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【スマホアプリ今日の1本】「256面」のバグが襲ってきた!「PAC-MAN 256」

スマホらしいアレンジで遊びやすい「パックマン」ゲーム

8月20日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「PAC-MAN 256」の3大ポイント

・「パックマン」のバグ「256面」を元ネタにした「パックマン」ゲーム
・レーザー発射、巨大化など特殊な「パックマン」アクションもあり
・遊びのサイクル、ビジネスモデルを含めてスマホゲームらしい1本

 アーケード版「パックマン」には、256面に到達することでゲーム画面が崩壊する有名なバグが内包されている。

 この256面ではステージの一部が意味を成さない文字の羅列へと変化し、クリア不可能となってしまうのだが、もともと終わりのない「パックマン」ではこの「バグ」への到達がある意味でのゴールになっており、「256面到達」を目標として掲げるプレーヤーも多かった。

 そんな256面であるが、ここで起こるバグを“ゲーム化”したのが、配信中のAndroid/iOS「PAC-MAN 256」だ。開発は「クロッシーロード」で知られるHIPSTER WHALE。

【プロモーションムービー】

上へ上へと進んでいく「パックマン」ゲーム。下からはバグが徐々に迫ってくる

 「PAC-MAN 256」は、「256面がバグに襲われる」イメージを発展させた内容となっており、ゲームそのものは「パックマン」を基本としている。ステージに置かれたクッキーを食べ、ゴーストたちを避けながら、画面上へ上へと進行していく。

 パックマンやゴーストらは3Dモデルによって制作され、画面は「クロッシーロード」のような斜め見下し視点となっている。そのためゲームは「パックマン」でありながら、「クロッシーロード」のような雰囲気も感じられる。

 画面下からは「バグ」が徐々に迫ってくるため、プレーヤーは常に上へと進むしかない。ステージクリアという概念はなく、ミスをするまでにいくら点数を稼げたか、が大きな目的となる。

 ゲーム要素は他にもあって、特殊アイテムを取ることでパックマンがレーザーを放ったり、巨大化したり、ゴーストを追跡する竜巻を発生させたりと、パワークッキー獲得以外の攻撃手段も用意されている。

 これらの特殊攻撃はゲームをプレイしてクッキーを一定数取るごとに種類が増えていくが、「特殊アイテムあり」状態でのプレイは10分で1つ回復するスタミナ制(最大6つ)が採用されているという制限もある。ただ「特殊アイテムなし」状態でのプレイに制限はないので、その点は「即死系」メーカーらしい親切設計と言える。

 「クロッシーロード」の新進開発チームだけあって、遊びのサイクルやビジネスモデルとなるアイテム課金の乗せ方など、全体として非常にスマホ世代らしい遊びやすいゲームとなっている。本作はそこへ「パックマン」らしさがモリモリに盛り込まれているので、「パックマン」ファンにとっても1度は触れておきたいタイトルだ。

【スクリーンショット】
iTunesで購入

(安田俊亮)