「アイラオンライン」、米澤円さんが生ツンデレボイスを披露
「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」、遠藤雅伸氏がゲーム内と連動したイベントを実施


5月3日 開催

会場:ベルサール秋葉原

入場料:無料


 株式会社サードウェーブは、4月29日よりベルサール秋葉原にて「秋葉原PCゲームフェスタ」を開催している。6日目の5月4日には、WeMade Onlineの「アイラオンライン」とロッソインデックスの「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」のイベントが行なわれた。

 「アイラオンライン」ではゲーム内のキャラクターの声を担当する声優の米澤円(まどか)さんがゲスト出演し、今後のアップデートプランが語られた。また、「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」ではスーパーバイザーを務める遠藤雅伸氏と声優の北嶋ひろみさんがWebラジオ番組「遠藤雅伸のMGSラジオ」のスペシャル版を収録し、ゲーム内と連動したイベントを開催し、大きく盛り上がった。




■ 「アイラオンライン」、70レベル以上対象の新地域「ディネ」を5月に実装

プロデューサーを務めるWeMade Online営業第2チームパート長の荻原優希氏
ゲーム内ではたくさんの声優が声を収録しており、キャラクター作成時に選べる。米澤円さんはツンデレな女性キャラクターを演じる

 「アイラオンライン」ではプロデューサーを務めるWeMade Online営業第2チームパート長の荻原優希氏と、ゲーム内のキャラクターの声を担当する声優の米澤円さん、タレント胡桃咲姫さんが登場し、今後のアップデート要素を紹介した。

 最初に荻原氏は「『アイラオンライン』は4月28日から正式サービスをスタートできましたが、メンテナンスを繰り返し、本日も1部インスタンスダンジョンに入れないという不具合が発生しています。皆様にご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。今後はこのようなことがないように運営チーム一同務めていきたいと思います」と集まったファンの前で頭を下げた。

 荻原氏の謝罪の後、「アイラオンライン」の今後のアップデートプランが紹介された。最初に紹介されたのが「ランキングシステム」。一定期間に多くの経験値を稼いだ、多くの所持金を獲得した、という形でランキングの1位を獲得したユーザーには称号が贈られるという。こちらは5月に実装される。

 次に紹介されたのが同じく5月のアップデートで実装予定の新地域「ディネ」。レベル70までのキャラクターを対象とした高レベル地域だ。青い海の広がる美しい場所だが、北に海賊、南にはアンデッドが徘徊する危険な地域だ。今回、ディネ地域のモンスターのイラストなども公開された。

 海賊のモンスターは人間型で、カジキマグロを武器にしたユニークなキャラクターもいる。またイモータルトーチと呼ばれるモンスターは、帝国を再興するためある帝国軍の将軍が作った軍隊だが目的を見失い、山賊になってしまったという。彼らとはゲームのストリーで深く関係してくるようだ。また「バレイ山」と呼ばれる場所には、ゲーム内のマスコットモンスターの「モルモット」とあう大型のネズミのようなモンスターがパワーアップして登場する。ライフルなどの武器で武装しており、鉱山で強制的に鉱夫を働かせているという。今後もモルモットは新地域で新しい姿で登場してくるようだ。

 さらに会場ではアンデッドやモルモットのボスモンスターも紹介された。彼らボスモンスターを倒すと新装備の素材が手に入る。ボスドロップの素材だけではなく、様々な素材を集めなくてはならず、アイテムを作るのは難しそうだ。イベントでは新地域やキャラクターの装備をデモプレイによって紹介した。米澤さんは装備と景色がお気に入りだと語った。

 「アイラオンライン」ではプレーヤーキャラクターの声に声優を起用しており、ラジオチャットといわれるショートカットメッセージも用意されている。イベントでは米沢さんによる「いつ来たの、こんにちは」、「ふーん、○○のくせにまあまあできるじゃない、オメデト」などプレーヤーにはおなじみの“ツンデレ”キャラクターのラジオチャットを披露した。

 ゲーム内の今後の要望として、米沢さんは「プレーヤーデザインによるアバターアイテム」を提案し、米沢さんはインコの着ぐるみが欲しいという。「モンスターをかっこよく倒すとモテる」というシステムはどうか、という提案もあった。これを受ける形で胡桃さんは「限定ボイスはどうか」と意見を寄せた。イベントの最後には、ジャンケン大会では米沢さんのサイン入りポスターとゲーム内アイテムがプレゼントされた。


タレント胡桃咲姫さんは実際にゲームをプレイしてブログ記事も執筆している。イベントでは実際に新地域を見る場面も
左と中央は新地域で変身できるようになるモンスター。右はカジキマグロを武器とするユニークな海賊だ
70レベル以上のキャラクターを対象にした新地域。モンスターや新装備も確認できる。この他、ランキングシステムも実装される



■ 「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」、ストーリー、新地域、設定などで遠藤氏が参加し夏にアップデート予定

