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光・音・振動で魅せる“新生ルミネス”「Lumines Arise」が試遊出展【BitSummit2025】

「Tetris Effect」のノウハウを「Lumines」に!

【BitSummit the 13th】
開催期間:7月18日~7月20日
入場料:一般 当日券2,200円/前売り券2,000円
会場:京都府 みやこメッセ

 インディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にてプレイステーション 5/PS VR2/PC用パズル「Lumines Arise(ルミネス アライズ)」が試遊出展された。

 「Lumines Arise」は2004年にPSP用パズルゲームとしてリリースされた「Lumines」のシリーズ最新作。ここにEnhanceが2018年に発売した落ち物パズル「Tetris Effect」のノウハウが組み合わせることにより、爽快感あふれるビジュアルとサウンドを味わいつつ、「Lumines」らしいパズルが楽しめる新作となっている。

 2025年秋の発売に向けて鋭意制作が進められており、今回「BitSummit」のプレイステーションブースにて国内初のプレイアブル出展が行なわれた。

【『Lumines Arise』アナウンストレーラー | PS5】

 ゲームとしては従来の「Lumines」をベースとしているが、何よりも演出に特化した作品に仕上がっている。公開中のアナウンストレーラーでも確認できるが、美しい楽曲と演出をバックに「Lumines」のパズルをプレイでき、さらにPS5用コントローラーのDualSenseを使うと、ハプティックフィードバックによる振動が組み合わさって唯一無二のゲームプレイになっているように感じた。

 全30ステージの中で今回は序盤のみのプレイとなったが、短時間のプレイでもハプティックフィードバックによる凄みを体験できた。最初のステージではブロックが水の塊のようにプルプルしており、それがコントローラーを通して伝わってくる。一方で次のステージではブロックが機械のような見た目に変わり、それに合わせて振動も変化。PC版も発売予定となっているが、その際にもぜひDualSenseでプレイしてほしい作品となっていた。

ステージの変化に合わせてブロックの見た目も変わる

 また、イベントではディレクターの石原孝士氏にインタビューする機会を得た。Enhance Gamesと言えば2018年発売の「Tetris Effect」も代表作の1つになっているが、本作の制作においては「Tetris Effect」を手掛けたチームのノウハウが活かされているという。そのため、「Tetris Effect」ファンも楽しめるようなゲーム体験になっていると話した。

ディレクターの石原孝士氏

 「Lumines Arise」はゲームをプレイしていると背景やサウンドが変化する仕様が取り入れられている。これは同じ形のブロックを4つ固めたスクエアの数が一定に達することで演出が移り変わるようで、この演出を通じてストーリーを描いているという。今までの「Lumines」シリーズにはなかったストーリーを、背景の演出や音楽などを通して描いており「ある意味映画的に感動体験を作っている」と語った。

 また、本作では「光」にこだわっているという。ゲーム開始直後の最初のステージはやや暗く、男性のシルエットが地面に座っているが、ブロックを組み合わせスクエアを作り続けていくと、男性が立ち上がって歩き出す。この際には背景も日の出のように明るく変化するが、このように光に対するこだわりが詰まってるようだ。ステージを進めていくと両サイドからカメレオンが出てくるステージもあり、ここでは色鮮やかなレーザー光線のような演出が用いられているとのことで、光の演出にも注目するとまた違った見え方になるかもしれない。

 インタビューの最後には「開発も後半に差し掛かっており、良い作品になりそうなのでご期待ください」とコメント。夏にはマルチプレーヤーを含む体験版が配信予定であることや、発売まで少し期間があるので発売中の「ルミネス リマスター」をプレイして、もう少しだけ待ってほしいとコメントしてくれた。

最初座っていたがスクエアの数に応じて立ち上がり歩き出す。演出も派手なものになっていく
カメレオンやネオン風など様々なステージが用意されている
また、画面の右下にはアバターが踊っており、これも癒やしポイントとのこと。是非プレイする際には注目してほしい