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PS4ついに発売! 深夜販売イベント「PlayStation 4 COUNTDOWN」にゲームクリエイターら大集結

2月22日 開催

会場:銀座ソニービル

【プレイステーション 4】

2月22日 発売

価格:
46,179円(First Limited Pack with PlayStation Camera)
41,979円(First Limited Pack)

イベント開催直前に現在放送中のテレビCMに出演しているコスプレをしている俳優陣が登場

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、2月22日のプレイステーション 4の発売前日の2月21日深夜に発売記念イベント「PlayStation 4 COUNTDOWN」を銀座ソニービルで開催した。イベントにはゲームクリエイターを始めとしたゲストが招かれ、ゲームのエキシビジョンマッチなどが行なわれ、祝賀ムードに包まれた会場でファンと共に発売日を迎えた。

 会場には11時から配布された整理券を持ったゲームファンが集まった。会場となった8階には30人が招かれ、のこり70名は1階会場でUstreamの中継を見た上で、0時以降に会場でPS4が手渡された。

 オープニングに登場したソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのプレジデントを務める河野 弘氏は「数日前から並んでいただいたようで、体は大丈夫ですか?」と労い、「ちょうど1年前にニューヨークで発表し、精一杯準備してきました。やっと皆様にお届けできます。さっそく遊んでいただきたい」と挨拶。ワールドワイドスタジオの吉田修平プレジデントは「生活に自然に溶け込むような製品にしようと開発してきました。2008年から開発を始め、これまでのハードの開発とはアプローチを変え、ゲームクリエイターとハード開発者が1つのチームとして開発を進めてきました。(そういったところから)クリエイターからを作りやすいと言ってもらっている」とハード開発を振り返った。

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのプレジデントを務める河野 弘氏
ワールドワイドスタジオの吉田修平プレジデント
ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス代表取締役社長兼グループCEO

 ここからは、PS4の発売を心待ちにしている有名人のビデオレターによるコメントの放送などを挟みながら、第1回目のエキシビジョンマッチに。選ばれたゲームはFPS「KILLZONE SHADOW FALL」。すでに全世界で210万本を突破している人気タイトルだ。登場したSCEJAの石立大介氏は「(PS4のコントローラーの)DUALSHOCK 4にぴったりの操作性で、最高のFPS」と紹介。同じくSCEJAのトラビス氏も「日本での体験会でも熱い期待感をひしひしと感じてます」と手応えを感じている模様。

 ここでゲストの白河優菜さんと、バイきんぐを招き入れ、チームによる殲滅戦が行なわれた。バイきんぐからは「ネタを作らずゲームばかりしている(小峠英二さん談)」という西村瑞樹さんが参加したが、殺されまくり。石立さんのフォローも及ばず、結果はトラビス・白河さんコンビに凱歌が上がった。石立氏は「光学迷彩などSF要素もあるので、これまでのFPSとはひと味違って楽しめると思います」とアピールした。

 さらにゲストのビデオレターを挟み、エキシビジョンマッチ第2弾となる「FIFA14 World Class Soccer」が行なわれた。女優・モデルの河北麻友子さんとゲームプレーヤーのジェンガマンさんがコンビを組みリアルマドリードを選択。一方、選択されたサッカー場で実際にプレイしたことがあるという城彰二さんとゲームプレーヤーのマイキーさんコンビはバルセロナFCを選択。城さんのパスを繋ぐサッカーに、個人の技術で挑もうとした河北さんはなかなかボールを取ることができず、かなり一方的な展開に。城さんが1点先取したあと、何とか追いついた(追いつかせてもらった?)河北さんだったが、あっという間に城さんがもう1点追加点をゴールにたたき込み、ジェンガさんに交代するも短い時間では逆転ならず、城さんとマイキーさんコンビの勝利となった。城さんは「すべての映像がすごく、実際に(ピッチで)プレイしているみたい」と感動していた。

SCEの石立大介氏
SCEのトラビス氏

白河優菜さんがFPS「KILLZONE SHADOW FALL」にチャレンジした
エキシビションマッチに参加したバイきんぐ
小峠さんは石立さんのヘアスタイルにシンパシーを感じたのか、「血は繋がってない」とアピールして笑いを誘っていた

FIFA2014に参加したジェンガマンさん
同じくエキシビションマッチに参加したマイキーさん
城彰二さんはなかなか「FIFA2014」がうまかった
それとも河北さんが(ゲームが)下手だったのだろうか?