スーパーバイザーを務める遠藤雅伸氏。新コンテンツではストーリーや設定、マップの調整などにも関わるという
「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」のプロデューサーを務めるロッソインデックス企画運営部門ゲーム運営部ゲーム運営課の大槻林太郎氏
Webラジオ番組「遠藤雅伸のMGSラジオ」のパーソナリティー、声優の北嶋ひろみさん

 「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」のイベントでは開始の2時間前から並ぶ人もいて、全部で200人の来場者があった。年配のプレーヤーも多く、遠藤雅伸氏の「最初の『ドルアーガの塔』をプレイした人?」という質問に会場の多くの人が手を上げた。

 イベントの盛況には遠藤氏のステージ終了後に行なわれる、ゲーム内アイテムが当たる「リアルガチャ」が先着順のため、という側面もあったが、遠藤氏のファンだから来たという人達も多く、イベント終了後も遠藤氏を囲み談笑しているファンも多かった。

 今回のイベントはWebラジオ番組「遠藤雅伸のMGSラジオ」のスペシャル版として進行した。パーソナリティーを務める遠藤氏と声優の北嶋ひろみさんに加え、「ドルアーガの塔」のプロデューサーを務めるロッソインデックス企画運営部門ゲーム運営部ゲーム運営課の大槻林太郎氏が登壇した。

 会場ではゲームの概要を最初に説明した。スーパーバイザーという立場の遠藤氏はアニメーション作品「ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~&~the Sword of URUK~」に関わっていたが、「ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~」にはこれまでプレーヤーという立場での関わりが最も大きかった。しかし最近では、今後展開するストーリーに関して、遠藤氏の考える世界観、メインキャラクターであるギルとカイとゲームの関係など、遠藤氏のアイデアが大きな動きをもたらしていくようだ。

 ストーリーに関し、遠藤氏は冗談交じりに「“中二病”を全開にしてくれといわれている(笑)」とコメント。中学生が考えるような荒唐無稽なアイデアを盛り込んで欲しいといわれているようだ。

 大槻氏は、遠藤氏が開発に関わるという形で、新マップ「キシュア」が夏に追加されることを発表した。「キシュア」は、「迷いの森」と呼ばれる場所の隠れ里の様な場所で、ギルはここで森を守っているカンサ将軍の娘と冒険することになるという。キシュアはギルの目指す「ラマン神殿」へ続く道となる。

 また、同じく夏頃に「大規模PvE戦」の実装も予定している。巨大なボスモンスターとプレーヤー達がどう戦うか、大規模な協力プレイが楽しめる。「ボスモンスター倒したときに、参加した人全員に何かを渡したい」ということを遠藤氏は希望しているとのことだ。設定的には今まで行くことができなかった場所を舞台として、「冥界のパワーが非常に強くなっていて、この世界に漏れだしている」という状況が巨大モンスターを生み出す状況になっている。この大型モンスターを討伐できない場合、マップ上に普段現われない強力なモンスターが登場するという。

 Webラジオ番組としてはリスナーからのメールを紹介。さらに会場やゲーム内のイベント会場から質問や要望を募った。「スーマール帝国はいつ実装されるか」という質問に対し、「この時代まだギルはスーマールまでいっていないので実装は遅らせている」。「“サキュバスの穴”の難易度が高い」という要望に対しては、これに限らず職業間バランスや、制限時間などバランス対策を行なっていくという。

 また、「六翼の盾の6段階目の覚醒は未実装、55レベルの生産装備に関してはノーコメント」というコアプレーヤー向けの情報も公開された。デスペナルティーに関しては遠藤氏も不満を持っているとのことで、こちらに関してはバランスや減らす要素を銀行に預けていない所持金にするなどの要素を考えている。経験値テーブルもレベルキャップ開放を機会に緩和されていく予定だ。

 質問の後は、ゲーム内と連動したイベントが実施された。北嶋さんと遠藤氏がそれぞれキャラクターを操作し、プレーヤー達に守られながら「夢の塔」の1階を走破するというものだった。強力プレーヤーが集まっているようで強敵を次々と倒し見事ゴール。賞品は「遠藤雅伸なりきりセット」で遠藤氏のキャラクターそっくりになれるアバターアイテム。イベント会場のキャラクターが次々と遠藤氏そっくりになった。

 会場ではラジオ番組終了後「リアルガチャ? アキハバラスペシャル」としてゲーム内アイテムが入手できる「ガチャ」を販売、整理券の順にユーザーが並び、1人最大10個まで、限定1,000個のガチャが販売された。ちなみにガチャは2個で1,000円とのことだ。来場者のほとんどはガチャの列に並び、販売機のハンドルを回していった。


今回のイベントと連動したゲーム内イベント。遠藤氏と北嶋さんのキャラクターを守りフロアを進む。賞品は遠藤氏そっくりになれるアバターアイテム
遠藤氏のトークに会場は大きく盛り上がった。多くの質問も出て、リアルガチャも来場者のほとんどが並び、ハンドルを回していた

アイラオンライン
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ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~
(C)NBGI/イズミプロジェクト published by GONZO ROSSO K.K. produced by Q Entertainment Inc.

(2010年 5月 4日)

[Reported by 勝田哲也]