バンダイナムコ、PSP「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-」
「リインフォース」と「八神はやて」の参戦が決定!!


2010年1月21日 発売予定

価格:5,229円(通常版)
   13,629円(リリカルBOX)


赤く燃える闘志をイメージした、通常版のパッケージデザイン

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2010年1月21日に発売を予定しているPSP用魔法対戦格闘アクション「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-」の最新情報を公開した。

 「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE-THE BATTLE OF ACES-」は、人気アニメ「魔法少女リリカルなのは」をモチーフにした対戦アクションゲーム。今回は、新たな参戦キャラクターとして、TVアニメ第二期に登場し、「闇の書」を司る存在としてなのは達の前に立ちはだかった「リインフォース」と、闇の書の最後の主である「八神はやて」の情報を中心に、対戦システム、最新イベントグラフィックスなどの情報をお届けする。

■ 登場キャラクター紹介

 本作は、TVアニメ第二期である「A's」をベースとしている。「A's」では事件の元凶となった「闇の書」を司る存在として登場した「リインフォース」と、闇の書の最後の主である「八神はやて」の2人がプレイアブルキャラクターとして本作に登場する。TVアニメ版のラストでは、八神はやてに名前をもらい消えていったリインフォースであるが、本作では「IF」物語としてリインフォースが消滅せず、はやてと一緒に行動を共にしているという設定になっていることが判明した。

 設定が「IF」となっているためか、モデルデザインにも若干の違いがあるようだ。よく見てみると、確かにTVアニメ版で特徴の1つであった体の赤痕がなくなっている。暴走した闇の書の防御プログラムはすでに彼女の体から喪われているということだろうか。彼女が戦う理由もTVアニメ版とは違うようだ。八神はやては、TVアニメ版では騎士甲冑を身に纏っての活躍シーンが限られていたが、本作では本格的な活躍が期待できるという。

【リインフォース】
ディレクター金子彰史氏のコメント

 やや振りは大きいものの、高威力の拳撃にてクロスレンジに存在感を発揮します。振りの大きさに伴って、隙も大きくなっているのですが、打撃の有効範囲は広く、近接戦闘では多くのキャラを圧倒します。ロングレンジでの魔法も、高速で使いやすい牽制用から、ダメージソースとなる主力技、配置型のトラップに、多方向からの変則的な砲撃魔法と、多彩に揃って死角がありません。

 ただ、クロスレンジ同様に隙や癖が強く、火力にて押し切っていく勢い型のキャラクターにはなりえません。相手の次なる一手を読み、選択肢を封殺していくことが勝利に繋がるテクニカルキャラクターとなっています。

【八神はやて】
ディレクター金子彰史氏のコメント

 高い威力の魔法を大量に、かつ広範囲に放出し、弾幕にて他を圧倒するキャラクターとなっています。膨大な魔力も特徴のひとつであり、クロスレンジで他のキャラクターと魔法を撃ち合っても、先にMP切れとなることはありません。弱点は機動力・瞬発力に乏しいところです。飛行魔法に慣れていないはやてなので、移動速度は遅く、ダッシュも回数が低く設定されています。

 クロスレンジにおける打撃戦も苦手です。広い間合いでの戦いを得意とするという点においては、なのはに近いものがありますが、なのは以上にロングレンジとクロスレンジの性能差が著しいという極端な設定も特徴です。



■ 対戦システム紹介

 対戦の基本となるのは、ロングレンジでの魔法攻撃やクロスレンジでのデバイス攻撃など駆使し、相手のHPゲージをゼロにするということ。規定数のフェイズを先取したほうが勝者となる。失われたHPゲージが対戦中に回復することはないが、例外として風の癒し手である「シャマル」だけは、HPの自動回復が可能となっているという。シャマルは攻撃力や防御力に特化したパラメーターを持ってないので、HP回復能力は重要なライフラインとなるようだ。

 HPゲージと同様に基本となるのがMPゲージ。ロングレンジで魔法を使用すると、それぞれの魔法に設定されたMPを消費する。魔法は、MPゲージの残量によって使用回数が定められているといえるだろう。MPゲージがゼロになっても、負けたことにはならないが、魔法攻撃は本作の要ともいえる存在。勝敗を左右する魔法が使えなくなるということは、厳しい戦いになることは間違いないだろう。また、ガード時に展開する魔法陣の生成もMPゲージがゼロだと使用することができなくなるという。

