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【特別企画】ゾンビ布教フリーペーパー「Cafe of the Dead」による「感染×少女」ゾンビレポート

少女たちが置かれた終末世界はいかに。ゾンビ視点で「感染×少女」のプレイ感をご紹介!

5月29日 正式サービス開始

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

イラスト:南瓜金助

 本日5月29日より正式サービスがスタートした、DMM.comとガマニアデジタルエンターテインメントが送るアドベンチャーRPG「感染×少女」。ゾンビと美少女を掛けあわせたブラウザゲームのプレイレポートを今回はお届けしたい。

 テーマがゾンビということで、前回の「ウォーキング・デッド」に引き続きゾンビ布教フリーペーパー「Cafe of the Dead」に再度ご協力いただいた。本作において、人類の未来を脅かすゾンビと生き残った美少女が織りなす世界はどう描かれているのか。先日実施されたハザードテストの内容をもとに、そのあたりを中心にレポートをお送りしたい。

「感染×少女」のプレイはこちら

いたいけな少女を“戦う少女”へと改造していく禁忌的ニュアンスが良い

普通の少女がゾンビと激しく戦う。美少女とゾンビという組み合わせがとにかく印象的

 人間に感染したウイルスがゾンビ化を招き、そのゾンビ相手に生き残った女の子達が戦う、粋なくらいストレートなタイトルのアドベンチャーRPG「感染×少女」のハザードテストをプレイしてみました。ハザードテスト版で途中までのプレイのため、今回記した点がその後の展開によっては変わることも考えられますので、その点はご理解下さい。

 本作は女の子しか生き残っていない世界で、その女の子たちがゾンビと戦うというなかなかシュールな世界観です。ゾンビ蔓延る世界というだけでも終末感を漂わせているのに、ましてや女の子だけしかいない。女性だけでは繁殖できない人類にとって滅亡は免れない事態という状況がまたシビアに感じられて良いです。正式サービス以降、女の子だけの世界で人類に未来はあるのかが語られるか語られないかも気になる所です。

 ゲームは、女の子を集めて陣形を整え、武器や装備を駆使し、技の習得と任務をこなし、経験値等で登場人物達のレベルをあげながら、ゾンビ達と戦いを繰り広げていく構成です。薬を使って力をつけるドーピング的なアイテムもあり、いたいけな少女を戦う少女へと改造するといった、“少女らしさ”と“強靭さ”を無理やり融合させていく点も禁忌的で良いです。

 途中では“変異体の骨や核”といった非常に怪しげな成分から造り出す薬等もあるようで、この辺りの詳細が気になって仕方がありません。生き残った女の子達はゾンビウイルスに冒されない何らかの抵抗力を持っている可能性がある一方で、感染を免れた女の子達でも咬まれればゾンビ化してしまいます。上記の“変異体”が“ゾンビ”を示しているとすれば、ゾンビから造り出す薬物を少女達が服用するわけですから、それもまたリスクの高い、身の毛もよだつ話で世紀末感を増長させていて素敵です。

日常から一気に荒廃した街へ。生き残っているとはいえ、女の子たちも常にゾンビになる可能性があります

 物語は、まず渚輪区なる街を舞台に、主人公が友達と待ち合わせの最中に突然気を失い、目が覚めたら世界が一変していた、という始まりです。主人公は避難している遊園地を拠点に、友達を捜しがてら、ゾンビ退治や生き残った女の子達と交流し展開していきます。

 街は大規模な戦争でも起こったような荒廃ぶりで、一体何がどうしてこうなったのか語られない点は気絶していた主人公と同様に訳がわかりません。ゾンビに襲われて死んでいく知り合いもいたり、戦いを共にする仲間もダメージを受けることでウィルスに感染し、ゾンビ予備軍になるという筋書きや、ゾンビ化を防ぐためにワクチンを入手する展開もあるようなので、知り合いや仲間の悲劇からしっかりと悲しみを煽って来る辺りもゾンビ世界観的に順当だと思われます。

 また飢え始めた女の子達が食糧の奪い合いを始めるといった展開もあるようですので、人間VS人間といった“恐ろしいのは本当は人間”といったゾンビものには欠かせないエピソードにも注目したい所です。

装備による強化や陣形を整えて次の対戦に備えます。怪しげな「変異体の骨や核」などのアイテムも使って少女を改造していく様が良い

(南瓜金助)