先行レビュー

【ウマ娘】熱血ストーリーで強力なウマ娘が目指せる! 新シナリオ「Beyond Dreams 共に前へ、共に光を」先行体験レポート

「ブリーダーズカップ」出走でアメリカンドリームを駆け抜けろ!

 Cygamesの育成シミュレーションゲーム「ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)」が2021年2月24日にリリースされてから、間もなく5周年を迎えることになる。そんな5周年当日の2月24日、新たな育成シナリオ「Beyond Dreams 共に前へ、共に光を」(Dreams編)が実装される。

 前回の育成シナリオ「温泉郷編」では、シナリオ専用の温泉シーンの追加や、全距離に対応できる育成シナリオとしてプレイしやすい仕上がりとなっていた。今回の「Dreams編」はどのような仕上がりになっているのだろうか?

 本稿ではメディア向けに事前に開催された先行体験会に参加し、新育成シナリオをプレイしてきたので、その時の模様をレポートする。まずあらかじめ伝えておくと、今回の「Dreams編」は「ブリーダーズカップ」での勝利を目指す「熱い」育成シナリオが最大の特徴だ。

 「ブリーダーズカップ(Breeders' Cup)」とは、年に1回アメリカで開催されるアメリカ競馬の祭典だ。芝とダートの様々な距離のカテゴリーのチャンピオン戦を1度にまとめて開催する大型イベントとなっている。日本の競走馬もこれまでに数多く挑戦してきた歴史があるが、ウマ娘のモチーフとなっている競走馬としてはラヴズオンリーユーとエスポワールシチーのほか、カジノドライヴ、マルシュロレーヌ、レッドディザイア、フォーエバーヤングといった名馬が挑戦している。今回の新育成シナリオにはこれらの競走馬をモチーフにしたウマ娘も新たに登場しており、シナリオの中でも重要なキャラクターとして位置づけられている。

 育成についても全距離対応になっているので、短距離から長距離まで幅広いウマ娘が育成できる。なお、体験会でプレイした新育成シナリオはまだゲームバランスが調整中など、開発中の物となるため、リリース時と異なる場合がある点は予めご了承頂きたい。

Dreams編のイメージカットより。ブリーダーズカップで頂点を目指せ!

ブリーダーズカップでの勝利を目指すプロジェクトが始動!

 新育成シナリオ「Beyond Dreams 共に前へ、共に光を」の大まかなあらすじは、世界最大規模のGIの祭典である「ブリーダーズカップ」に出場して勝利を目指す、というもの。そのためにかつての挑戦者カジノドライヴが登場し、トレセン学園で遠征プロジェクトを発足。プロジェクトに参加したウマ娘たちとともに、世界に向けての挑戦の日々がいよいよ始まる! というストーリーが展開する。

 カジノドライヴは、今回の新育成シナリオ「Dreams編」で登場する新たなウマ娘。彼女は「Dreams編」においてはサポートカードとして登場する事が決定しているが、作中で現役のウマ娘であり、将来的に育成可能なウマ娘として登場する可能性もありそうだ。

Dreams編で追加となる重要キャラクターの1人、カジノドライヴ。本シナリオではサポートカードとしての追加が決定しているが、現役のウマ娘という設定とのことで、今後育成可能なウマ娘として追加されるかも?
オープニングで颯爽と登場するシーンも印象的
サポートカード、SSR「[American Dream]カジノドライヴ」として実装される

 カジノドライヴがリーダーとして主導するプロジェクト「DREAMS」特別チームのメンバーは、すでに実装済みのウマ娘であるラヴズオンリーユーとエスポワールシチー、新たに追加となるマルシュロレーヌ、レッドディザイア、フォーエバーヤング、そこにプレーヤーが育成するウマ娘を加えた6名のウマ娘たちの中から4名がチームメンバーとなり、ブリーダーズカップに挑戦する形となっている。

 新シナリオでは育成の開始直後に最終目標のブリーダーズカップの出場レースを選択する。ここには短距離~中距離までのレースが用意されているので、この中から育成ウマ娘に最適なコースを選出する。すると、チームメンバーは自動で3名選出され、最後のブリーダーズカップではチームメンバー4名がそれぞれ選択したレースに挑戦する流れとなっている。例えば、芝の2,400m(中距離)を育成ウマ娘が選択すると、ダートの1,800m(マイル)や2,000m(中距離)に参加するウマ娘は自動で選出されるといった具合だ。

 なお、「Dreams編」においては、選出した出場レースごとに育成目標が決まっているため、ウマ娘ごとの個別目標はない。そのため、新たなウマ娘をゲットして個別目標をクリアしたり、固有イベントや温泉などを楽しみたい場合は、ほかの育成シナリオでプレイする必要がある点には注意が必要だ。また、シニア級11月前半にブリーダーズカップが行なわれるスケジュールになっているため、トレーニング期間は従来より短めとなっている。

トップ画面より。育成ウマ娘のバックにはチームメンバーとなるラブズオンリーユーやエスポワールシチーたちの姿も描かれている
育成開始直後にブリーダーズカップの出場レース選択が行なわれる
選択した出場レースに応じて、その後の育成目標が設定されるほか、クリア後に得られる獲得スキルヒントが決まる