【対戦システム】
ロングレンジでの魔法を使ったバトルは、本作の魅力の1つとなっている。MPゲージがゼロだとロングレンジでは圧倒的に不利となってしまうクロスレンジではディバイスを使った肉弾戦バトルを楽しむことができる。相手に攻撃を与えてHPゲージをゼロにすれば勝ちとなる

 対戦の駆け引きを熱くさせる要素としては、「ドライブストック」と「アクセルストック」が用意されている。ドライブストックは、「フルドライブ状態」の発動回数を示すストック。フルドライブ状態はLボタンで発動し、それぞれに設定された1~3の回数だけ使用することができる。フルドライブ状態を発動させると、発動と同時にキャラクターの周囲に衝撃波が発生し、対戦相手を吹き飛ばすことができる。フルドライブ状態の発動は、アタックコンビネーション中にも組み込むことができ、相手のガードを崩したり、コンボ後の追い討ちとして利用することができる。

 アクセルストックは、Xボタンを押すことで発動する急加速行動「アクセル」の使用回数を示すストック。アクセルストックの数は、キャラクター毎に3~5の範囲で設定されている。アナログキーを入力した状態でXボタンを押すと、その方向にアクセルダッシュする。アナログキーをニュートラルにした場合は、相手方向に向かってアクセルダッシュし、相手に接近した状態でアナログキーをニュートラルにした場合は、相手の背後に回りこむアクセルターンとなる。

 相手との間合いを一気に詰めたり、背後を取ったり、相手の攻撃を回避するのに用いたりと、アクセルを絡めたアクションは、攻守どちらにも効果を発揮する。ハイスピードでバトルを行なう本作において、アクセルストックの数は大きな意味を持っているという。

【ストックゲージ】
フルドライブ発動の瞬間。白いエフェクトと共に衝撃波が発生し、近くにいる対戦相手を吹き飛ばす。戦術に組み込むことで効果も大きくなるアクセルストックは操作するキャラクターの足元に表示される。消費したアクセルストックは、一定時間の経過で回復するほか、ドライブストックを消費することでも全回復する

 各キャラクターには、一撃必殺の破壊力を持つ「フルドライブバースト」が用意されている。フルドライブバーストは、前述したフルドライブ状態のときにLボタンを押すことで発動させることができる。アニメさながらの演出で相手に大ダメージを与えることができるフルドライブバーストを使えば、不利な状況からの逆転勝利も可能になるという。今回は、クロノ、シャマル、はやてのフルドライブバーストシーンを紹介する。

【フルドライブバースト】
クロノ「エターナルコフィン」
はやて「ラグナロク」
シャマル「リンカーコア摘出」


■ 最新イベントCG公開

 ストーリーモードでは対戦の合間にイベントCGを使ったストーリー演出が用意されている。「闇の書」事件直後の、ひと時の幸せな時間を感じさせながらも、未来に向けそれぞれの胸に秘めた思いが新たな事件を通して語られていく。原作者・都築真紀氏の紡ぐオリジナルストーリーと、多彩なイベントCGを楽しむことができるのは、本作の魅力の1つとなっている。

【イベントCG】
集めたイベントグラフィックスは、クリア後に閲覧できるモードも収録されているというので、コンプリートを目指してみるといいだろう



■ 予約特典DLCに「ねんどろいど」なのはが登場!?

 本作の予約特典は、「ねんどろいどなのは」をゲーム上に登場させることができる“「デジタルなのは」DLカード”となっている。「ねんどろいど」とは、グッドスマイルカンパニー社から発売されているディフォルメフィギュアシリーズ。「なのはA's」と「ねんどろいど」とのコラボレーション企画で誕生した、高町なのはの「ねんどろいど」がどのようにゲーム中で活躍するのかは現段階では不明となっている。また、特典DLカードでは、この「ねんどろいどなのは」だけでなく多数の追加コンテンツを予定しているという。気になる人は早めに販売店をチェックしてみるといいだろう。

【「ねんどろいどなのは」】
SDモデルながら、バリアジャケットやレイジングハートも完全再現され完成度は高い

※予約特典は数に限りがあり、一部店舗ではお取り扱いの無い場合もある。店頭でお問い合わせいただきたい。
※デザインは仮のもので、実際の物とは異なることがある。予めご了承いただきたい。
※プロダクトコードを利用する際には、PSP本体をインターネットに接続する環境が必要となる。


※画面は開発中のものです。
(C)なのはA’s PROJECT (C)2009 NBGI

(2009年 11月 17日)

[Reported by 志賀康紀]