任天堂、「ニンテンドー3DS」のスペックを公開
上画面で裸眼立体視を実現、2つの外側カメラを搭載
任天堂株式会社は、現時点でのニンテンドー3DSのスペックを公開した。立体視が可能な上画面は、ニンテンドーDSiの3.25インチから3.53インチへ大型化しているが、本体の大きさを見てみると、横幅はDSiの137mmから134mmに小型化。縦幅もDSiの74.9mmから0.9mm小さくなっていることがわかる。外側のカメラが2つになったせいか、上画面の立体視対応のせいか、厚さだけはDSiの18.9mmから2.1mm増して21mmとなっている。
ほかには、外側カメラが2個に増え、立体視対応の写真が撮影可能になった(撮影解像度は640×480ピクセルで、DSi同等)ほか、360度のアナログ入力が可能となったスライドパッドが追加。モーションセンサーやジャイロセンサーを内蔵し、そしてDSi同様カメラによる画像認識などの入力にも対応する。
上画面右には、3D表示の立体深度をスムーズに変更できる「3Dボリューム」が追加され、DSiでは電源ボタンと共用だった本体に内蔵される機能を呼び出すボタンが「HOMEボタン」として独立した。
タッチペンが伸縮可能となっているのはDSシリーズ初。伸ばした状態で約10cmとなっており、DSiの92mmよりも長くなっている。
また、公式サイトで明らかになったのは3つのカラーバリエーション。プレゼンテーションでも登場したエメラルドグリーン系、そしてオレンジ系、最後にブラック系の3色となっている。ただし、これは現時点でのカラーリングで、製品版でこのカラーリングが採用されるかは未定。
【6月16日12:05追記】
※本製品のスペックおよび画像は、すべてE3での発表時点のものです。今後、予告無く変更される場合があります。
「ニンテンドー3DS」の正面と側面、そして上画面裏のカメラの様子がわかる |
サイズ | 約134mm×約74mm×約21mm(縦×横×厚さ:閉じた状態) |
重量 | 約230g |
上画面 | 3.53インチ 裸眼立体視機能つきワイド液晶 800×240ピクセル(横800ピクセルを左目用・右目用交互にそれぞれ400ピクセル割り当てることで、立体表現が可能) |
下画面 | 3.02インチ タッチ入力可能 320×240ピクセル |
カメラ | 内カメラ1個/外カメラ2個 解像度はいずれも640×480(0.3メガピクセル) |
無線通信 | 2.4GHz ニンテンドー3DS同士の対戦プレイが可能 無線LANアクセスポイント経由でインターネットに接続可能(セキュリティーを強化(WPA/WPA2)した IEEE802.11対応予定) ユーザーが能動的な操作を行なわなくても、スリープ時に自動でニンテンドー3DS同士でデータを交換したり、インターネットからデータを受信する機能をシステムでサポート |
入力(操作系) | A/B/X/Yボタン、十字ボタン、L/Rボタン、スタート/セレクトボタン スライドパッド(360度のアナログ入力可能) タッチスクリーン 内蔵マイク カメラ モーションセンサー ジャイロセンサー |
その他入力 | 3Dボリューム…3D表示の立体深度をスムーズに変更可能 HOMEボタン…本体に内蔵される機能を呼び出す 無線スイッチ…ゲーム中でも無線をオフする事が可能 電源ボタン |
コネクタ | ゲームカードスロット SDメモリーカードスロット ACアダプタ接続端子 充電端子 ヘッドホン接続端子 |
サウンド | 上画面左右のステレオスピーカー |
タッチペン | 伸縮可能(伸ばした状態で約10cm) |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
ゲームカード | ニンテンドー3DS専用のゲームカード サイズはDSカードと同等 容量は発売時点では最大2GB |
(2010年 6月 16日)