中の人5名が集結！「Project DIVA Presents MATSURI DA DIVA」開催！

　セガ主催のプレイステーション 3/PlayStation Vita「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」の発売を祈願して、「Project DIVA Presents MATSURI DA DIVA」がTOKYO DOME CITY HALLにて昼、夜2回講演で行なわれた。今回、夜の部にお邪魔させていただいた。

物販は大盛況で、夜の部の時間帯はかなり売り切れが出てしまっていた

PS Vita版の試遊台が6台出展。こちらも大行列となっていた

パワフルボイスのライブ、そして実機プレイで大盛り上がりの第1部

　「DECORATER」（livetune）のムービーでスタートしたイベントは、藤田咲さん、下田麻美さん、浅川悠さん、拝郷メイコさん、風雅なおとさんと、ボーカロイドに音声を担当しているいわゆる“中の人”5名が集結。

　The39s（黒田晃年さん、田中晋吾さん、折田新さん）と39s strings（武内香澄さん、田平純子さん、河村泉さん、山崎明子さん）をバックにしたライブと、藤田咲さん、下田麻美さん、浅川悠さんの3名をメインとしたトーク、そして「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」の実機を使用し、開発スタッフの零号機さんも登場。藤田さん、下田さんに続き、零号機さんの実機プレイで第1部は盛り上がった。

　まず、藤田咲さん、下田麻美さん、浅川悠さんが司会として登場。The39sと39s stringsを紹介し、拝郷メイコさんと風雅なおとさんのライブからスタートとなった。

藤田咲さん

下田麻美さん

浅川悠さん

拝郷メイコさん

風雅なおとさん

拝郷さんと風雅さんのデュエット「on the rocks」など第1部からすでに盛り上がりまくり

5人が同じステージに立つのは初めてのことだという

● EXTREME＋パニックアイテム3つの実機プレイまで披露！

　残念ながら発売は3月27日になってしまったが、「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」の収録曲は40、モジュールは160種類以上の大ボリューム。この場でPS3版の実機プレイが披露された。

　まず、ゲームは大好きで遊んでいるが、リズムゲームはちょっと苦手、という藤田さんにはヘルプアイテムを2個がけ（判定がやさしくなるセーフティジャッジ、ソングエナジーが0になっても回復するリカバリー）で「桜ノ雨」（作詞・作曲：halyosy）をプレイしてもらったが、残念ながらラスト前で完走できなかった。

　しかし、「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」の「バーチャファイター情報局」で見事な成長振りをみせるなど、ゲームの腕は一般的（？）な下田さんが真打登場、ということで、「平均的なプレイ」を披露。楽曲は「ココロ」（作詞・作曲：トラボルタ」をプレイ。途中で歌詞をネタに変えるなど余裕を見せつつ、見事に完走。

　そして、「家訓でゾンビが出てくるゲームしかやっちゃだめ」という浅川さんの代わりに零号機さんがプレイすることに。「Blackjack」（作詞・作曲 ゆちゃP）を難易度EXTREME、さらにチャレンジアイテム「パニック」（メロディアイコンの飛来する方向がデタラメに）、「ミクロノーツ」（ターゲットやアイコンが小さくなる）、さらにメロディアイコンの飛来するスピードがアップする「ハイスピード」を付けてのプレイを披露。途中でコンボは切れてしまったものの、かなり高い精度での（リハーサルではエクセレントを叩き出していたという）プレイに、リザルト画面を見ずとも楽曲の進行とともに会場は大歓声となり、「ひよこの選別の仕事をしたらすごい早そう」（浅川さん）というコメントで笑いも起こりつつ、拍手喝采となった。

　そして第1部のラストはこれまで5人が同じ舞台に登壇したことはない、ということで拝郷さんの夢「3人の歌声聞きたいな！」というフリに応える形で全員で「すごく練習したあの歌を！」ということで「DECORATOR」を披露。基本的に2人でのデュエット構成をメインになっており、ソロあり、全員での歌唱パートありと盛りだくさんの1曲になっていた。

ミクさんが会場を魅了！ 圧巻の第2部

　第2部では、2013年8月に開催したコンサート「初音ミク『マジカルミライ2013』」などよりいくつかの楽曲を「初音ミク」が披露するという趣向となっていた。7曲の楽曲がThe39sと39s stringsによるアレンジと見事な演奏で披露され、寒い夜ながらも会場は熱気と歓声が楽曲に負けないパワーで満ち満ちていた。

　締めくくりは「今日ほど中の人でよかったな、と思った日はありません」（風雅さん）、「本当に思い出にくっきり残る、私はこの日を一生忘れません」（拝郷さん）、「皆さんが一生懸命声をかけてくれたり、サイリウムを振ってくれたり、気持ちを一生懸命伝えようとしてくれているのが伝わってきて、ここに立てる存在でよかったなと。気持ち的には1人1人握手して送り出したいぐらい」（浅川さん）、「1年に1度だけのとびきりの記念日をこうやってステージの上で迎えることができて私自身もとってもうれしく思っています。ミクちゃん関連のイベントに参加させていただくようになって回数も増えているんですけれども、まだまだいろんなことにチャレンジしていきたいと思っていますし、ぜひ（ソフトを）買っていただいて、応援していただけると、また大きなイベントとかね、やっていきたいと思いますので、そのときはまた遊びに来てください」（下田さん）と挨拶。

　最後に、「3月9日が毎年楽しみになってきて、みなさんのお顔を見るのがすごく大切な時間になってまいりました。1人1人が『ミクさ～ん！』と叫んでくださると、初音さんも歌いやすかったと思いますし、藤田さんはしゃべりやすくなりますね。6年ぐらい彼女とつきあってきて、The39sや39s stringsのメンバーをはじめ、本当にあったかい人たちに囲まれてこうしてステージでいっしょにセッションができて、お祭りみたいな気持ちでみなさんも一緒に『お祭りだ！』という楽しい気持ちで帰っていただけたらいいな、と毎回がんばっていますので、ぜひ、皆さん「Project DIVA F 2nd」も笑顔でプレイしていただいて、今日も『楽しかったね』って帰っていただけたら楽しいです。皆さんの力で、『初音ミク』、そしてボーカロイドシリーズが本当に長く長く愛されている作品になっていますので、これからも応援の程、よろしくお願いします。本当にありがとうございました！』と藤田さんのコメントでイベントは終幕となった。