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「ザ・シムズ4」拡張パック「The Sims 4 Outdoor Retreat」体験レポート

あなたはバンガローでワイワイ派? それとも大自然をサバイバル?

1月14日 発売



価格:2,000円(税込)

 日々の都会生活に疲れたシムたちに大自然からの招待状が届いた。エレクトロニック・アーツは、Windows用シミュレーションゲーム「ザ・シムズ4」では初となる拡張パック「The Sims 4 Outdoor Retreat」を1月14日に発売した。このパックをダウンロードすれば、新たなエリア「Grantie Falls」で理想のアウトドアホリデーを過ごすことができるようになる。

 Grantie Fallsは背の高いマツやスギが作る深い森の中にあるキャンプ場。鳥の声が聞こえるすがすがしい風景の中に、透き通るような清流が流れている。しかし「ザ・シムズ4」の大自然は、ただ美しいだけではない。とにかく大量の虫に悩まされるし、毒草や毒キノコも生えている。本物のクマはでないが、クマの着ぐるみを着て人を驚かせるいたずら者がいる。

 そんな楽しくもスリルのあるワイルドライフを、さっそく我が家のシムたちにも体験してもらったので、インプレッションをお届けしたい。

アウトドアライフを演出する多数の新アイテムが登場

新エリア「Grantie Falls」。基本のエリアはキャンプ場とその奥にある森。さらに隠しエリアが用意されている
建物やキャンプの施設は建設モードからカスタマイズ可能。バンガローの敷地外にある施設や遊び場は動かせない

 「The Sims 4 Outdoor Retreat」で遊ぶには、「ザ・シムズ4」本編が必要だ。すでに持っているなら、「The Sims 4 Outdoor Retreat」をOriginで購入し、ダウンロードを終え、いつものように起動すると、マップに新エリア「Grantie Falls」が追加されているはずだ。

 新しい樹木や地面のパターン、ウッディな家具やアンティーク風の家電製品、キャンプ場のマスコットキャラクター「スタンリー・ジャッカローブ・ザ・レンジャー」のぬいぐるみや木造の超巨大な像など、自宅にも使える多数の新パーツが新しく登場している。この拡張パックで実装されたアイテムにはすべて、キャンプファイアーが描かれたアイコンが付いているので一目で判別できる。

 新しい部屋プリセットとしては、バンガロー風の部屋が5種類と、キャンプ道具一式が詰まった「The Great Outdoors」の6種類が加わった。「The Great Outdoors」にはテント、簡易シャワー「浴びるんでス!」、食品を補完するクーラーケース、アウトドアチェアー、ランプ、寝転ぶためのポリエチレン製マット「敷くんでス!」、キャンプファイアーに食器一式、殺臭ゴミ箱と家の機能がほぼすべてそろっている。

 Grantie Fallsの施設は、休暇中(施設を利用中)はカスタマイズすることができないが、ワールド管理画面からなら他のエリア同様に資金の制限なく好きなようにカスタマイズすることができる。プールを作ったり、パソコンや仕事道具を持ち込んだりすることも可能だ。

 キャラクターの衣装や新しい技能も複数追加されている。新しい髪型が男性2種類、女性5種類(うち2種類は女の子でも利用可)。子ども用のニットキャップや、大人のレンジャー帽やキャンプ場のエンブレムが入ったキャップ、新しいデザインのタンクトップや、短パン、アウトドア用のシューズなどがある。全身クマとパンダの着ぐるみもある。キャンプ場でこれらの衣装に着替えるにはテントをクリックして「服を選ぶ」を選んだ後、キャラクターのカスタマイズ画面で変更できる。

 新しい特質「潔癖性」が入った。シムのキャラメイクの時にこの特質を選ぶと、虫の多い環境や、暴力的なシチュエーション、周りで起こる人の死に大きなストレスを受ける。他にも新しいアチーブメントや木工スキルで作れる新アイテムなど、かなりボリューム感のある拡張パックになっている。

【「The Sims 4 Outdoor Retreat」で追加されたアイテム】
男性の新しい髪型は2種類
女性の新しい髪型は5種類(そのうち子ども用が2種類)追加されている
クマの着ぐるみ。顔が結構怖い。「普段着」用にしか使えない
クマの色違いにはパンダの着ぐるみもある。どちらも特別なエモート「吠える」を使える
キャンプ場で使われている家具やパーツは自宅のカスタマイズにも使うことができる
仕事が忙しくて休暇にいけない、という人は自宅でキャンプ気分を味わうことも

