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TGS2013 「ドラゴンクエストX」バージョン2.0情報ステージ

堀井雄二氏を迎えて詳しく紹介!! カジノをはじめ、大量の新情報、初公開映像が!!

会期:
9月19日~9月22日(一般開催日:21日~22日)
会場:
幕張メッセ 1ホール~9ホール
入場料:
当日1,200円(一般)
無料(小学生以下)

 9月19日の情報ステージでは、バージョン2.0こと追加パッケージ「ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン」の発売日が12月5日と発表されたが、9月22日の情報ステージでは、ゲームデザイナー堀井雄二氏をゲストに迎え、プロデューサー齊藤陽介氏、バージョン2.0のディレクターである齋藤力氏で、映像と共に詳細を発表した。その模様をお伝えしていこう。

レンダーシアには“あの神殿”も!! 新キャラクターも続々登場

日本ゲーム大賞優秀賞のトロフィーを片手に笑顔の堀井氏。バージョン2.0のこだわりポイントを語ってくれた

 バージョン2.0について齋藤力ディレクターが映像を交えつつ紹介した。おさらいすると、追加パッケージ「眠れる勇者と導きの盟友(バージョン2.0)」を導入すると、「港町レンドア」と「レンダーシア」を繋ぐ定期船「グランドタイタス号」が動きだし、新大陸レンダーシアへ渡れるようになる。初公開されたオープニング映像でも、冒険者達がグランドタイタス号に乗って新大陸へと渡っていく様子が描かれていた。

 映像中にはバージョン2.0の物語で中心になっていくであろう新キャラクターの姿も多数見られた。まずはニヒルな雰囲気の漂う「クロウズ」。彼は“ある特殊な能力”を持っているそうだが、そこはまだ秘密。斎藤プロデューサーのいじりトークでは、“首筋に見えると秘密が……”ということだが?

 次はかわいらしい女性キャラ「ミシュア」。彼女は、レンダーシアに渡ったプレーヤーが最初に逢うことになるようだ。彼女との出逢いから、新しい物語が始まっていく。最後はいかにも戦闘能力が高そうな「ザンクローネ」。勇者っぽい外見だが勇者ではないという。齊藤プロデューサーいわく「かなり強い」らしい。

 他にも、かわいい女性の新キャラがたくさん。だが、齋藤力ディレクターとしては「深刻なイケメン不足」を感じているということで、そちらも充実させていきたいということだ。

齊藤プロデューサー、ゲームデザイナーの堀井氏、そしてバージョン2.0ディレクターの齋藤力氏(愛称はリッキー)で、バージョン2.0を紹介
新天地「レンダーシア」への船出の日を描いたオープニング映像を公開! 新キャラクターの姿もたくさん確認できる
新キャラクターも一部公開。オープニング映像の扱いでも重要キャラの雰囲気を漂わせていた「クロウズ」、「ミシュア」、「ザンクローネ」が紹介された

 続いて、レンダーシアのフィールドを移動している映像も初公開された。レンダーシアはこれまでの5種族が暮らしている大陸とは景観がかなり異なるということで、映像では村や謎めいた遺跡、そして神殿(この神殿はみんながお世話になる“あの神殿”らしい!!)などが見られた。また、新モンスターももちろん多数登場するということで、腕が6本ある象のモンスター「ナウマンボーグ」との戦闘シーンも確認できた。

レンダーシアは、これまでの冒険の舞台だった大陸とはかなり景観が異なるという。そしてなんと“あの神殿”もレンダーシアに存在!
もちろん新モンスターも存在。映像では、ナウマンボーグとのバトルの模様が確認できた

「まもの使い」は最初は10種類のモンスターを仲間にできる! しぐさも一緒にしてくれる

新職業「まもの使い」の映像も初公開!

