ニュース

「東京ゲームショウ2013」閉幕。来場者数は過去最大を記録!

9月19日~22日 開催(一般開催日:21日~22日)

会場:幕張メッセ1ホール~9ホール

入場料:1,000円(中学生以上・前売)

1,200円(中学生以上・当日)
入場無料(小学生以下)

「MADCATZ」ブース。最終日の16時過ぎの風景。ゲーム大会系のイベントはとにかく人気が高い

 9月19日から22日まで4日間にわたって開催されたゲーム関連の展示会「東京ゲームショウ2013」が閉幕した。来場者数は270,197人と、前年比46,444人の増加となった。

 毎年会期中は記者陣をはじめ出展メーカー担当者などと会話を交わすたびに「今年は多い」とか「少ない」とか話題になる。今年は2日目の段階で総じて「来場者が少なく感じる」という人が多かった。事実、ビジネスデイとなる初日は増加しているものの、2日目に至っては減少している。次世代機が出展されているにもかかわらず、減少していることに不安を口にする関係者などもいた。

 しかし一転3日目と4日目は多いと感じた人も多く、事実大幅増となった。今年は大手メーカーのKONAMIのブースがなかったのだが、初日と3日目にプレイステーションブースで小島秀夫監督の「METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN」のデモプレイが行なわれ、特に一般日は通路の半分以上はみだすほどの盛況ぶりで、相変わらずの人気を証明して見せた。家庭用ゲーム機離れとよく言われるが、この現場の熱気を見てほしいとも思う。

 昨今は整理券の配布や試遊台待ちの待機列を裏に回すなどの工夫が行なわれ、会場はすっきりした印象だが、それでもステージが始まると「通路にはみださないでください! 立ち止まらないでください」と各ブースから怒号が飛び交う。奇しくも隣り合った出展メーカーのステージが向き合う場所もあり、こうなると通り抜けることは難しいほどの混雑ぶりとなっていた。ブースの構成はおそらく担当者の悩みの種だとは思うが、メーカーの枠を超え、うまく配置してもらいたいところだ。

 また、今年の傾向としておもしろく感じたのは海外からの来場者が増えたことだ。これは事務局の方の努力のたまものだろう。海外に向けての情報発信の一助となるため、この傾向は続いてほしいところだ。

 来年は次世代機も発売された後だが、どのようなショウとなるのだろうか。楽しみなところだ。

【来場者数】
開催日201320122011
9月19日29,171人27,391人25,631人
9月20日23,183人24,504人27,042人
9月21日102,399人94,989人86,251人
9月22日115,444人76,869人83,744人
合計270,197人223,753人222,668人

迷路のようなブースで、相当な数の試遊台が並べられた。次世代機「PS4」を始め、現世代機「PS3」、PS Vita TV、新型PS Vitaなど新製品もズラリ並んでいる
Xboxブース。Xbox Oneがズラリと並び、最新のゲームを存分に体験できた
体験版の配布がめっきり減った昨今だが、この冬のビッグタイトル「パズドラZ」の体験版の配布が行なわれた。当然、人気を集めて配布終了
幕張メッセの表にも大きくポスターが貼られるなど、かなり注目を集めていた「PSYCHO BREAK」

(船津稔)