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「Halo 5」や「GEARS 4」などファーストパーティタイトルを紹介
（2015/6/16 12:38）
- 6月15日 開催（現地時間）
- 会場：Galen Center
Xbox E3 2015 Briefingでは多数のXbox Oneタイトルが発表された。その中でももっとも来場者を興奮させたのが「GEARS 4」の発表だ。そのほかにもRAREの力の入った、海洋オンラインアクション「Sea of thieves」や、様々な独立系タイトルも大きな人気を集めた。
さらに、Xbox 360のゲームへの対応、HoloLensによる「Minecraft」のデモプレイも会場を熱狂させた。この見所たっぷりの発表会を弊誌ではいくつかの視点でレポートする。本稿ではファーストパーティのゲームを紹介していこう。
マスターチーフと、彼を追う部隊の戦いが描かれる「Halo 5: Guardians」
最初に紹介され、会場に大きな歓声を上げさせたのが「Halo 5: Guardians」である。発売日は10月27日に決定した。「Halo 5」はゲームエンジンをXbox One向けに一新し、新しい戦いが始まる。「Halo 5」では、姿を消したマスターチーフと、彼を追う部隊「スパルタンロック」というまでのシリーズとは異なる戦いが展開していく。
デモプレイでは4人のプレーヤーがキャンペーンを進める形で進行した。巨大なエイリアンの宇宙船や、様々な乗り物、すさまじい運動性を発揮する敵エイリアンに対して、協力して戦う姿を見ることができた。プレーヤーキャラクターは頻繁に情報を交換しているのがわかる。1人のプレーヤーの視点から画面を見ていると、まるでNPCの部隊と行動しているかのようにキャラクター同士の会話やお互いの連携が自然だ。
高い建物の屋根の上を飛び越えたり、激しい戦いの中で足場となっていた地形が崩壊する中を強引に進んだりと、スパルタンならではのアクションも多彩だった。キャンペーンではプレーヤーはシームレスに他のプレーヤーのセッションにドロップイン/ドロップアウトでき、さらにマスターチーフ率いる部隊と2つの視点から物語は進むという。
そしてマルチプレーヤー「WAR ZONE」では、マスターチーフと、スパルタンロックに分かれての戦いが繰り広げられる。24人での対戦が可能で、これまでのフィールドの4倍の広さだ。この対戦は今回のE3 2015のXboxブースで体験可能となっており、ブースの大きな目玉となるとのことだ。
最新作はホラー？ 演出もひと味違う「GEARS 4」
「GEARS 4」は今回の発表会で最も歓声を浴びたタイトルだろう。まず「Gears of War」シリーズのXbox One向けリマスター「Gears of War:Ultimate Edition」が8月25日に発売決定した。1080P、60fps、オリジナルコンテンツを追加しての発売となる。北米ではオンラインマルチプレーヤーのベータ版が無料で1週間あそべるという。
そして「GEARS 4」である。Gameplay Previewでの映像はこれまで激しい戦いが繰り広げられたシリーズから一転、ホラー映画のようなシーンだ。月明かりの中、ライトを頼りに進む2人の兵士が描かれる。建物も古風な感じで、雰囲気が楽しい。
そこに現われる巨大な獣、2人の兵士は銃を乱射して立ち向かう。閉ざされた扉をチェーンソーで切ったりと言ったシーンも確認できた。今回はムービー公開のみであり今後の情報はこれからだが、グッと期待が高まるムービーだ。
本物のスーパーカーが天井から登場！ 「Forza Motorsport 6」
今回の発表会で最もド派手な紹介をされたのが「Forza Motorsport 6」だ。会場の天井の一部が降りてきて、スーパーカーの「フォードGT」が現われたのだ。このフォードGTはゲーム内で登場する大きな目玉だという。
「Forza Motorsport 6」は9月15日発売予定。450以上の車が登場し、24人のマルチプレーヤーが可能だ。1080Pの解像度、60fpsでの挙動を実現しており、車のモデリングは非常に細かい。トレーラームービーでは車が生まれたばかりでのレースなどの映像も流され、「車の歴史」が強調された。ゲーム内でもクラッシックなレースカーなどが登場し、レースできる。
仲間と共に大海へ！ 海洋オンラインアクション「Sea of thieves」
RAREの海洋オンラインアクション「Sea of thieves」のトレーラーからはかなりの“気合い”が感じられる。ゲームの詳細はまだ不明だが、複数のプレーヤー達が海賊船に乗り込み他の船と激しい戦いを繰り広げていた。
キャラクターデザインなどはシンプルだが、波や大砲を発射したときの煙、飛び散る破片や、敵海賊船のラムの突撃などアクションと演出が凝っていて、その迫力に圧倒された。オンラインゲームで数人で船を操り戦うというのはどのような感触になるか、とても興味が惹かれる。
RAREはさらに「バンジョーとカズーイの大冒険」、「あつまれ！ピニャータ」など30本ものゲームをセットにした「RARE REPLAY」を8月4日に発売することもアナウンスされた。
少女とロボットの交流を描く「recor」
「recor」はトレーラームービーが会場で公開された。砂漠のような世界を歩く犬型ロボットと、ライフルを持った少女。彼女たちはくずおれたロボットを見つける。気がつくと少女達は赤いコアを持った“敵”に囲まれている。反撃するものの多勢に無勢、彼女たちは追い詰められていく。
そこで犬型ロボットは少女に顔を向ける。少女は制止の声を上げるがロボットは敵を引きつけ、自爆によって少女を救う。後には犬型ロボットの青いコアだけが残った。少女はコアを抱き上げ、くずおれたロボットにはめ込む。するとロボットは起動し、少女の傍らにしっかりと立つ。以前より強力なボディを手に入れたロボットに少女は声をかける「お帰り、相棒」。
「recor」は稲船敬二氏のcomceptや、「メトロイドプライム」を開発したスタッフが開発を担当している。Xboxは今後もこういった開発の支援体制を継続していくという。今回はトレーラームービーのみだが、魅力的な世界観と、感情移入させられるキャラクター描写が見事だ。
