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「ヴィーナス・プロジェクト」アニメキャラ登場スケジュールなど重大発表続々

そしてPS Vita版だけじゃない! スマホで音ゲーを6月にリリース!

4月26日 開催

会場:ヤクルトホール

イベント出演陣。左からゲーム版の更級美月役の田辺留依さん、香島夕役の根本流風さん、高野歌恋役を務める姫崎愛未さん、アニメ版の原エリコ役の秦佐和子さん、濡羽美烏役の早瀬莉花さん、流華・ソバガスキー役の飯田里穂さん

 ガラットは、PlayStation Vita用アイドル×熱血 新感覚アイドルストーリー「VENUS PROJECT -ヴィーナスプロジェクト-」のイベントを開催した。

 「ヴィーナス・プロジェクト」はPS Vita版のゲームをベースに世界観を共有しながらテレビアニメやコミックス、ライブイベントなどゲームの進行と現実がリンクしながら展開していくマルチメディアプロジェクト。4月21日にPS Vita版のゲームの配信が開始されると共にサービスがスタート。課金システムの不具合などもあったが現在は運営が行なわれている。

 また、すでに7月からはテレビアニメーションの放送が決定しており、ライブイベントも開催されていくことが明らかになっている。その第1回目のイベントとなるのが今回ヤクルトホールで開催された「『VENUS PROJECT』PS VITA発売記念イベント」となる。イベントにはゲーム版にメインキャラクターとして出演している姫崎愛未さん(LinQ)、田辺留依さん、根本流風さん、そしてアニメ版のメインキャストとなる秦佐和子さん、飯田里穂さん、早瀬莉花さんが駆けつけた。

 イベントは冒頭、根本さん演じる香島夕の曲「クロック・マドモアゼル」でスタートし、いきなり大きな盛り上がりを見せた。そこからたたみ掛けるようにゲーム版の新規発表が行なわれた。まずは「Formula Venus」の戦いを描く期間限定イベント「World Tour」はどんどん継続して行なわれる。9月に行なわれる第9戦までは既に決定済み。3月に開催された発表会で発表された、元おニャン子クラブの新田恵利さんと生稲晃子さんが演じる“レジェンドアイドル”は5月開催予定の第2戦に早くも登場。

 さらに7月から放送されるアニメ版のメインキャスト陣もゲームに参戦することが決定。参戦時期は、アニメ版の放送開始直前となる6月に実施予定の第4戦からとなる。もちろん、「World Tour」が実施されるということはこのほかにもどんどん新しいアイドルのキャラクターが登場するということだ。

 また、より遊びやすくするためアップデートを週間レベルで実施。逐次改修していくという。5月8日には特典ガチャが実装され、「課金特典SR」が出やすくなる。このほかにもアイテムの効果を明確に記載するなどアップデートは行なっていくとしている。

 そして残りのストーリー全話を5月22日を目標に実装。ゲーム版のメインキャスト3名のストーリーが完結する。これは第1部にあたるもので、主人公が変わるということではない。発表はまだまだとどまらない。バトルのフルボイス化、カードストック、撮影モードの追加、追加キャラクターやストーリーの実装……などなど、様々な要素を7月に向けて詰め込んでいく。今秋にはゲーム性を大幅に変更しエンターテイメント性を強化した「Ver.2」をリリースすると発表した。詳しい内容については「乞うご期待」となっていたが、進化し続けるようだ。

【スクリーンショット】

 イベントは田辺留依さん演じる更級美月の「青い一秒」が披露され、ゲームを挟んでネットラジオの公開収録、そしてアニメ版のキャストとグラフィックスが初公開となった。

イベントではゲーム版メインキャストとアニメ版のメインキャストがあっち向いてホイで対決。勝った方がラジオのメインパーソナリティを務めることに。ところがまさかのゲーム版キャスト陣が3連勝を決め手意外な展開となった

 イベント後半にはいきなりスマートフォン版のリリースが発表となった。スマートフォン用の「VENUS PROJECT Dream Beat」は、ゲームシステム的にはリズムゲーとなる。アイドルとの戦い勝つことでストーリーを進めていく。中央にキャラクターが描かれ、その左右にギターのネックのように分かれたゾーンを丸いマーカーが奥から手前に流れてくるので、タイミング良くタップする。スマホを横にして両手で持ってマーカーをタップしていく形式となる。

