「C9オフラインパーティー 2012」レポート

11月開催のGNGWC出場の日本代表選手4名が決定


10月13日 開催

参加費:無料



司会と進行を務めたのは、左から「C9」運営プロデューサーの中川敬順氏、「C9」イベントディレクターの松井悠氏

 ゲームオンは、Windows用アクションRPG「C9(Continent of the Ninth)」のオフライインイベント「C9オフラインパーティー 2012」を渋谷のFORUM8にて開催した。事前登録が必要で、参加費は無料。

 「C9オフラインパーティー」は、運営チームと来場者と対戦したり、来場者同士でその場でチームを組んでダンジョン「神を呼ぶ神殿」HELLモードの攻略などを行なうオフラインイベント。

 10月6日には大阪でも同じイベントが開催されたが、今回の東京会場では11月に韓国釜山で開催されるGNGWC(Game&Game World Championship)の「C9」国際大会への切符をかけた「GLOBAL CHAMPION SHIP 2012 日本代表決定戦」も同時に開催された。


チーム戦で挑んだ「神HELL」チャレンジ
コンパニオンも登場会場ではオリジナルグッズも当たったビンゴ大会ではゲーミングデバイスなども賞品として登場した


■ 日本代表4名が決定。「GLOBAL CHAMPION SHIP 2012 日本代表決定戦」

クラスごとに合計4試合が実施された

 「GLOBAL CHAMPION SHIP 2012 日本代表決定戦」では、4つあるクラス(ファイター、ハンター、シャーマン、ウィッチブレイド)からそれぞれの部門で勝ち上がってきた2名ずつ、合計8名による対決が4試合実施された。試合形式は5ラウンド3本先取となり、ここで勝利した4名が日本代表選手となる。

 最初に行なわれたのはハンター部門。アサシンのおいしい天然水選手と、アサシンのAsNoel選手の対決となった。コンボ数でいかに圧倒できるかが勝負どころのアサシン同士の決勝ということで、コンボをいかに決めていくかが勝負の分かれ目となった。

 両者とも決勝に進出する実力の持ち主だけあって、1度コンボが入れば相手を一気に追い詰めるだけの爆発力がある。そのため、セットの勝負がついた時には一方の体力がほぼ丸々残っているという試合が展開された。1セット目をおいしい天然水選手が取ると、2セット目はAsNoel選手が取り返す。お互いに譲らない展開に思われたが、続く3、4セット目では、AsNoel選手がコンボをミスする場面もあり、この取りこぼしを見逃さなかったおいしい天然水選手が一気にコンボを叩き込み、勝利をもぎ取った。

 2試合目は、シャーマン部門から、イリュージョニストのばるあ選手とタオイストの愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛選手の対決。魔法が中心の両職種では、中距離の牽制から、じりじりと体力を削り合う試合となった。

 勝負の決め手となったのは、愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛選手の立ち回り。ばるあ選手の魔法攻撃を躱しつつ、詠唱時間を狙って堅実に攻撃を当てていくと、時には接近して連続攻撃を叩き込んで体力を削り取る場面も見られた。ばるあ選手も1セットは取得したが、愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛選手がそれを上回って勝利となった。


アサシン対決となった第1試合。コンボの取りこぼしが勝敗を分けた
着実な立ち回りが重要になったシャーマン部門

 3試合目はウィッチブレイド部門で、ウォーデンのアダーナ選手、スレイヤーのRiLovely選手が出場した。近づかれると厄介なスレイヤーに対して、一定の距離を保って戦いたいアダーナ選手だったが、RiLovely選手は攻撃をみるみる交わし、距離を詰めたところからのコンボで体力をごっそり奪う試合展開が続いた。結果はRilovely選手が3本連取となり、決着がついた。

 最終の4試合目は、ファイター部門。ブレイドマスターのファウール選手とガーディアンのヴァルディオス選手の対決となった。スピードが特徴のブレイドマスターに対し、防御力の高いガーディアン。どちらがキャラクターの特性を活かして相手を上回れるかが見所となった。

