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バンダイ、静岡ホビーショーでガンプラ最新ラインナップを公開!

完全新規造形の“新生 -REVIVE-”HGUCガンダムなどに注目

5月14日~17日 開催(一般公開日:16日~17日)

会場:ツインメッセ静岡

入場料:無料

 静岡模型教材協同組合が主催する模型・ホビーの展示イベント「第54回 静岡ホビーショー」が開幕した。期間は5月14日から17日まで開催中だ。

 このイベントでバンダイは、ガンプラHGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)シリーズで過去に発売された人気の機体を最新の技術でリリースする最新商品を発表した。“新生 -REVIVE-”のキャッチコピーで、2015年6月より順次発売されるラインナップとして「HGUCガンキャノン」と「HGUC RX-78-2 ガンダム」、「HGCE フリーダムガンダム」が出展されていた。

 さらに、そのほかにも発表されていた「MG ガンダムアメイジングレッドウォーリア」、「RGガンダムアストレイレッドフレーム」など、最新のガンプラ注目作品についても紹介していこう。

HGUCの人気モビルスーツを完全新規の造形でリニューアル!

 ガンプラ35周年の一環として企画された“新生 -REVIVE-”のHGUC製品は、近年リリースされた同シリーズにおける造形技術を投入し、作りのフォーマットが現在の技術基準にあわされており、より作りやすく、可動やスタイリングにもこだわって設計されている。「HGUCガンキャノン」などはHGUCシリーズ第1弾としてリリースされた製品であり、既に発売から16年が経過し、現在の製品と比較すると設計もかなり古いものとなっている。今回発売されるガンキャノンは、頭がやや小さくマッシブなプロポーションで設計され、胸部と腹部のパーツ分割により、前屈や腰をひねったポーズなども可能となっている。

 また「HGUC RX-78-2 ガンダム」は、あまりアレンジをしすぎず、アニメ準拠のガンダムのプロポーションでデザインしつつ、可動箇所は2001年発売の旧HGUCと比べ約1.5倍(可動箇所は旧HGUCが23カ所、今回は35カ所)となり、アニメのシーンも再現が可能だ。パーツ数は旧HGUCが132パーツなのに対し、今回は140パーツと、ほとんど変わらないのも驚きだ。

 そして「HGCE フリーダムガンダム」は“新生 -REVIVE-”の第3弾で、「HGガンダムSEED」シリーズからのリニューアルとなる。かなり脚が長くスマートな造形で、2014年に発売された「HGUCエールストライクガンダム」などと並べても自然なバランスでデザインされている。

 なおガンダムやガンキャノンのリニューアルに際し、旧HGUCのキットがどうなるのかは、現在検討中とのこと。特にガンキャノンなどは、これまでのHGUCの寸胴のプロポーションが好きという人も多いので、絶版にはしてほしくないとも思った次第だ。

 またこれらに“新生 -REVIVE-”の第4弾ラインナップについては、5月21日より仙台で開催される「ガンプラEXPOジャパンツアー2015」で明らかにされるとのことだ。

“新生 -REVIVE-”第2弾「HGUC RX-78-2 ガンダム」。「機動戦士ガンダム」第1話で見せたビームサーベルを振りかざすアクションも可能に。7月25日発売予定で1,080円
“新生 -REVIVE-”第1弾「HGUCガンキャノン」。かなりマッシブな印象を受けるスタイルで、2枚目の写真右側の旧キットと比較してみてほしい。6月20日発売予定で1,296円
“新生 -REVIVE-”第3弾「HGCE フリーダムガンダム」。HGCEのシリーズとしては初めての発売となる。8月発売予定で1,944円。ガンプラ35周年ということで、新旧のガンダムキットの比較展示も行なわれていた
ガンプラ35周年ということで、新旧のガンダムキットの比較展示も行われていた

アニメは完結したが、「ガンダムビルドファイターズトライ」のキットは続行「MG ガンダムアメイジングレッドウォーリア」も初公開された。8月発売予定で5,184円

 このほかガンプラの注目製品としては、HGBFシリーズで人気を博したガンダムアメイジングレッドウォーリアのMG(マスターグレード)版や、同MGにてリニューアルされる「MG 百式 Ver.2」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の世界観から派生し、これまで明かされなかったMSを中心としたメカニカルの考証企画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery」で展開される「MSD」シリーズなどがあり、16日からの一般公開日に会場に足を運ぶ人はぜひチェックしてもらいたい。なおガンプラ以外のバンダイの新作ラインナップについては、別途レポート記事にて紹介するのでお楽しみに。

同じく「ガンダムビルドファイターズトライ」より、「MG ガンダムフェニーチェリナーシタ」。完全変形可能で、新規デザインの台座が付属する。6月27日発売予定、5,184円
左上から「HGBF ドムR35」(7月発売予定、1,944円)、「HGBF ライトニングZガンダム」(7月発売予定、2,376円)、「HGBF ガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチ」(8月発売予定、1,944円)、「SDBF 紅武者アメイジング」(8月発売予定、1,080円)。こちらも「ガンダムビルドファイターズトライ」の製品だ

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery」のラインナップ。「HG プロトタイプグフ」(9月発売予定、1,944円)と「HGモビルワーカー(仮)」(10月発売予定、1,944円)のほか、「HG YMS-07」は参考出展

「RGガンダムアストレイレッドフレーム」は、組立済みの可動式のフレームがこれまで以上に進化し、さらなる可動域を広げている。8月発売予定で2,700円
SDガンダムの最新作は、LEGEND BBシリーズの「BB戦士 No.399 バーサル騎士ガンダム」。各種武装はもちろん着脱可能だ。8月発売予定、1,620円
発売が来月に迫った「RE/100 ディジェ」も、製品と同等のサンプルが出展された。6月20日発売、3,780円
リニューアルキットとなる「MG 百式 Ver.2.0」は、アニメ準拠の反射のないゴールドメッキ処理で発売に。パーツはほとんどがメッキパーツに向いたアンダーゲートとなっているそうだ。5月30日発売、7,344円
SDガンダムの新シリーズ「SD GUNDAM EX-STANDARD」が参考出展。よりスタイリッシュなデフォルメで可動域を増やし、HGシリーズとの連動ギミックも

(稲元徹也)