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東京ゲームショウ2014、開催概要発表。混雑回避のために会場レイアウトを工夫
(2014/2/19 15:32)
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と日経BPは、日本最大規模のゲームイベント「東京ゲームショウ2014」の開催概要を発表した。開催期間は9月18日~9月21日(一般公開日は20日と21日)で、開催場所は幕張メッセの展示ホール1~9およびイベントホール、国際会議場。一般公開日の入場料は前売り1,000円で、当日1,200円。小学生以下は無料。
2014年の東京ゲームショウのテーマは「GAMEは変わる、遊びを変える。」。ネットとの繋がりも深い新世代ゲーム機が発売され、ネットワークとの融合からこれまでのゲームの常識を変えるイノベーションが生まれるということと、そんな未来を切り開く期待と決意からこのテーマが選択された。
会場は昨年同様に、幕張メッセの1ホールから9ホール、イベントホールと国際会議場となっている。ビジネスデーは9ホールとイベントホールは使用せず、逆に一般公開日は国際会議場は使用しない。しかし会場のレイアウトなどは変化が見られる。昨年は9ホールにファミリーコーナーが設置されていたが、今年はファミリーコーナーと物販コーナーを8ホールに戻し、9ホールにはPCゲームコーナーや「Cyber Games Asia」のコーナーを設置。また、コスプレエリアや飲食コーナーも9ホールに設置される。
また、一般展示エリアだが、これまで南側と中央エリアに40小間以上の大型ブースを集中させていた。このため人気のブースがどうしても偏ってしまい、通路を広げても混雑が解消されることはなかった。今回からは大型ブースを南と北に分散させる。これにより中央部分に人の流れができ、これまでよりは混雑が緩和されるとしている。レイアウト変更に伴い入場口も1ホール北から西側に変更。入り口が大きくなることから入場待機列の早期解消も期待できるという。
ちなみに、今回規定が改定され、ブース内に100インチ以上の大型スクリーンを設置する場合、スタッフ増員やロープによる人員誘導など必須事項が増えている。また、ステージプログラムの事前共有も行なわれるという。これは、ステージがブース間で向かい合うことがあり、来場者が通路にはみ出てしまい、結果的に通路を通ることができなくなるといった事象が起きていた。これらを緩和するために、規定を強化したと思われる。
このほか、注目されるところとしてはゲーミングデバイスコーナー、クラウドゲーミングコーナー、昨年「乙女ゲームコーナー」として注目を集めた女性向けコーナーは新たに「ロマンスゲームコーナー」と改名。クラウドゲーミングコーナーやインディゲームコーナーなども設置が予定されている。メーカーのグッズが当たる「大抽選会」など、“もらえる系”のイベントの設置なども行ないより多くの来場者の獲得を狙っていくとしている。
挨拶のため登壇した鵜之澤伸CESA会長は「昨年は来場者が一挙に5万人増えたが、そのことにより会場は混乱したので、今年は東京ゲームショウをより良いものにしたい。ぜひ出展いただき、今までに無い見せ方をしていただきたい」と会場に集まったゲーム関連メーカーにアピールした。