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【スマホアプリ今日の1本】小さなロボットの健気な活躍「Rocket ROBO」

惑星を旅するロボットのかわいくも儚い星集め。パズル要素もポイント

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価格:
100円(iOS)
116円(Android)

ホバリングで星を集めるロボットの旅。ステージには色々なギミックが待ち受けている

 米Bad Kraken Gamesによる「Rocket ROBO」は、小さなロボットを操り、世界に散らばる星を集めていくというアクションゲームだ。グラフィックスは暖かみがあって実にかわいらしいが、ロボットは飛ぶ以外の能力を特に持っておらず、かわいらしさの中にどこか儚さを感じさせる、印象的なゲームになっている。

 「Rocket ROBO」の基本操作は、端末を左右に傾けて方向を調整しながら、タップ操作による上昇でステージを進んでいくものとなっている。ステージには星が散りばめられており、これらをなるべく多く集めてゴールへとロボットを導いていく。

 本作の最大のポイントは、操作するロボットのかわいらしさにある。2頭身程度の小さな体でホバリングしながらステージを進む様は健気であり、壁にぶつかったり星を取ると目元の表情が変化する。スワイプすると体を回転させて画面の手前と奥を行き来するというアクションもあり、ホバリングそのものの操作が楽しい。

 またステージにはパズル要素もあり、邪魔なブロックを移動させて道を開いたり、ゴルフボールのような球体のオブジェクトをステージにある穴にカップインさせると隠れていた星が出現したり、ステージごとに用意されたギミックも楽しい。

 なおゲーム最初に訪れる惑星は「Material World」といって、パッチワーク風のブロックに取り囲まれて「リトルビッグプラネット」のような手作り感覚のオブジェクトやギミックが登場する。先へ進むとより近未来的な「Space Station」、お菓子がテーマの「Sugar Cube」といったものがあり、ステージの変化も本作の魅力となっている。

 ちなみに、メニュー画面からはゲームのストーリーも見られる。ストーリーを再生すると、ロボットには製作者がおり、宇宙に星がなくなったことを悲しむ製作者のためロボットが宇宙に旅立ったことがわかる。ゲーム画面をよく見ると、ロボットは首にはマフラーがなびくのが見えるが、その製作者が「宇宙は寒いからせめて暖かいように」と巻いてくれたものだとわかる。

 製作者の笑顔のために、小さな体で惑星を旅するロボットの健気さが心を打つポイントなので、ストーリーとあわせてゲームを楽しんでほしい。

【スクリーンショット】
どんなギミックにもへこたれないロボットの健気さが最大の魅力。ロボット製作者との絆も感じさせるストーリーはプレイするなら必見
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(安田俊亮)