「#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)」お昼の部は、ゲストが仮装をしながらフォルテヴィータの街を満喫できるのがポイントだ。

 普段のイマーシブ・フォート東京でもコスプレは可能だが、普段は保安などの面からフルフェイスの仮装などは禁止とされている。が、この期間中だけはOKとなる。仮装がメインのイベントになるため、着替えスペースも準備されているのが、特に女性のゲストには嬉しいところだろう。

 仮装イベントのメインにあたるのが、「パーティ・フェスタ!」のマスカレードバージョンだ。こちらは、舞台上のキャストが生歌や生演奏、ダンスでゲストをもてなす一大人気アトラクションで、このマスカレードバージョンでは出演者たちが仮装して登場する。

仮装したキャストが生演奏でもてなす
ステージ上を素晴らしいフォーメーションを見せるキャストたち

 ゲストもステージの周囲でダンスを楽しめるが、キャストか誘われてステージ上で一緒に踊れることもある。まさに、仮面舞踏会のようだ。

 ちなみに、仮装はちょっと……という人でも目元を隠す「マスカレード・マスク」を貰えるので、少し冒険してみるのも楽しいだろう。あ、俺は無理ですが。

 いずれにせよ、この「パーティ・フェスタ!」は、イマーシブ・フォートに来たなら絶対見逃せないイベントのひとつなので、ぜひこの限定バージョンを見て欲しい!

動きのあるステージなので、圧巻のパフォーマンスに目を離せないはず
仮装しながらでも、一流の生演奏が聴ける!
ゲストを招くキャストたち
ステージ上ではキャストと一体になって楽しめる
最後は紙吹雪が舞う夢のようなシーンで幕を閉じるぞ

マジでヤベぇゾンビに囲まれる絶叫体験「ハロウィン・ホラー」

 「パーティ・フェスタ!」はいつ見ても素晴らしいステージだが、どちらかというと闇属性の自分には華やかすぎるところがある。

 なので、個人的に楽しみにしていたのは、ゾンビを満喫できる夜のアトラクション「ハロウィン・ホラー」だ。前回取材した「今際の国のアリス~Immersive Death Game~」では、首輪爆弾で吹き飛ばされたので、今回は生き残る気満々である。なんと言ったって「バイオハザード」歴27年なのできっと楽勝のハズである。

 「ハロウィン・ホラー」のスタートはらフォルテヴィータの街創設200年を記念する、というイベント会場で始まった。このイベントには市長や製薬会社の社長など、さまざまなゲストが参加しており、地域住民が多数集まっていた。

 だが突然、空からヘリコプターが落下するという(どこかで聞いたような)事故が発生し、搭乗員が脱出してきた。だが、その搭乗員は助けようとしたSWATのような特殊隊員に襲いかかり、現場は地獄絵図へと一転する。ヘリに乗っていたのは、ゾンビと化した乗組員だったのだ。

明らかに怪しい製薬会社の社長。もしかして……
「まさかアレはカプコン製……?」と思わず頭をよぎる

 ゾンビに噛まれた感染者たちは次々にゾンビ化してさらなる獲物を探して街を徘徊し始める。だが、この一連の不幸はパーク全体のプロローグのひとつでしかない。この会場以外のあちこちでも、ゾンビパンデミックが起きているのだ。

 「ハロウィン・ホラー」はこの街全体がイベント会場であるため、ゲストは事件発生時の自分がいる場所で、それぞれ異なる体験ができるという。今回目撃したのはある意味ではイベントらしいイベントだったが、このような会場より、何もないようなところでゾンビ発生に遭遇するほうが怖いだろうなと思う。

 ちなみに……なのだが、人間型のゾンビが大量に出るだろうと思っていたら、巨大すぎてモンスターレベルのゾンビだったり、チェーンソーを持ったゾンビがいたり、その種類は多彩だった。

ステージ上は一気に物々しい雰囲気に
脱出した乗組員らしき人物を助けようとする武装隊員
そしてお約束のようにゾンビ化していた乗組員。俺なら絶対助けに近寄らないと思う

 体験アトラクションは、このゾンビパンデミック発生イベントで終わりではない。このあと事態を収拾するために、キャストに誘われてワクチンを探しにいくイベントなどに参加し、さまざまなゾンビ体験(語彙力……)をすることになる。

 自分もワクチン探しに随行したが、イヤイヤ、これがマジで怖いんですよ。屋内アトラクションである上に、照明も思いっきり落としているので、もはや目の前の人物が、同じゲストかゾンビかも微妙に判断できない。

 薄暗い明かりを頼りに、歩き方などで判断しつつ、ワクチン捜索をした。ゾンビは音や動きに反応するので、2体くらいに囲まれると、思わず直立不動の体勢を取ってしまった(苦笑) あくまで体験アトラクションだとわかっていても、本気でビビってしまった。

ステージ上一気に地獄絵図へと変化した
多数のゾンビが広場を埋め尽くす
個人的に一番ヤバイのがコレ。なんか、口から垂れているし……
お前は……ゾンビなのか?(こんな仮装のゲストも)
別の場所で発生したゾンビパンデミック。いや、これマジで怖いから!!

 ご紹介した2つのアトラクションは、ともて良くできていた。特に「ハロウィン・ホラー」のゾンビ演出は秀逸で、期間限定なのがもったいないくらいだ。

 これは、僕のようなゾンビ好きライターだけの話ではない。体験会終了後、イマーシブ・フォート東京の他のイベントに多数参加している一般ゲストにインタビューしたところ、「会期中にもう一度来たい!」と胸躍らせていた。

 また、今回がイマーシブ・フォート東京初体験という同行者も「こんなに胸がドキドキするイベントとは思わなかった」と、その新鮮な体験に大満足だったようだ。

 会期中は1dayパスも期間限定で大人4,800円で楽しめるので、まだ一度もイマーシブ・フォート東京のイベントを体験したことがない人は、ぜひこの機会に非日常を楽しんでほしい!

女子二人に感想を聞いていた……のだが、後ろ後ろ……