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「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」発売記念抽選会開催中!

林プロデューサー、大坪ディレクターにミニインタビューも

3月27日 開催

会場:
クラブセガ 秋葉原 新館(東京)
ジョーシンディスクピア日本橋店 PlayStation コンセプトショップ(大阪)

 セガは、3月27日に発売となった「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」の発売記念抽選会を「クラブセガ秋葉原新館」(10時~19時:東京都)と「ジョーシンディスクピア日本橋店 PlayStation コンセプトショップ」(10時15分~19時:大阪府)にて開催中だ。

 セガ恒例の発売日抽選会は、対象店舗にて「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」を購入し、レシート、または領収書など、パッケージソフトの購入履歴がわかる証明書を抽選会場に持参することで、キャラクターボイスを担当した声優陣のサイン入りポスターやB1サイズタペストリーなど、ここでしか手に入らないグッズが抽選で当たるというもの。

【対象店舗】
<東京会場><大阪会場>
・AKIHABARAゲーマーズ本店・アニメイト大阪日本橋
・アソビットシティ 秋葉原店・エーツー日本橋店
・アニメイト秋葉原店・ゲーマーズなんば店
・ソフマップ秋葉原本店・ゲオ大阪日本橋店
・ソフマップ秋葉原アミューズメント館・ジョーシン J&Pテクノランド
・トキワ無線・ジョーシンディスクピア日本橋
・トレーダー3号店・スーパーポテトなんば店
・メディアランド秋葉原店・ソフマップなんば店 ザウルス1
・ヨドバシカメラマルチメディア Akiba・ソフマップ日本橋 2号店
【賞品】
DIVA賞声優陣サイン入りB2サイズポスター
KEI賞KEI氏サイン入りB2サイズポスター
イラストパネル賞高画質A3サイズイラストパネル
タペストリー賞B1サイズタペストリー
下敷き賞A4サイズ下敷き
参加賞オリジナルポストカード

 東京会場のクラブセガ秋葉原新館にお邪魔したが、小雨模様の天候にも関わらず、スタート直後から次々とくじがひかれており、客足はまずまずといったところだった。ミクさんも会場を訪れており、一緒に写真を撮影するファンの姿も見られた。

林誠司プロデューサー、大坪鉄弥ディレクターにミニインタビュー

 さて、東京会場に顔を見せた林誠司プロデューサー、大坪鉄弥ディレクターに囲み取材が行なわれたので、その模様をお届けしよう。

――発売日を迎えてのご感想をお願いいたします。

林氏:ようやく発売日を迎えて、ちょっとだけホッとしたという感じですね。雨という天気は僕らにとっては吉兆なので、ミクさんがどこかで見てくれているんじゃないかなと思いつつ……たくさんの方に手に取っていただいて、我々も一所懸命に作った楽曲やキャラクターをぜひ楽しんでいただきたいなと思っております。

大坪氏:ちょっとお待たせしてしまったんですけれども、無事発売できてうれしいなと。いろいろと詰め込みましたので、楽しんでいただければと思います。

――本作のテーマである「これまでのDIVA、これからのDIVA」にこめられた思いを改めて教えていただければ。

林氏:シリーズとしては、PSP版が2009年から展開させていただいて5年ぐらい経つということで、1作目から積み重ねてきたものを、現在、そしてこれから先につなげていきたいというのがテーマです。そういった意味合いからも、PSPで収録させていただいた楽曲を、最新の技術で美しくリメイクさせていただいたり、システム周りもユーザーの皆さんの意見を参考にさせていただきながら、長く遊んでいただける商品にしていこう、という気持ちで作っていますので、これまでにやってきたことをこれからにつながればいいな、と思っております。

――今回、40曲が収録されていますが、楽曲の選曲基準を教えていただけますか?

