セガ、DS「サカつくDS ワールドチャレンジ2010」
2つの通信モード、「Wi-Fi」と「ワイヤレス」を紹介
株式会社セガは、5月27日発売予定のニンテンドーDS用スポーツシミュレーション「サカつくDS ワールドチャレンジ2010」において、「Wi-Fi」と「ワイヤレス」を使った2つの通信モードの情報を公開した。また、各国代表を指揮し、世界一を目指して戦う「ワールドチャレンジモード」と、日本代表を指揮し、世界のクラブと戦う「日本代表チャレンジモード」の情報も公開となったので、こちらの情報も併せて紹介していく。
■ Wi-Fi通信
Wi-Fi通信では、1シリーズをランキングで競い合う「熱闘モード」と、1試合単位で対戦することができる「Wi-Fiマッチ」の2種類のモードが用意されている。
「熱闘モード」は、1シリーズ(7日を予定している)内の試合成績(10試合前後)によってランキングが決定する。基本的にはプレーヤー同士の対戦をメインとしているが、一定確率でCOM戦になる。シリーズを終えると、順位に応じてアイテム、賞金、クラブ経験値を得ることができるほか、成績に関係なく10試合ごとに選手を獲得できる抽選券を1枚もらうことができる。
下記の1から15までの順に毎週異なったレギュレーションのシリーズが開催され、シリーズごとにランキングを競うことになる。「熱闘モード」では、国籍ボーナスと呼ばれる要素が存在し、それに対応する国籍の選手を1人入れるごとに、チームコストが1アップするという(各シリーズごとに、チームコスト、レア枠は固定化されている)。
No. | シリーズ名 | レギュレーション | 国籍ボーナス | 特徴 |
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1 | ニホンダイラシリーズ | Jリーグ | なし | 制限が厳しいJリーグレギュレーション |
2 | サン・ドニシリーズ | 無制限 | フランス | フランス選手が有利になるシリーズ |
3 | ヴェストファーレンシリーズ | 無制限 | ドイツ | ドイツ選手が有利になるシリーズ |
4 | ニシキョウゴクシリーズ | 日本人のみ | なし | 制限が厳しい日本人限定のシリーズ |
5 | マラカナンシリーズ | 無制限 | ブラジル | ブラジル選手が有利になるシリーズ |
6 | カンプ・ノウシリーズ | 無制限 | スペイン | スペイン選手が有利になるシリーズ |
7 | ミツザワシリーズ | Jリーグ | なし | Jリーグレギュレーションの最高レベル |
8 | ボンボネーラシリーズ | 無制限 | アルゼンチン | アルゼンチン選手が有利になるシリーズ |
9 | ウェンブリーシリーズ | 無制限 | イングランド | イングランド選手が有利になるシリーズ |
10 | トドロキシリーズ | 日本人のみ | なし | 標準的な制限の日本人限定シリーズ |
11 | アムステルダムシリーズ | 無制限 | オランダ | オランダ選手が有利になるシリーズ |
12 | サン・シーロシリーズ | 無制限 | イタリア | イタリア選手が有利になるシリーズ |
13 | コマバシリーズ | Jリーグ | なし | 標準的な制限のJリーグレギュレーション |
14 | コクリツシリーズ | 無制限 | 日本 | 日本人選手が有利になるシリーズ |
15 | リール・ジュメシリーズ | 無制限 | なし | 最高レベルのシリーズ |
ネットワークボーナス |
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シリーズ順位ボーナス1位 |
シリーズ順位2位 |
シリーズ順位3位 |
シリーズ順位ボーナス~30位 |
シリーズ順位ボーナス~500位 |
シリーズ参加賞 |
試合回数ボーナス |
「熱闘モード」には、右のようなネットワークボーナスが用意されており、本編(サカつくモード)で使用することができる選手獲得抽選券がもらえるほか、上位の順位ほどよりよい報酬を得られることができるという。また、シリーズ終了後には“クラブ称号”を上げるために必要となる「クラブ経験値」も得ることができる。
クラブ称号とは、ランクアップすることでチームコストの上限とレア枠がアップする(Wi-Fi通信のみのチームコスト・レア枠に影響し、本編には影響しない)というもので、対戦を有利に展開するには欠かすことができない要素の1つといえるだろう。
