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DeNA、新ロゴと音楽アプリ「Groovy」の発表会を開催

キーワードは「Delight」と「Impact the World」。音楽業界にも参入で事業拡大を目指す

1月10日 発表

代表取締役社長の守安功氏
新ロゴ

 ディー・エヌ・エーは1月10日、新ロゴを発表した。これに伴ってDeNAおよびDeNAグループ各社が提供しているサービスについての一部の名称やロゴも刷新し、本日より順次切り替えていく予定。

 この日開催された発表会では、代表取締役社長の守安功氏より新ロゴについての説明があった。新たに発表されたロゴは、手書き風の「DeNA」という文字の左側に点を2つ加え、「D」の部分が笑顔に見えるようになっている。

 新しいロゴのキーワードは、「Delight」と「Impact the World」の2つ。喜び・楽しみといった意味の「Delight」は、DeNAのサービスでユーザーに喜んでもらうことで企業価値の向上に繋げ、それがさらに良いサービスの提供につながるというサイクルを改めて指標にしたもの。

 一方の「Impact the World」は、「世界規模のインパクトを創出する」という意味が込められている。全米のGoogle Play売上ランキングでMobageタイトルが上位3位を占めるなど、世界に対する確かな実績も出てきた中で、ロゴを手書き風の書体にすることで、世界中の人々に親しんでもらいたいと考えたという。

 また世界に展開するDeNAグループのオフィスの名称も、「DeNA+都市名」に本日より統一される。例えば「ngomoco」は「DeNA San Franscisco」に、「Gameview」は「DeNA Mountain View」となる。

 守安氏は「モバイルインターネットのノウハウを最大限に活かして、世界中の人に“Delight”を届け、世界にナンバーワンになったと認めてもらえるまで全力でサービスを展開したい」と語った。

“喜び”を“世界に”伝播させていく、という2013年の指針がロゴと共に大きく前へ打ち出された
音楽アプリサービス「Groovy」

 発表会では新事業として、スマートフォン用の音楽アプリサービス「Groovy」も発表された。「Groovy」は音楽プレーヤーの機能にソーシャルネットワークサービス機能を加えたというもので、コミュニケーションを通して新しい音楽との出会いを他のユーザーと共有できる「ソーシャルミュージックアプリ」になるという。

 本サービスには20を超えるレコード会社も協力しており、サービス開始時には100万曲以上の提供が予定されている。詳しい内容は「また改めて発表する」ということだが、今年度中にはサービスインする予定。

 発表会ではこのほか、DeNAの新たなスポーツ事業として陸上チームを創設することが発表された。

ソーシャルゲームのように伝播していく「ソーシャルミュージックアプリ」というのがミソ。まだ詳しい内容は明かされていないが、100万曲以上がサービス開始時点で提供されるということで、音楽業界からも大きく注目されていることがわかる
先日エスビー食品の陸上競技部の受け入れを発表したDeNA。今回は正式に陸上部創設の発表となり、会場には瀬古利彦総監督が登場。横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏も応援に駆けつけた
無料通話・メッセージサービス「comm」のイメージキャラクターを務める吉高由里子さん、美輪明宏さんと、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔さんも会場に駆けつけた。会場では瀬古氏、守安氏と共に、書き初めとして新年の抱負を1文字で表した

(安田俊亮)