 育成の流れとしては、通常のトレーニングに加えて、パラメータの大幅アップが見込める強力な「DREAMSトレーニング」が用意されており、回数制限はあるが、一定の期間ごとに任意のタイミングで発動できる。

 DREAMSトレーニング発動時はサポートカードで編成したウマ娘たちとチームメンバー全員がトレーニングに参加し、選択したパラメータを大幅にアップできる。本来トレーニング時の獲得パラメータは最大100だが、DREAMSトレーニングではこの限界を突破し、100以上のポイントが獲得できる場合もあるため、かなり強力だ。ただし、通常のトレーニングと比較して、サブパラメータの獲得量がダウンする点には注意が必要だ。

 通常のトレーニングメニューについては従来とあまり変化はないが、今回は「DREAMS」チームに加入したメンバーも一緒にトレーニングを行なう。一緒にトレーニングすることで、参加したメンバーたちの「ドリームゲージ」が増加し、ゲージがMAXの状態でさらにトレーニングすると「メンバーランク」が上昇。この時のトレーニングは効果がアップするという恩恵もある。こうしてメンバー全員のランクが上がることで「チームランク」が上がる仕組みだ。

 チームランクは、最も低いメンバーランクが全体の評価になる。チームランクが上がることで、トレーニング時の効果アップなどの恩恵が得られるだけでなく、毎年6月後半終了時と12月後半終了時の計5回行なわれる「振り返り」の目標にもなっているため、チームメンバーたちのレベルを均等に上げて、よりチームランクを高くして、より高い評価を得ることが育成のコツとなるだろう。

通常トレーニングよりも強力な「DREAMS トレーニング」でウマ娘を強化!ただし、期間ごとに回数制限が設定されている
「DREAMS トレーニング」発動時には得られる効果などが確認できる発動確認画面が表示される
「DREAMS トレーニング」発動時はチームメンバーのほか、サポートカード編成のウマ娘たちも大集合。サブパラメータの獲得量はダウンするが、その代わりに100以上のポイントが獲得できる場合もあるので、大幅な強化が狙える
チームメンバーたち全員のランクが上がることで「チームランク」が上昇!年に2回行なわれる「振り返り」目標でもあるので、意識して狙っていきたい

 DREAMSトレーニングで重要になるのが、新たに追加された「チームパラメータ」だ。こちらはメンバーランクが上がった時などに獲得できるDP(DREAMS POINT)を使ってレベルを上げることで、DREAMSトレーニング発動時の特殊効果などが追加できるようになる。上手く利用することで、DREAMSトレーニングをさらに強力にパワーアップできる。

 チームパラメータはフィジカル/テクニック/メンタルの3種類があり、フィジカルは友情ボーナスや体力消費ダウンなど、テクニックはスキル関連、メンタルは失敗率ダウンや絆ゲージなど、関連した特殊効果が割り当てられている。なお、チームパラメータについては、育成開始後3ターン目、以降は「振り返り」直後に行なわれる「作戦会議」の場面でのみレベルアップが可能となっている。

 なお、DREAMSトレーニングの発動回数は「振り返り」までの期間の間で原則2回、シニア級6月後半に行なわれる最後の「振り返り」以降は4回分がストックされるので、よきタイミングで発動して効率的に育成するのがいいだろう。

 「Dreams編」では、サポートカードとして、SSR「[American Dream]カジノドライヴ」やR「[『DREAMS』責任者]カジノドライヴ」が編成されている場合、チームパラメータのレベルアップに必要なDPが未編成時と比べて多く貰えるようになっている。RとSSRでも獲得量が異なるため、編成に加えればよりスムーズな育成ができるだろう。

年に2回行なわれる「振り返り」では、チームランクが指定以上に達しているかなどの確認が行なわれる
カジノドライヴから報告書が提示され、その結果がよければ「Excellent!」など2段階で評価が行なわれる
見事にExcellent!評価になれば、より多くのDPやスキルヒントなどがゲットできる
「振り返り」の後は次の作戦会議が行なわれ、ここで「DREAMS トレーニング」で重要な要素となる「チームパラメータ」が強化できる
「チームランク」の達成状況については育成トップ画面でも確認できるほか、作戦会議時に獲得できるDPについては、トップメニューの「作戦確認」からも確認できる

 シニア級の11月前半には、いよいよ最終目標のブリーダーズカップが行なわれる。ここの難易度は従来の育成シナリオ内のレースよりも高めに設定されるとのことなので、ここをいかに突破できるかが攻略の山場となる。

 なお、ブリーダーズカップのレース開始前とレース終了時には、通常レース時とは異なるカットシーンが追加となっているので、是非チェックしてみてほしい。「DREAMS」チームメンバーたちの絆が感じられる熱いシーンとなっている。ブリーダーズカップで勝利すると、レースごとにあらかじめ設定されたスキルが獲得できるようになっている。

アグネスデジタルが熱血トレーニング!これぞ青春!