「Wi-Fiマッチ」は、友達やライバルたちと1試合単位で対戦することができるモード。大会設定がプリセットされている「ジャパン」と「ワールド」、カスタマイズ可能な「オリジナル」の3種類のモードが用意されている。試合終了後には、「熱闘モード」と同様にクラブ経験値が手に入る(「熱闘モード」にはクラブ称号ボーナスが用意されているが、「Wi-Fiマッチ」にはボーナスはなく、経験値のみが手に入る)。
【大会設定一覧】 | |||
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項目 | チームコスト | レア枠 | レギュレーション |
ジャパン | 60 | 1 | Jリーグルール |
ワールド | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
オリジナル | 可変 | 可変 | 可変 |
【各レギュレーションの設定値】 | |
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項目 | 可能な設定 |
総コスト | 30~130/無制限(コストは10刻み) |
レア枠 | 0~9/無制限 |
レギュレーション | Jリーグ、日本人のみ、無制限 |
【Wi-Fi通信】 | |
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「熱闘モード」 | 「Wi-Fiマッチ」 |
■ ワイヤレス通信
ワイヤレス通信は、「ワンゲームマッチ」、「選手トレード」、「すれちがい通信」、「ミッション」の4モードが収録されている。
友達や家族と1対1の試合を行なうことができる「ワンゲームマッチ」は、大会設定がプリセットされている「ジャパン」と「ワールド」、カスタマイズ可能な「オリジナル」の3種類が用意されている(設定は上記【大会設定一覧】と【各レギュレーションの設定値】と同じ)。
「選手トレード」は、他のプレーヤーと選手の交換をすることができるモード。お互いが必要としている選手をトレードすることで、ゲームを有利に展開することができるという。また、選手はトレードを行なうことで、下記のいずれかのメリットを受けることがある。
メリット | 内容 |
---|---|
自信がアップ(小・中・大) | トレードでもらった選手の自信パラメーターがアップする |
契約年数がアップ | トレードでもらった選手の契約年数が1・2・3年アップする |
アイテムを獲得 | トレード回数に応じてアイテムを獲得する |
「すれちがい通信」では、ユーザープロフィールの交換とすれちがい抽選券を獲得するためのすれちがいポイントを得ることができる。すれちがい抽選券とは、すれちがいポイントが100ポイント溜まると、すれちがい抽選券を1枚獲得することができ、この抽選券を利用することで選手を1人獲得することができるというもの。すれちがい抽選券のメリットとしては、お気に入りクラブ(Jリーグと海外で1チームずつ選択可能。ただし、海外リーグ移籍を行なわない限り、海外のクラブをお気に入りにすることはできない)で設定しているクラブ選手を入手しやすくなるとのこと。
すれちがいポイントは、1回すれちがうと相手から一定のすれちがいポイントを得ることができる。短い頻度で多くすれちがいを行なった場合には、少しのポイントしかもらえず、期間が開いたほうが多くのポイントをもらうことができるようだ。以下の条件をクリアすることでもらえるポイントはアップする。
項目 | 説明 | ポイント(pt) |
---|---|---|
お気に入りボーナス | お気に入りクラブの一方が一致 | 10pt |
ダブルお気に入りボーナス | お気に入りクラブの両方が一致 | 20pt |
回数ボーナス | すれちがい回数50回ごとに獲得 | 100pt |
人数MAXボーナス | 1度に5人とすれちがいを達成 | 10pt |
「ミッション」は、特別な条件(ミッション)が設定された試合を友達などと一緒に挑戦する2人プレイ専用モード。条件(得点数やシュート数、ボール支配率など)をクリアすることで、賞金や選手を入手できる抽選券を得ることができる。ミッションには難易度が設定されており、難しいミッションほど報酬が良くなる。ミッションは、本編を進めることで追加され、大成功条件を達成するとリストから消えてしまう(成功条件だけであれば何度も繰り返しプレイすることができる)。消したくないミッションは、ロック機能を使ってロックすることができるが、大成功を達成してしまうとリストから消えてしまう。