 なかなか難しいように感じたし、初見でプレイした早瀬莉花さんは曲の途中で無念のゲームオーバー。ただ、すでにプレイした姫崎愛未さんはフルコンボを出すほどで「相当やりこみ要素があって、ちょっと難しいけどだんだんできるようになってくるので、そうなると楽しくて爽快感が出てくる」と説明。秦佐和子さんは「今までにやったことのないタイプの音ゲー」と語り、ただのアイドルをテーマにした音ゲーに留まらない出来となっているようだ。

 現状ではメインキャラクターが6人登場し、ライバルのアイドルは100人以上が登場。リリース時に30曲以上を収録する予定。もちろんサービス開始後も曲などはどんどん追加されていく。すでに事前登録はスタートしており、登録することでお得なプレゼントも用意されている。リリースは6月末を予定しており、すでに完成に相当近づいているようだ。

 リアルイベントの展開もこのマルチメディア企画の重要なところだが、5月30日に渋谷のギルティでライブを実施。その後も6月、7月と毎月ライブが開催される。さらに10月4日には2,000人収容の会場でのライブを行なうと発表され、会場をざわつかせた。

 最後には、姫崎愛未さん演じる高野歌恋(たかのかれん)の「天使の一撃」が披露され、大いに盛り上がりイベントは幕を閉じた。……のだが、実はイベント終了後にちょっとしたオマケが。アニメ版のメインキャストを演じる秦佐和子さんはアイドルグループ「SKE48」の出身だが、その時の先輩にあたり3月に卒業したばかりの中西優香さんが秦さんに促されて登場。「ヴィーナス・プロジェクト」のオーディションにチャレンジすることが明らかとなった。結果などは追って公式のホームページなどで発表となる。

 イベント後の囲み取材で、ゲームとアニメのメインキャスト陣にゲーム版の印象について伺ってみた。PS Vita版はダウンロード無料のアイテム課金制。運営によってゲームが進行していくため、前述の通りアニメ版のキャラクターも登場するし、人気如何によっては出演場面が減ってしまう可能性もある。

 根本さんは「ゲーム版の第1部が完結して、アニメ版のキャラクターが入ってきて新しい物語が始まるのかと思うと、(音声の)収録自体もどきどきします」としながらも、「ゲームはあくまでも(私たちの)キャラクターがいるので、軽く先輩面して頑張ります」と煽りまくる。その一方で姫崎さんは「PS Vitaを持っているのでプレイしているのですが、どんどん進化していくし楽しくなっていくと思います。この3人で頑張っていくのはもちろん、新しい女の子のキャラクターが入ってきたら……かわいい子が集まるのはうれしいので、キャラクターそれぞれの魅力に気付いてゲームをやりこんでもらったら1番だと思います」とアピール。田辺留依さんも「いろいろな人がプレイしやすいゲーム。でもプレイしていると『こういった法則があるんだ!』とか気付いて非常に楽しい」とゲームの魅力を説明すると共に、自身の演じるキャラ“更級美月”を応援して欲しいと続けた。

 アニメ版のキャストとなる流華・ソバガスキーを演じる飯田里穂さんは「ゲームに加わることで流華ちゃんの見え方や魅力も変わってくるのかなと思うし楽しみです」と両方を見て欲しいとユーザーにアピール。ご自身はPS Vitaを持っているというが、ゲームのダウンロードの仕方がわからないため、未だにプレイできないでいるのだとか。

 秦佐和子さんはゲーム好きで知られているが、「プレイしているのですが、ガチャを引いたらすごくかわいい女の子のキャラクターが出てきたんです。こういったかわいい子がたくさん出てきて人気が出たら、その子たちにメインを取られたり、アニメに出てきたりするって事ですよね? 自分のキャラクターが出たら、課金して1番強くします!」とキッパリ。

 早瀬莉花さんもプレイ済みで、「すでにできあがっているすてきな世界観に入れるということで出演が楽しみです。今後の展開で出演が減るかもということで震えているのですが、節度ある課金で強化したいと思います」と語ると、となりの秦さんが「短い付き合いだったね」と一言。秦さんは重課金ユーザーというガチっぷりで、2人の会話に周りも笑わずにはいかなかった。

 今回のイベントは始まりであると共に、多くの新情報が解禁となり、今後の予定も見えてきた。今後の進展に注目していきたいところだ。

アニメ版のメインキャラクターの声を担当する、流華・ソバガスキー役の飯田里穂さん、原エリコ役の秦佐和子さん、濡羽美烏役の早瀬莉花さん

イベントではアニメ版のキャストの配役とキャラクター設定画が初披露となった

[お詫びと訂正]
記事掲載当初「VENUS PROJECT Dream Beat」をプレイしたのは田辺留依さんとしておりましたが、早瀬莉花さんの誤りでした、ここにお詫びして訂正いたします。

(船津稔)