 そしてラストはクリエイターの挨拶となった。ビデオレターで登場したカプコンの小野義徳氏は「『deep dawn』のβテストの日程などを発表したかったが、私が無理難題をスタッフにいったおかげでちょっと時間がかかっている。制作は進んでいるので、お待ちください」と挨拶。

 ここで実際に会場に姿を見せた「龍が如く 維新!」の名越稔洋総合監督、横山昌義プロデューサーが挨拶。横山氏の「PS4には感謝している。当初は(PS4版を)作る計画はなかったが、タイミングが合うけどどうするか開発陣に聞いてみたら、『やりたいです』という言葉が返ってきた。特に技術畑からそういった声が上がった。彼らの好奇心を刺激して、チャレンジできて幸せだし、完成できたことを誇りに思っている」という熱いコメントに会場から盛大な拍手が寄せられた。

 続いて登壇したスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏は「本当に開発しやすい。そして挑戦しやすいハード」と称え、「明日の17時からβテストが始まります。4月14日には発売しますので、PRを進めるので注目してください」とアピール。同じスクウェア・エニックスの橋本真司「ファイナルファンタジーXIV」、「キングダムハーツIII」プロデューサーは「本当に待ち焦がれた。期待に応えるべく鋭意制作中です。近日中に情報を公開したい」とコメント。E3や東京ゲームショウなどで新情報が公開されることが期待されるところ。

 ラストに登場したのがKONAMIの小島秀夫監督だ。PS4を「最高のマシン」と評し、「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」について「“METAL”は“METAL”だけど、(新システムなども搭載して)少し違っている。『クリアする』といったゲームのこれまでの概念を超え、何度でも楽しめる」と語り、「3ステップ上を行く」仕上がりになっているようだ。

小島秀夫監督
マークがレーザー刻印された特別なPS4
スクウェア・エニックスの吉田直樹氏
橋本真司「ファイナルファンタジーXIV」、「キングダムハーツIII」プロデューサー
名越稔洋総合監督と横山昌義プロデューサー

 イベント締めはゲストと来場者が一体となってのカウントダウン。そしてついに2月22日を迎え、PS4が日本第1号のお客さんの手に、アンドリュー・ハウス氏と河野弘氏から手渡された。とにかくお客さんのテンションも高く、皆で楽しんでいる、盛り上がっているというイベントだった。

会場は本当に盛り上がっていた
第1号のお客さんは河野氏と小島監督のサインをもらっていた

 イベント後には吉田修平氏の囲み取材が行なわれた。イベントについて問われた吉田氏は「ユーザーの熱い熱気が直接感じられ、イベントをやって良かった。応援してくれて、一緒に盛り上げてくれてありがとう。PS4のSHARE機能でどういったことが発信されているのか家に帰ってチェックしたい」と、うれしそうに語った。

 吉田氏はゲームの開発についても触れ、「ネットワークの要素を増やしている。これまではゲームクリエイターが作りリリースしていたが、ユーザーが遊ぶ様子が見え、リリース後も難易度調整などを行ない継続して1つのゲームを長く遊んでもらい次につなげる。ユーザーと一緒に作っていくというか、よりよいゲームを作っていく」と語った。プレコミュなどで双方向にユーザーと意見交換を行ない、イベントなどを通じてユーザーの意見を吸収することでゲーム開発に役立てようという方針に現われている。

 さらには、ネットワークでの販売にも力を入れていくという。パッケージでの販売はどうしても規模が大きくなってしまうため、それに見合った開発が必要だが、デジタルでの販売であればよりチャレンジ精神に溢れた作品も提供できる。吉田氏は毎週ネットワークのストアに来て、いろいろと面白いものがアップされていることを知って欲しいと語る。そしてそういった場を新しいクリエイターに提供し、思う存分好きなものを作って欲しいと続けた。

 インディーズのゲームについても、プロではない人が制作するというものではなく、メーカーから独立してゲームを作ることを指し、それはベテランがチャレンジしてもいいもので、日本ではどうしても起業しにくい土壌にあるが、海外に触発されてできるようになって欲しいと夢を語った。

 話を戻して今後の展開について聞かれた吉田氏は「サードパーティはPS3とPS4の両方をリリースすると思うが、そういった状況下でPS4のソフト作りになれていただき、市場が大きくなったときに専用ソフトでより高みを目指して欲しい」とメーカーにエールを送ると共に、「ファーストパーティは良いものを出していかなければならないので、PS4のビッグタイトルを作っていく」と宣言。まだ発表していないタイトルも多いが、今年中に発表できるよう進めていると語った。

 また、海外のタイトルについても触れ「すごいゲームが作られているが、(ユーザーに)気づいてもらっていない」と話し、多くの日本人に知って欲しいという。ちなみに現在PS4用タイトルとして開発中の「inFAMOUS Second Son」が「めちゃくちゃイイでき」だといい、「1つから2つレベルが上がっている」のだとか。空中戦も楽しめるということで、これまでに無い超能力大戦が楽しめそうだ。

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(船津稔)