抽選券の種類 | 説明 |
---|---|
プラチナ | 高難易度のミッションで入手可能だが、ゲットできる確率は低い。レアバージョンの選手を入手できる |
ラッキー | 低~高難易度のミッションで入手可能。ランダム抽選券よりも良い選手を入手しやすい |
ランダム | 低難易度のミッションで入手しやすい。ランダムで選手を獲得できる抽選券 |
【ワイヤレス通信】 | ||
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「選手トレード」 | 「すれちがい通信」 | 「ミッション」 |
■ 「インターナショナルモード」
「インターナショナルモード」には、日本代表を指揮し、アジア予選~インターナショナルカップを戦う「日本代表チャレンジモード」と、全42カ国から好きな国を選びインターナショナルカップ本選のみを戦う「ワールドチャレンジモード」の2種類のモードが用意されている。
「日本代表チャレンジモード」では、本編で獲得し強化した選手を招集することができ、プレーヤーオリジナルの日本代表で優勝を目指して戦うことができる。試合スケジュールはアジア予選(5節)から始まり、インターナショナルカップ(最大7試合)、フレンドリーマッチ(2試合)までとなっている。本編とは異なる点として、“ジャパンスピリッツ”と呼ばれる要素が追加されている。これは日本代表に対する国民・日本国内の期待度をイメージしたもので、ジャパンスピッツを高めれば高めるほど、代表選手の能力を強化することができるというもの。
ジャパンスピリッツは、国民の期待に応えるような結果、行動を取ることでアップし(試合結果やサポーターの要望に応えるなど)、期待に応えることができないとダウンしてしまう。入手したジャパンスピリッツを使用して、代表選手を強化できるアイテムを購入することができる。各アイテムは、1試合のみの効果を持つので、どのタイミングでアイテムを使用するかが、試合に勝利する鍵となるようだ。
【強化アイテムの例】 | |||
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強化アイテム名 | 効果 | ||
シュート強化Lv1 | チーム全員のシュート能力が少しアップ | ||
ドリブル強化Lv1 | チーム全員のドリブル能力が少しアップ | ||
パス強化Lv1 | チーム全員のパス能力が少しアップ | ||
タックル強化Lv1 | チーム全員のタックル能力が少しアップ | ||
パスカット強化Lv1 | チーム全員のパスカット能力がアップ | ||
FW強化Lv1 | 基本ポジションFW選手の全能力を少しアップ | ||
GK強化Lv1 | 基本ポジションGK選手の全能力を少しアップ | ||
疲労回復Lv1 | チーム全員の疲労を少し回復 | ||
背水の陣Lv1 | 次試合のジャパンスピリッツの増減ポイント数を2倍にする |
【「日本代表チャレンジモード」】 | ||
---|---|---|
「日本代表チャレンジモード」は何度でもプレイすることができ、プレイするたびに各選手のキャップ数が増えていくという。キャップ数が多くなることで、ジャパンスピリッツがアップする |
「ワールドチャレンジモード」は、用意されている42カ国の中から好きな国を選び、世界一を目指すモード。予選はなく、インターナショナルカップ本戦のみを戦う。ジャパンスピリッツのような強化要素はないが、選んだ国の国籍選手データを持っているとその選手を招集することが可能になる。
【「ワールドチャレンジモード」】 | ||
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優勝すると、特殊な選手を獲得することができたり、アイテムを入手することができる |
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□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「サカつくDS ワールドチャレンジ2010」のページ
http://game.watch.impress.co.jp/
(2010年 4月 27日)