豪華なバンガローを借り切って賑やかなキャンプパーティ

マスコット像を中心に5つの宿泊施設が並ぶキャンプ場
手前が「森の隠れ家」、奥に見えているのがもっともレンタル料金の高い「湖畔の安らぎ」

 Grantie Fallsでの休暇を過ごすには、スマホかPCから「休暇にいく」または「一緒に休暇にいく」を選ぶ。一緒に行ける最大人数は7人。働いているシムは休みの日がバラバラだが、それぞれ有給休暇の取得可能日数があるので、それにあわせてあげると仕事をサボらずに済む。それを踏まえると、現実的にはだいたい3日程度が妥当だろうか。

 アウトドアライフといっても、大自然の癒しを求めて豪華なバンガローでゆったり大自然に癒されるか、大勢の仲間とワイワイ楽しい休日を過ごすか、1人でキャンプをしてワイルドな冒険を楽しむか、目的によっていろいろな選択が可能だ。

 Grantie Fallsには格安のキャンプ場と4つのバンガローがある。1番安い「キャンプ場」は1日111シムリオン。バーベキュー用のグリルと、蹄鉄投げ用の施設があるだけで、風呂やトイレはない。バンガローには、ベッドルームとバスルームが1つずつの「川辺の安らぎ」と「緑の聖域」、ベッドルームとお風呂が2つずつの「森の隠れ家」、ベッドルーム4つにバスルームが3つの豪華版「湖畔の安らぎ」がある。

 人数と、宿泊する場所、日数を決めたらいよいよGrantie Fallsに出発だ。到着すると、レンジャーのクック・ケイラという女性が訪ねてきて、キャンプの情報を教えてくれる。巨大マスコット像の近くにあるレンジャー小屋でも情報を集めることができる。ここではテントやキャンプファイアーなど、アウトドア生活に必要なアイテムを販売している。

 今回は7人の大所帯だったので、1番豪華なバンガローを4日間借りてみた。キッチンやバス、トイレなど街の生活と変わらない施設がひと通りそろっているうえに、キャンプファイアーや野外グリル、蹄鉄投げなどキャンプを盛り上げる施設もバッチリ完備されている。ちなみに蹄鉄投げは、馬の蹄を保護するための蹄鉄を使った輪投げのようなゲームで、アメリカ人が田舎を描く時の最頻出アイテムの1つだ。

 昼間はみんなで蹄鉄投げを練習したり、地面に寝転んで雲を眺めたり、近くの小川で魚を釣ったりと思い思いに過ごす。テントの中で、新しく追加されたアウトドア用の衣装に着替えてもいい。クマの着ぐるみを着ると、相手を驚かせる特別なエモート「吠える」が使えるようになる。

 キャンプファイアーで材料なしに作れるのは、ホットドッグとベジタブルホットドッグ、マシュマロの3つ。木の枝に刺してキャンプファイアーで焼いたマシュマロもまた、アメリカ人がキャンプを語る時のマストアイテムだ。日本人である筆者は食べたことがないのだが、シムたちがおいしそうに食べているのを見ていると、腹が減ってきた。

 夜には、マットに寝そべって星を眺めるのもロマンチックだが、やはりキャンプの夜はキャンプファイアーを囲んでのパーティだろう。「The Sims 4 Outdoor Retreat」には、新しいパーティイベント「ローストウインナー大会」がある。このイベントの主な目的は、みんなでキャンプファイアーを囲み、ウインナーを焼いてホットドッグを作ること。ほかにも、集まった人たちに物語を話して聞かせたり、キャンプファイアーの側で楽器を弾いて歌ったりといったキャンプらしいシチュエーションをこれでもかと演出せねばならない。

 最初にトライした時には「キャンプファイアーでギターを弾く」という項目が達成できずに失敗してしまった。レンジャー小屋でギターを買ってリベンジすると、今度は「キャンプファイアーでバイオリンを弾く」に変わっていた。なんとかシルバーメダルは獲得できたが、ゴールドメダルを狙うなら楽器はあらかじめ用意しておいた方がよさそうだ。

 ちなみに楽器で歌える歌には「キャンプファイアーの調べ」、「ハイキングの歌」、「マシュマロの歌」の3種類。曲はアレンジされているが、日本人にとってもおなじみのカントリーソングだ。

【バンガローでのアウトドアホリデー】
「湖畔の安らぎ」の内部。かなり豪華で必要な施設はすべて揃っているので、意識的にアウトドアしなければ普通に過ごせてしまう
到着するとすぐにレンジャーの女性が訪ねてくる。フレンドリータグからキャンプ場のお役立ち情報を教えてくれる
2人で寝転がって昼間は雲を眺め、夜は正座を観察する
蹄鉄投げピットは、キャンプの定番アクティビティ
キャンプ場の近くには、釣りができる小川や滝も散在している
夜には「ローストウインナー大会」でゴールドメダルを目指そう
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(石井聡)