 スピードで上回りたいファウール選手だったが、ヴァルディオス選手が相手の動きを読み、そこから冷静に投げを決めてコンボを入れる場面が多く見られた。ファウール選手も最大級のコンボで反撃したシーンもあったが、ガーディアンの防御力にとっては致命傷にならず、さらなる冷静さを見せたヴァルディオス選手がストレートで勝利する結果となった。

第3試合は、スレイヤーの一気呵成の攻撃が圧倒した印象を残した
冷静かつ確実な立ち回りで試合を進めたヴァルディオス選手。試合後「ここ1週間あまり触っていなかった」とにわかに信じがたい話をしてくれた

左から、中川氏、ヴァルディオス選手、おいしい天然水選手、愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛選手、RiLovely選手、松井氏

 試合後、GNGWCに向けた意気込みとして、RiLovely選手は「日本の『C9』のレベルの高さを見せつけたい」、ヴァルディウス選手は「先輩に絶対に勝ってこいと言われているので、負けられない」と語った。また海外の選手の印象について聞くと、「海外の選手は反射神経はすごいが、コンボの研究などは日本に比べて甘いと思う。勝てる可能性は十分ある」と心強いコメントを送ってくれた。GNGWCは、11月8日から11日い開催されるG-STARと同時に開催される予定。勝利した4人は日本代表チームとして参加することとなる。



■ “大人気ない”ナカガワリーパーが来場者と対戦。アップデート情報もチラリ


来場者がGMと直接対決できるという交流イベントが開催された

 運営チームとの対戦イベントでは、GMダル氏、GMりっちゃん氏、GMデルペスト氏、GMレビン氏、中川氏(GMナカガワリーパー)、松井氏の総勢6名が来場者と対戦した。GMへ挑戦するとレジストリ拡張コードがもらえ、勝てばさらにゲーム内アイテムやオリジナルグッズがもらえた。

 GMは実力もバラバラで、より勝ちやすいGMを選ぶか、それとも腕試しをするか、どのGMに挑戦するかも楽しみの1つだった。また対戦中には特別枠も設けられ、GMが6戦のうち何勝を上げられるか、来場者が予想するというイベントも実施された。予想が当たればアイテムがさらにもらえるということで、GMの勝敗に一喜一憂し、試合が決すると大きな拍手が起こっていたのが印象的だった。

 特に盛り上がったのは、GM中川氏の操る「ナカガワリーパー」の対戦。全ての武器レベルが最高ランクのマスター装備という“大人気ない”いつもの出で立ちで登場し、挑戦者を威圧しつつ、容赦ない攻撃力でバッサバッサと挑戦者を切り捨てていた。予想がかかった試合では、6戦のうち5勝を獲得するという問答無用ぶりを発揮。対戦に勝利すると中川氏は大きくガッツポーズを見せ、“大人気ない”キャラクターがすっかり定着した姿に会場から拍手と笑いが起こっていた。

 また会場では、来場者からの質問に中川氏が答えるコーナーも設けられた。中でも印象的だったのは、「韓国サーバーが終了するそうだが、『C9』は大丈夫なのか?」という質問。これに対し中川氏は「韓国で運営しているハンゲームと、WEBZENとの契約が終了しただけ。サービスは移管されて続く。アップデートとしては今『第6大陸』を作っているところで、『第9大陸』が終了したあとの構想もある」と答えた。

 このほかのアップデート情報としては、中川氏によると、「シャーマンに入る次の職業は、そう遠くない」そうだ。今回日本代表が決まったGNGWCの模様とともに、こちらのアップデートも楽しみにしていただきたい。


勝利に容赦なくガッツポーズを決める中川氏。「C9」ユーザーにはすっかりキャラクターが定着した

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(2012年 10月 15日)

[Reported by 安田俊亮]