「サイレントヒル f」の謎解き「残置物展」を体験！【TGS2025】

　TGS2025のコナミデジタルエンタテインメントブースで、謎解き企画「SILENT HILL f 残置物展（ざんちぶつてん）」が開催されている。今回、この謎解きに挑戦できたので、ネタバレしない範囲で内容をご紹介したい。

　「残置物展」は、9月25日に発売されたサイコロジカルホラー「サイレントヒル f」の世界観を体験できる謎解き企画。試遊ではなく、ゲームとは異なる方法で不気味な「サイレントヒル f」の世界を体験するという趣向を凝らした内容だ。

　ブースに入ると、まず淡く光る「石ころ」を手渡される。合わせて壁面にQRコード（ネット共有禁止）が設置されており、手持ちのスマーフォンでQRコードを読み込んであるWEBページを開いて待つよう促される。

　案内によれば、先の部屋はロッカールームとなっており、そこに入っている展示アイテムの情報を探ることで、「戎ヶ丘を生きた少女たち」の物語を知ることができるという。先ほど開いたWEBページでは何かしらの言葉を検索でき、ここで情報を探ることになる。

まず通される部屋。赤い

渡される石ころ。淡く光っている

　そして体験がスタートすると、来場者は思い思いにロッカーを開けて中を探ることになる。部屋には黒板などがあり、学校のような雰囲気。中にはゲーム内でバケモノとして登場する「アヤカカシ」（動かない）も佇んでいる。

　場所のムードも怖いが、そんな場所で「ロッカーを開けること」が怖い。実際には何もないのだが、なにかバケモノが飛び出してくるんじゃないかという嫌な予感がひたすら募る。しかしロッカーを開けないと謎解きが進まないので、ひとつずつ開けていく。

体験スタート。赤いし怖い

「アヤカカシ」がいた。なるべく近くを通りたくない

　中には「電話」や「虫かご」などの古びたアイテムがあり、検索でヒットしたりしなかったりする。そこで役立つのが「石ころ」で、情報があるアイテムに石ころを近づけると、赤く反応する。完全にアナログな謎解きではなく、最新技術が持ち込まれているところがゲームショウらしい。

　これ以上の内容についてはネタバレになるので書けないが、実際の謎解き時間は5分ほどしかない。ロッカーを開けないといけないし、言葉も検索しないといけないし、いろいろと忙しいのであっという間に時間が来る。「これじゃ謎が解けるわけないよ！」と思うのだが、そんな思いを汲んでくれる仕掛けもちゃんと用意されているので、安心して世界観に浸っていただきたい。

情報がありそうなアイテムの場合、石が反応する。キーワードが何かは自分で考えなくてはならない