NCJ、「The Tower of AION」の「Episode 3.0」先行体験レポート
「しなやかマン」に乗れる「アトラム空中要塞」などのインスタンスダンジョンを紹介
エヌ・シー・ジャパン株式会社は、Windows用MMORPG「The Tower of AION(以下、AION)」にて、大規模アップデート「Episode 3.0 キミのドラマ」を4月10日に実装する。
今回は新エリアの追加に伴い追加されたインスタンスダンジョンを体験できたので、レポートしたい。
■ 強力なロボット「しなやかマン」に搭乗。「アトラム空中要塞」で大暴れ
文字通り空中に浮かんでいる「アトラム空中要塞」。外には「ドレドギオン」が停泊している |
一見無骨だが、超高性能な「しなやかマン 0号機」 |
「アトラム空中要塞」は、追加される新エリア「サルファン」にある「ガルダール村」から向かうことができるソロ用のインスタンスダンジョンだ。Lv55から60のキャラクターが入場可能となっている。 「アトラム空中要塞」は「ドレドギオン」の停泊地となっており、「ドレドギオン」の戦力を削るのがストーリー上の目的だ。
ソロ用のダンジョンということもあり、内部はそれ程広くない。クエストの進行も一本道になっており、スムーズに攻略できそうだった。しかし決して単調ではなく、オブジェクトを破壊しながら進んだり、スイッチを入れることで扉が開くようなギミックも用意されていた。
「アトラム空中要塞」は経験値や入手できるアイテムも魅力的だが、このダンジョンの最も大きなポイントは「しなやかマン」と呼ばれるロボットに乗れることだ。「しなやかマン」は潜水艇のような丸いコクピット部分に4つ足と手が生えた無骨な形状をしている。性能が強力なのも特徴だが、何よりもその外見に目を奪われる。搭乗中の画面を見れば、とても「AION」をプレイしているとは思えないほどギャップが感じられる。
「しなやかマン」に乗ると通常のスキルは使えない代わりに、4種類のスキルが用意されている。その内容は、「しなやかマン」専用のミサイルを発射する「しなやか スーパーキャノン」、火炎放射器の様な「しなやか ダイナミックスプレー」、周囲に衝撃波を起こし敵をダウンさせる「しなやか ハイパーストーム」、そしてヒットポイントを回復する「しなやか メンテナンス」。
「しなやか メンテナンス」以外の3スキルは攻撃スキルで、全て強力な範囲ダメージを与えられる。「しなやかマン」のヒットポイントも高めの値になっており、「しなやか メンテナンス」を使うとヒットポイントの50%も回復できるので、大勢の敵に囲まれてもビクともしなかった。“蹂躙”という言葉がぴったりなこのシーンだけ見ると「AION」では別のゲームをプレイしている様にも見えた。ぜひ1度は乗ってもらいたい。
■ 地下深くまで続く牢獄。パーティ向けインスタンスダンジョン「タメス」
地下牢獄への入り口を守る門番。このモンスター達を倒すと地下牢獄への道が開ける |
地下牢獄のインスタンスダンジョン「タメス」も紹介する。「タメス」は、「サルファン」にある「タメスの出入口」から向かえる地下牢獄。こちらは6人パーティー向けのインスタンスダンジョンで、Lv56から60のキャラクターが入場可能となっている。
「タメス」は、まず地上で入り口を封印している4つの装置を破壊する場面から始まる。モンスターがたむろするフィールドを駆け抜けながら「封印維持装置」を破壊して進んでいく。本番は地下牢獄の中に入ってから始まるので、まずはここで腕ならしといったところだ。封印を解除したあとは門番を倒すことで、「タメス」への入口が開く。
入口を入ると、そこは飛行可能エリアになっている。ボスの待ち受ける最下層まで吹き抜けとなっているので、ここを一気に降りることもできるが、中間には「恐怖の地下牢獄」、「炎の地下牢獄」という2つの地下牢獄エリアがある。ここに立ち寄ることで、最終ボスを弱体化させられるという場所だ。
これらのエリアに入っていくと、さすが牢獄というだけあって、全体的に陰鬱な雰囲気が漂っている。牢獄の監視をしているモンスターや囚人のモンスターがいたり、所々には門番のようなモンスターも現われ、このモンスターを倒さないと先へは進めない場面もある。
エリアは、「恐怖の地下牢獄」では冷め冷めとした青、「炎の地下牢獄」では焼けただれたような赤褐色が基調となっており、おどろおどろしい異世界の雰囲気が表現されている。先ほどまで「しなやかマン」ではしゃいでいたのが嘘かのように、緊張感のあるダンジョンとなっていた。
「恐怖の地下牢獄」および「炎の地下牢獄」では、エリアの最後のネームドモンスターが待ち受けている。これらを倒せば、最深部「ラクシャ封印の地」に待つボス「ラクシャ」を弱体化させられる。最後の勝負に大きく影響するので、少し時間はかかるが2体のネームドモンスターは倒しておきたい。
■ 戦車に乗って戦える「レントゥス基地」など特色溢れるインスタンスダンジョンが追加
「Episode3.0」のアップデートでは他にも様々なインスタンスダンジョンが追加される。
精霊の発祥の地である「ラディスの森」は、森に大きな湖や、「マコリ族」という種族の村など様々なエリアを有したインスタンスダンジョン。主にネームドモンスターを狩る事が目的になるエリアで、フィールド内にふわふわと浮いている精霊がぶつぶつと独り言を呟いているのが印象的だった。ネームドモンスターには、「AION」最大級とも言える森の巨人や、木から栄養源のようなものを得ている巨人などが登場する。
「ラディスの森」のすぐ横に入り口があるインスタンスダンジョンは、「ドルゲルの屋敷」だ。屋敷というだけあって落ち着いた雰囲気だが、登場するモンスターは強力。パーティを組んで一気に「ラディスの森」と「ドルゲルの屋敷」の両方を攻略するのが主流になりそうだ。こちらも主にネームドモンスターを狩る事が目的となる。
「サンドデュークの巣」は、ダンジョンに入るとすぐにネームドモンスターが鎮座しているエリア。地底にある大きな空洞のようなフィールドで地面は砂に覆われており、その中から巨大なワームが頭を出している。かなり気温が高いようで、キャラクターが自身を扇ぐ様子や、陽炎が発生しているのが確認できた。なおこのエリアに入るためには、事前にクエストをクリアしておく必要がある。
「レントゥス基地」は、「龍族」に対抗するために作った「煉族」の秘密基地で、多くの「煉族」と共闘するストーリーとなる。攻城用の戦車が敵や乗り物として登場し、この戦車に乗って戦闘できるシーンもある。戦車は敵に回すと非常に厄介だが、自分が操作すると意外と打たれ弱く、「しなやかマン」とは違い慎重な運用と連携、そして戦略が求められるだろう。
最後に、「サトラの秘密倉庫」を紹介する。「サトラの秘密倉庫」は、「ティアマランタ」の四隅に点在している「憤怒の根源」などの4つの根源のうち、どれか1箇所を制圧した種族のみがアクセスできるもの。最深部にいるモンスターを倒せば、その場にいるプレーヤーに鍵のアイテムが贈呈され、その鍵でモンスターに守られていた宝箱を開けられる。ここでは主に、アビスポイントと交換可能なアイテムが手に入る。
(C) NCsoft Corporation. Licensed to NC Japan K.K. All Rights Reserved.
(2012年 4月 9日)