DeNA、「モバゲータウン」をオープン化
新規デベロッパーの参入に期待
8月27日 発表
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は、同社が運営している携帯電話向け総合ポータルサイト「モバゲータウン」のゲームにおけるAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)を、サービス事業者および開発者に開放し、オープン化を進めると発表した。
「モバゲータウン」は、2006年2月に正式サービスを開始した携帯電話向けゲーム配信サイト。豊富な無料ゲームに加え、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などのコミュニケーション機能を充実させたことによって、多くのユーザーを獲得し、7月末の時点で会員数1,469万人を記録している。
今回のオープン化では、SNS向けの共通APIである「OpenSocial」に準拠したAPIのほか、「モバゲータウン」のゲーム制作ノウハウをつぎ込んだゲームAPIや課金APIなど、ゲーム制作に利用可能なAPI群が開放される。これにより、開発者は「モバゲータウン」をプラットフォームとして同サイトのユーザーにゲームを公開することが可能になる。
同社では「モバゲータウン」のオープン化により、デベロッパーによる新しい創造力が活かされたゲームが次々と開発され、「モバゲータウン」で公開されることを期待しているという。また、デベロッパーにとっても、「モバゲータウン」のプラットフォーム上でゲームを公開することにより、課金収入のレベニューシェアとゲーム内広告の売上を得られるようになる予定としている。
(2009年 8月 27日)