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AMD、「Oculus Ready PC」にGPUの供給を発表

1,000ドルPCにAMD Radeon R9シリーズを提供へ

10月6日発表

 AMDは10月6日、2016年第1四半期にVRヘッドセット「Oculus RIFT」の発売を予定しているOculus VRおよびDellと提携し、「Oculus Ready PC」向けにAMD Radeon R9シリーズを搭載することを明らかにした。

すでにIntelとNVIDIAが名乗りを挙げており、AMDが新たに加わることになる
Oculus RIFT推奨PCスペック。「Oculus Ready PC」は必然的にハイスペックなゲーミングPCということになる

 「Oculus Ready PC」は、9月に開催されたOculus VRのプライベートカンファレンス「Oculus Connect 2」で正式発表された「Oculus RIFT」推奨PCプログラム。「Oculus RIFT」の動作に必要とされるスペックを満たしたPCに「Oculus Ready」ロゴを付与し、「Oculus RIFT」の普及に一役買う存在となる。

 「Oculus Ready PC」の大きな特徴は、単にハイスペックPCを認定するプログラムではなく“1,000ドル以下”で提供されるところ。ハイスペックとコストパフォーマンスを両立させたOculus RIFT特化型のPCが「Oculus Ready PC」ということになる。

 今回AMDは、Dellと提携し、Dellの「Oculus Ready PC」および、Dellのゲーミングブランド「ALIENWARE」の「Oculus Ready PC」にAMD Radeon R9シリーズを搭載する予定。現時点では具体的にどのモデルを搭載するのかについては明らかにしていないが、AMD Radeon R9シリーズはそのコストパフォーマンスの高さのみならず、独自のVRテクノロジー「AMD LiquidVR」に対応。「AMD LiquidVR」では、快適なVR体験を提供するための低レイテンシーのVRパフォーマンスと、プラグアンドプレイによるVRヘッドセットの互換性をサポートするとしている。

(中村聖司)