SCEJ、「PCエンジン アーカイブス」
PCエンジン用ソフトが参入!
「ボンバーマン'94」など4タイトルを配信


7月15日 配信開始

価格:各600円


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3/PSP用ダウンロードサービス「PlayStation Store」のカテゴリ「ゲームアーカイブス」にて、過去に「PC エンジン」シリーズ(CD-ROM2を含む)向けに発売されたソフトウェアの取り扱いを7月15日より開始した。

「PC エンジン」本体

 PC エンジンは、ハドソンとNEC ビッグローブ(旧、日本電気ホームエレクトロニクス)が共同開発し、1987年10月30日に発売された家庭用テレビゲーム機。ハドソンの開発したLSI「C62 システム」を搭載しており、CPUの処理速度をはじめ、グラフィックス(512色)やサウンド(ステレオ6ch音源)など、当時としては高速かつ高性能を実現した。

 ゲームソフトの供給には、小型の大容量プラスチックROM「Hu-CARD」が採用された。また1988年12月4日には、CD-ROMを使った家庭用テレビゲーム機「PC エンジンCD-ROM2システム」も発売された。

 7月15日より配信が開始されたタイトルは、「ボンバーマン'94」、「高橋名人の新冒険島」、「戦国麻雀」、「デビルクラッシュ」の4本。すべてハドソンのタイトルとなっているが、今後PC エンジンシリーズ向けにソフトをリリースしたメーカー各社のゲームも随時配信される。

【ボンバーマン'94】

「ボンバーマン」史上初となるお助けキャラクター「ルーイ」が登場。それぞれに異なる特技を持つ5種類のルーイを、うまく乗りこなすことで戦いを有利に進められる。対戦モードの「バトルゲーム」では、バリエーション豊富な仕掛けが満載の10種のステージを舞台に激戦を展開。タッグマッチも楽しめる

【高橋名人の新冒険島】

4つのエリアで構成される7つのステージが存在。プレーヤーは、高橋名人を操作し、「オノ」や「ブーメラン」などを投げて敵を倒したり、「スケボー」に乗って移動しながら各エリアのゴールを目指す

【戦国麻雀】

群雄割拠の戦国時代を舞台とした4人打ち麻雀。相手を自由に選んで対戦できる「ノーマルモード」と、領地を選んで近隣の勢力と戦い天下統一を目指す「合戦モード」で、特殊なアイテムやイカサマはナシの真剣勝負を楽しめる。登場武将は、織田信長や豊臣秀吉など総勢12名

【デビルクラッシュ】

「骸骨騎士」や「魔道師」たちのダークな雰囲気が話題となったピンボールゲーム。上、中、下の3段で構成されるステージで、左右の「フリッパー」や「台揺らし機能」を駆使してゲームを進めていく。特定の条件を満たすと、合計で6種類のボーナスステージに挑戦できる


(C) HUDSON SOFT

(2009年7月15日)

[Reported by 中野信二 ]