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【ワンフェス2015冬】バンダイブースは“美少女”一色で展開

大人気の「艦これ」に加え、「セーラームーン」、「プリキュア」などを展示

2月8日開催



会場:幕張メッセ

 ワンダーフェスティバル 2015冬のバンダイブースは、「艦隊これくしょん~艦これ~」、「プリキュア」、「セーラームーン」と、“美少女”にテーマを絞ったフィギュアを出展していた。「ラブライブ!」、「カードキャプターさくら」は声優が登場するステージも行なわれ、人気を集めていた。

「艦これ」の展示はどれも人気。大きなジオラマもインパクトがあった
「ラブライブ!」の「S.H.Figuarts 高坂穂乃果」は、2月28日の発売に先がけ、試作品を試すことができた
「S.H.Figuarts セーラームーン」シリーズは、ラインナップがさらに充実する

 その中でも最も注目を集めていたのが「艦これ」コーナーである。アクションフィギュア「S.H.Figuarts」で、発売中の大和や、愛宕に加え、「那珂 改二」、「金剛 改二」、「榛名 改二」の3つの新作を発表していた。どのキャラクターも表情、手足のバランスなど、クオリティがどんどん向上しているように見える。艤装のシャープさ、ボリュームも、来場者の話題になっていた。

 ユニークな試みとしては、「魂STAGE ACT.LIVE」がある。鉄骨とLEDが組み合わさり、LIVE会場を思わせるジオラマで、背面にスマホを置くことができるのが面白い。ここに映像をループで流せば、モニターのついたライブ会場に、お気に入りのフィギュアを立たせることができる。会場では、5人のプリキュアをハイした、リッチなジオラマを展示していた。

 すでに発表されている「S.H.Figuarts」の「ラブライブ!」シリーズは、参考出展でメンバー全てが展示され豪華なステージとなってるほか、試作サンプルを試遊できるコーナーも用意されていた。「セーラームーン」もメンバーが一堂に会しており、「セーラーネプチューン」の姿も確認できた。2段変身の「スーパーセーラームーン」や、「セーラーV」に加え、「にせセーラームーン」まで展示されるという充実ぶりで、ファンは注目したいところだ。固定ポーズの「Figuarts ZERO」では新たに「セーラーマーズ」が登場。この他受注中の「アナと雪の女王」の「アナ」と「エルサ」なども展示されていた。

 「S.H.Figuarts」シリーズを展開するバンダイコレクターズ事業部は以前は「聖闘士聖衣神話」シリーズで女性キャラクターを出してから、プリキュアシリーズを展開するなど、ここ数年で女性キャラクターにも積極的に取り組むようになった。初期の作品は関節が目立ったり、手足のバランスがアニメと異なる印象を与えたりしていた。ラインナップも少なく、「ロボット」や「男性キャラクター」に比べ、目立たない印象があった。

 しかし昨今は積極的に取り組み、数も増やし、そして造形も飛躍的に向上した。今回はまさに美少女だけでイベントを成立させており、その発展を印象づけた。今後さらにモチーフを増やしていくシリーズだが、初期のシリーズをリファインする方向などもありそうだ。今後の展開に注目したい。

【バンダイブース】
「S.H.Figuarts 那珂 改二」。どのフィギュアも表情も含め、かなり完成度に期待できる
「S.H.Figuarts 金剛 改二」
「S.H.Figuarts 榛名 改二」
「超合金 連装砲ちゃん」。まさかのラインナップ。試作品はプラスチックだが、金属パーツがどのくらい使用されるかは注目したい
「魂EFFECT ACT.WING」持っているフィギュアが、あっという間に天使に!
「S.H.Figuarts 木之元桜(扉をあけて)」
「魂STAGE ACT.LIVE」。スマホも活用してライブ会場風のジオラマが作れる
「ラブライブ!」、「セーラームーン」、「プリキュア」、新製品は発売日・価格未定の参考出展だが、今後さらに充実していく事が確認できる。今回の会場では、“美少女フィギュア”は、バンダイコレクターズ事業部の大きな柱に成長したことがはっきりと確認できた

(勝田哲也)