 今回の体験会では、筆者にとっては長い付き合いのアグネスデジタルを育成することにした。アグネスデジタルはダートも芝も両方走れるオールラウンダーだ。ブリーダーズカップでは、ダートと芝がどちらも選択できるので、何度も周回すればアグネスデジタルなら、距離適性さえ調整できれば全てのレースを制覇させるといった遊び方で楽しむのも面白そうだ。

 今回の新育成シナリオは、詳細に触れるのはネタバレになるので避けるが、直球勝負の熱血シナリオとなっている。チームメンバーたちの練習中のやり取り、練習後のひと時、メンバーたちで神社に勝利祈願にいったり、練習で熱くなるメンバーたちなど、正に青春を感じさせるような追加のカットシーンが各所で楽しめる。ストーリー重視のトレーナーたちも熱いドラマを堪能できるのがうれしいところだろう。ほかにもDREAMSトレーニングの新規ビジュアルなどもある。個人的にはチーム一丸となってトレーニングに挑むアグネスを堪能できたので、言う事なしだ。

体験会ではアグネスデジタルで新シナリオに挑戦することにした。表面上はオタクキャラながら、意外と熱いハートを持っているのもアグネスデジタルの魅力の1つだからね!
ダートも芝もどっちもいけるオールラウンダーのアグネスデジタルならブリーダーズカップの全レース制覇も夢じゃない!
ブリーダーズカップの出場レースでダートを選ぶと育成目標もダートレースがメインになる
「振り返り」にも積極的に参加!これまで以上にアグレッシブなアグネスデジタルが堪能できるのはアグネス好きにはご褒美だ

 育成のポイントは、やはりメンバーランクが満タンになった次のトレーニングだ。ここはトレーニングにプラス効果が得られるところなので、友情トレーニングなども含めて、より強力なトレーニングをチョイスして効率的な育成を心掛けたい。そしてもちろん、非常に強力なDREAMSトレーニングをどのパラメータに使って数値を伸ばすのかなども重要となる。

 ちなみに、チームパラメータを上げられるのは最大8まで。なるべく均等になるような割り当てをしていくと、大体平均6くらいでとどまるので、パラメータを上げる方向ならフィジカル強め、スキルを伸ばしたいならテクニック重視といった形で、場合によってどのようにバランスを取るかは実装後の課題となりそうだ。

 また今回の「Dreams編」でもおまかせ育成は利用可能となっており、設定項目ではどのチームパラメータを上げるかの優先順位が個々に設定できるようになっていた。おまかせ育成を使う場合は、周回を繰り返してベストのパラメータの割り当てを模索していきたい。

 「Dreams編」のプレイ時間は、おまかせ育成の最速スキップ設定利用時で大体25分程度。パラメータ上限はスピードが2100、スタミナ1700、パワー1700、根性1700、賢さ1800となっていた。

トレーニング時にチェックする要素としては「チームパラメータ」がどのくらい上がるか、かつメンバー全員のバランスも重要となる。また、「DREAMS トレーニング」の発動回数や「振り返り」までの残りターン数など、手動育成時は見るべきポイントも多い

5周年にふさわしく、ややテクニカルな育成シナリオ

 実際の育成シナリオのプレイ感がどうなるかは手持ちのサポートカードや継承ウマ娘を使ってみて試したいところだが、なるべくメンバーランクを均等に上げていき、チームランクを順調に上げていくような育成を心掛けたい。油断していると、メンバーたちのランクが偏ってしまい、チームランクが上がらずに「振り返り」での評価を落としてしまうからだ。メンバーランクはゲージが最大になったところで1度止まり、その次のトレーニングで上がる仕組みなので、残りターン数の計算ミスがないように、余裕を持って上げておくのがいいだろう。

 今回の新育成シナリオは、普段のトレーニングそのものはいつもと同じプレイフィールながら、DREAMSトレーニングにおけるチームパラメータの追加効果との関連性については、育成するウマ娘に応じてベストの調整が必要になってくるだろう。そういう意味では、かなりテクニカルな育成シナリオという印象を受けた。裏を返せば、この辺りの調整をしっかりと踏まえてプレイすれば、さらに強力なウマ娘が育成できるようになっているのは間違いないし、慣れてくれば手軽に周回できるようにもなりそうだ。

 ただし、ウマ娘固有のクリア目標や、温泉旅行は発生しないため、この辺りを楽しみつつ周回するなら、追加の温泉ビジュアルなども楽しめる「温泉郷編」も捨てがたい。現段階での自分にとっての最強育成をやりたいなら、「Dreams編」を選ぶと良いという印象を受けた。

 2025年末には漫画版の「ウマ娘 シンデレラグレイ」の連載も無事完結したところだが、2026年はこの5周年を境にどんな未知なる世界を見せてくれるのだろうか。新たなメディアミックス展開やライブの展開などのサプライズを楽しみに、ウマ娘からは今後も目が離せない。

フォーエバーヤングのSSRサポートカードの追加も決定している
バランスよくチームメンバーたちのランクを上げるのが育成のポイントの1つだ