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「FFVII Gバイク」は“1つのRPGとして完結”させた期待作!
配信間近のゲーム内容や野村哲也氏のオリジナルイラストなどを公開
(2014/9/21 15:40)
スクウェア・エニックスは、東京ゲームショウ 2014の中でスマートフォン用タイトル「FINAL FANTASY VII G-BIKE(ファイナルファンタジーVII Gバイク)」と「ファイナルファンタジー ワールドワイドワーズ」のクリエイタートークイベントを実施した。
イベントでは、両タイトルのプロデューサーを務める間一郎氏をはじめ、「ファイナルファンタジーVII Gバイク」でディレクターを務めるサイバーコネクトツー代表取締役の松山洋氏、「ファイナルファンタジー ワールドワイドワーズ」ディレクターの鈴木恭平氏、そして「ファイナルファンタジー」シリーズプロデューサーの橋本真司氏が登壇。両タイトルの特徴や見どころなどが語られていった。
本稿では、この内開発中となる「ファイナルファンタジーVII Gバイク」を主に紹介していく。
「ファイナルファンタジーVII Gバイク」は、iOS/Android用のチェイスアクションゲーム。「ファイナルファンタジーVII」にミニゲームとして登場した「Gバイク」をリメイクし、「1つのRPGとして完結」させたものとなる。
ゲームは、バイクに乗った「FFVII」の主人公クラウドを操作して、敵とのバイクチェイスで戦いながら、ミッションのクリアを目指していくというもの。グラフィックスはオリジナル版の時よりも圧倒的に向上しており、その上でアクション性や「FFVII」らしい必殺技「リミットブレイク」や召喚獣、仲間も登場する。
イベントではプレイ動画も公開され、その中でバイクはスワイプ操作とジャイロ操作の両方に対応していること、敵に近づくと自動でクラウドが攻撃することが明かされた。また本作は「FFVII」らしさを感じさせるため、上記以外にもマテリア装備によるスキルの変化も可能になったり、ティファ以外の仲間が登場するなど、本家「Gバイク」にはなかった要素が色々と詰まっている。
操作キャラクターは基本クラウドのみとなっているが、衣装の変更要素があり、その中でクラウド自身の衣装から他のキャラクターの衣装まで様々に用意しているという。ただし「FF」の他のシリーズのキャラクターが出るかというとそれは世界観を壊すことになるため、今のところ予定はないとした。
またバイクの改造も可能で、松山氏の口からは「フェンリル」の名前も出た。キャラクターデザインを担当した野村哲也氏にもデザインを見てもらっているそうで、「『FFVII』に登場したものからオリジナルのものまで取り揃えている」とした。
なお公開されているPVではミッドガルドのようなコースが登場しているが、現在は他のコースも作っており、順番に出していく予定だという。
ほかにも、iOSはiPhone 4s以上に対応していること、クラウドのボイスも入ること、またマテリアは本家と同じく複数のマテリアを組み合わせるとより効果を発揮すること、リミットブレイクは段々と進化していくことなどが公開された。
さらに衣装の話題では、「TGS初日に上がってきた」という野村哲也氏によるクラウドのオリジナル衣装のイラストも初公開された。松山氏は「野村さんに頼んでいた衣装が一向に上がってくる気配がない!」と憤った直後だったので拍子抜けの様子だったが、「今日持って帰って下さい(笑)」と会場での納品が間氏により伝達されていた。このオリジナル衣装は配信時には間に合わないそうだが、ゲーム内で登場する予定となる。
松山氏がぶっちゃけたところによると、本作は完成間近となっており10月か11月には配信される予定。「FFVII」のファンにとって懐かしいだけでなく、1つのアクションゲームとしても楽しめるようになっているそうなので、配信を楽しみに待ちたい。