林氏:大体過去のものと新曲が半々の構成になっていますが、リメイク曲に関しては、過去のシリーズで節目節目になっている曲ってあると思うんですよ。僕は最初期に好きになったほうなんですけれども、いろんなきっかけで(ミクさんが)好きになった方がいらっしゃると思うので、初めてミクさんが好きになったときの気持ちがよみがえるような、そういった選曲を心がけたつもりです。

 新しい楽曲に関しては、現在初音ミク界隈で活躍されている方で、「DIVA」シリーズで今まで参加いただいていなかった方にできるだけ関わっていただきたいな、と思いまして、その方々の代表曲といいますか、リズムゲームに合うような曲をできるだけ選んだ、という形になっております。

――今作のミクさんのここがかわいい、というポイントはありますか?

大坪氏:CGって止め絵で見ると硬くなりがちなんですが、動いたときの表情というのがすごくかわいくて。モデリング自体も前作から今作にかけて全6キャラをイチから見直して、前作でも「最高にかわいい!」って出しておきながら、改めてさらにかわいくなるように調整しています。特に動いているところを見てもらえれば、表情の豊かさや、ちょっとしたニュアンスで「萌えた!」というポイントがあると思いますので……表情の変化を見ていただきたいなと思います。

林氏:リメイク曲のPVを見てもらうと、印象が変わるのは表情がきめ細かくなっているところで、表現力がアップしているなあ、というのは見ていて思いました。彼(大坪氏)はずっとデザイナーと一緒にこだわって直していましたから。

大坪氏:「これでOK!」といった3秒後ぐらいに「やっぱかわいくない……」ってことは日常茶飯事なんですけれども、うちのスタッフも粘り強くやってくれているのでがんばれる、という感じですね。

――こだわったポイントはどこですか?

大坪氏:1番はやっぱりキャラクターですね。今回トータルで80体ぐらいかな、モジュールを増やしているんですが、PSP版から移植したもの、新規のものがありますが、PSP版も改めて見ると「かわいいな」と思いますし、そこを改めて「F 2nd」に持ってくるにあたっては、そのまま移植するのではなくて、設定面から立ち返って、「その設定のよいところはどこなんだろう?」というところを見直して作るというか。細かいポリゴンレベルでいろいろ調整してますね。映像に関しても、細かいところで表現力を増したりとか、前作でもVitaとPS3でいろんなチャレンジをしましたけれども、そこを超えるということで、空気的表現ですね、質感や空気感、映像としての一体感を深めようと。前作でやりきった、というところがありましたので、また1つ1つ最適化を事細かにやっていって、新しいことをできる余力を作りだして、画質を向上させたり、いろんな処理ができるようにやってきました。

――今後、DLCに関してお話できることがありましたら教えてください。

林:発売日と同時にスキンなどを配信させていただいています。今回はスキンを変えることで自分好みの画面で遊んでいただけるようにしてありますが、そういったものをちょこちょこ増やしていきたいと考えています。その先ということでいうと、モジュールと楽曲についても、まだまだご要望をたくさんいただいているということもありますので、「F 2nd」のクオリティにしてお届けしたいな、ということはありますね。具体的なことは今後発表できるタイミングでお知らせしていきたいなと思います。何しろゲーム1本作りきった後にまた再スタートしていますので……。

大坪氏:開発チーム的にはDLCを全力で開発中ですので。期待していただければと思います。

――最後にひとこといただけますか?

林氏:今回、リズムゲームだけではなく、エディットですとかDIVAルームですとか、コミュニケーションのところも手を入れさせていただいておりますので、リズムゲームを楽しんでいただいて、自分でいろんなものを作っていただいて……疲れたらまたルームでミクさんたちに癒されていただいて、と、そこから出られない、みたいな感じでずっと楽しんでいただければなと思います。よろしくお願いします。

大坪氏:エディットに関して言うと、piaproさんと連動して音源を入手しやすくしたり、SCEさんにもご協力いただいて、ゲーム自体だけでなく、周辺の使い勝手も手を入れていますので、大作のエディットデータがあがってくるのを開発一同楽しみにしておりますので、ぜひとも、一息ついたらエディットも手を出していただければなと思っております。

――ありがとうございました。

(佐伯憲司)