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ブシロード、スマホ向け新作RPG「トイズドライブ」を発表

配信直前「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」の新情報も公開

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

本物のメリーゴーランドが回る「トイズドライブ」コーナー

 東京ゲームショウ 2014の初日となる9月18日、ブシロードブースのステージにて、同社が展開するスマートフォンゲームプラットフォーム「ブシモ」の新作タイトルに関する発表が行なわれた。

 今回の目玉となったのは、今回初公開となったRPG「トイズドライブ」。そして昨年の東京ゲームショウで発表された「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」の最新情報も公開された。

「ミルキィ」との関係は? 歌のトイズが鍵を握るRPG「トイズドライブ」

ステージ上で握手を交わす木谷高明氏(左)と池田秀行氏(右)
中村伸行氏(左)と井手勝也氏(右)

 「トイズドライブ」は、ブシロードとgloopsが共同で開発する新作RPG。iOSとAndroid向けに今冬配信予定としており、9月18日に公式サイトを公開するとともに、事前登録の受け付けを開始した。

 発表に先駆け、ステージにはブシロード代表取締役社長の木谷高明氏と、gloops代表取締役社長の池田秀行氏が登壇。木谷氏は本作について、「『ミルキィのゲームじゃないの?』と思われたかもしれないが、ゲームの説明を見ていただければわかる。両社の化学反応を楽しみにしていただきたい」とコメントした。

 ゲームの説明は、ブシロードモバイルコンテンツ部の中村伸行氏と、gloopsソーシャルゲーム事業本部の井手勝也氏が担当した。

 ゲームの舞台となるのは大探偵時代で、特殊能力「トイズ」を操る探偵と怪盗がしのぎを削る世界。主人公は叔父であり師匠でもあるセージ・レナードと同じ「ソングドライブ」のトイズの持ち主で、「ソングブック」という特殊な書物を使い、歌によって人々に勇気や希望、力、奇跡を分け与える能力を持っている。

 ところがある日、大切な「ソングブック」を怪盗ロストソングに盗まれてしまう。主人公は失意の中でセージ・レナードの探偵事務所を訪ねるが、そのセージ・レナードも行方をくらませていた。事務所では、主人公の従姉妹に当たる3姉妹が残されており、事務所を運営しつつ父親を探していた。「ソングブック」を失っている主人公だが、この事務所で3姉妹とともに歩みだすことになる。

 ゲームは主人公たちのほか、様々な探偵とも力を合わせて、強力な怪盗達に立ち向かっていく。さらには謎の巨大ボスも出現するという。肝心のゲーム内容はまだ公開されていないが、「簡単なタップでできるバトル」とされているほか、公式発表において「歌の力で戦う新感覚タップバトルRPG」という説明もある。gloopsが開発に携わっているだけに、ソーシャルゲーム的な要素も気になるところだ。

 ステージにはレナード3姉妹と怪盗ロストソングを演じる声優陣も登場。また本作の主題歌「オーバードライブ!」を、「ミルキィホームズ」を演じる4人の声優が歌うことも発表された。

タクト・レナード役の小市眞琴さん
パルテ・レナード役の高野麻里佳さん
オトハ・レナード役のブリドカットセーラ恵美さん
怪盗ロストソング役の鳥部万里子さん
今回は舞台設定やキャスト、主題歌が発表されるに留まった

【トイズドライブ トレーラー】

「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」のメインキャストが勢ぞろい

 続いて行なわれた「ミルキィホームズ セカンドステージ」では、「ミルキィホームズ」シリーズの今後の展開について発表された。2015年1月からは、新田恵海さんが演じる新キャラクター「天城茉莉音」を加えたテレビアニメの新シリーズ「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」が放映される。こちらは偵都ヨコハマでアイドル達の歌が奪われるという事件が発生するそうで、「トイズドライブ」とも繋がる設定が気になるところだ。

 他にも「ミルキィホームズ」の4人がゲームとアニメの情報を発信する番組「みるみるミルキィ」、スマートフォンアプリとの連動も予定されているアニメ第1期の再放送なども発表されている。

2015年1月から放映予定の「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」

イラスト、3D、ともに手抜きなし!バトルRPG「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」

平山和人氏も使徒のマスクで登場

 同日行なわれたステージイベント「ブシモラインナップ発表会」では、「ブシモ」で今秋配信予定のiOS/Android用バトルRPG「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」の情報が公開された。

 本作はブシロードとDonutsが共同開発しているタイトルで、ステージにはブシロードの広瀬和彦氏と、Donutsプロデューサーの平山和人氏が登壇。配信間近ということで、実機デモも行なわれた。

 ゲームは端末を縦持ちにしてプレイ。画面下にある6角形のパネルの中から、同じ色で隣接しているパネルをなぞることで消せる。消したパネルにより、画面上に登場している使徒などの敵を攻撃できる。

 基本はパズルゲームだが、戦闘自体はリアルタイムに進行する。画面上に表示された敵は時間が経過すると攻撃してくるので、素早く多くのパズルを消すのがポイントになる。パネルの中には、タッチすると周囲のパネルを一気に消せる特殊パネルや、受けたダメージを回復できるパネルも存在する。

 バトルの見どころは画面上部の敵で、全て3Dモデルで描かれており、リアルタイムに動く。攻撃時のモーションもアニメを忠実に再現しており、迫力のあるバトルを楽しめる。

 またバトル時にはキャラクターカードを選んでデッキを構築できる。カードによって異なるスキルが用意されており、バトルを有利に進められる。また150枚のカードイラストは全て描き下ろし。さらにシナリオは「新劇場版」を題材にしつつオリジナル要素を加えたもので、原作アニメファンに強く訴求できる内容となっている。

 間もなくのサービス開始に向けたキャンペーンも行なわれる。まず9月18日より開始された公式サイトでの事前登録を行なうと、限定描き下ろしSRカードがプレゼントされる。またゲーム開始時に「ブシモ」と連携させると、キービジュアルをカード化した限定SRカードがプレゼントされる。このほか11月8日発売の月刊ブシロードに描き下ろしポスターとシリアルコードが付属、11月20日発売の「新世紀エヴァンゲリオン」コミック14巻に限定SRカードがもらえるシリアルコードが付属(初版のみ)といったキャンペーンが予定されている。

 なお本作は、一般公開日となる20日と21日には、ブシロードブースに試遊台が用意される。

静止画だとわかりづらいが、画面上部の敵は3Dで描かれており、滑らかな動きで攻撃を仕掛けてくる
オリジナルのシナリオと150点の描き下ろしイラストも収録

【ヱヴァンゲリヲン バトルミッション トレーラー】

(石田賀津男)