 バージョン2.0で追加になる新職業の「まもの使い」の詳細が映像とともに紹介された。まず、まもの使いが使う武器は「爪/鞭/斧」。そして4つめは「両手剣」となっている。武器の傾向からしても完全に武闘派な職業となっている。

 特徴はなんといっても「モンスターを仲間にできる」ことだが、「DQX」でのまもの使いは“1匹のモンスターを愛着を持って育てる”という方向性にしているとのこと。特に、モンスターを育てられるようにしようとプッシュしたのは堀井氏だそうだ。

 仲間モンスターはプレーヤーと同様に、レベルアップでスキルポイントを獲得でき、モンスターごとに固有のスキルが存在する。例えばプリズニャンは「マーシャルニャーツ」というスキルだ。映像ではプリズニャンにタイガークローを習得させていて、次の戦闘で早速タイガークローを放っている姿が見られた。

 また、仲間モンスターは武器や防具を「装備」できる。装備した武器と盾はちゃんと持ってくれる(外観に反映される)。鎧などの防具については、「さまよう鎧に防具のグラフィックス反映させるのとかどうするの!?」と議論になった結果、武器と盾のみにしようと落ち着いたそうだ。

 なお、バージョン2.0の開始時点で仲間にできるモンスターは10種類とのこと。判明しているのは、キメラ、プリズニャン、ホイミスライムだ。種類は、今後のバージョンアップでどんどん増やしていくそうだ。

仲間モンスターにしたプリズニャンと一緒にバトル! モンスターはレベルアップでスキルも獲得できる
モンスターは武器・防具も装備可能。武器と盾はちゃんと持ってくれる
プレーヤーと一緒にしぐさもしてくれる。これで、もう1人でも寂しくない!

ついに「カジノ」解禁! ルーレットは8人一緒に楽しめる。景品も魅力的な品が!!

ついにカジノがオープンする。景品アイテムの獲得を目指してプレーヤーでごった返すこと間違いなし!

 ついにあの「カジノ」がオープンする日がやってくる!! まず、オープン当初に最初に遊べるゲームは、「スライムのスロット」、「ドラキーのポーカー」、「ルーレット」の3種類だ。

 カジノの中央には「ジャックポットトーテム」があり、カジノで遊んだコインがここに蓄積され、ジャックポットを引き当てると、貯まっていたコインを全てもらえる。例えば、日数をかけて30万枚貯まったものを誰かがゲットできるというわけだ。

 当たれば大きい「スロット」、ダブルアップが熱い「ポーカー」はお馴染みだが、オンラインならではの進化遂げた「ルーレット」にも注目。1台に最大8人のプレーヤーが参加できて、誰がどこに賭けているのか、当たって何枚のコインを獲得したのかがわかるようになっている。ツキのありそうな人に乗っかるなんていうこともできるのだ。

 気になるコインと引き替えにもらえる景品だが、装備、アクセサリーなど多数あるということだが、新規アイテムには「転生モンスターに会いやすくなる香水」という景品が用意されている。「香水」というジャンルのアイテムが加わるそうで、転生モンスター以外にも、トルネコやミネアに会いやすくなるもの、メタル系モンスターに会いやすくなるものもあるそうだ。

 ここで齊藤プロデューサーから「もっと言っちゃおうよ」という提案があり、齋藤ディレクターは「じゃあ、ルーラストーンがあります」とサプライズ発表! さらにアクセサリーでは「レアドロップ率の上がるアクセサリー」もあるそうだ。

 ちなみに、すぎやまこういち先生もカジノが好きなそうで、齊藤プロデューサー、堀井氏、みんな最初はカジノに入り浸るのではないかという話だった。すぎやまこういち先生や堀井氏と一緒にルーレットで遊ぶこともあるかも!?

おなじみ「スロット」。絵柄が全部スライムになっていて、はぐれ系が揃うとすごいことになるということだが……?
こちらもおなじみの「ポーカー」。ダブルアップの熱さは健在だ
オンラインならではの進化を遂げた「ルーレット」。なんと8人一緒にプレイができて、他の人と一緒に賭けられる

バージョン1.5「中期」、「後期」の新情報も発表!

9月26日に導入されるバージョン1.5「中期」、10月下旬導入予定のバージョン1.5「後期」も藤澤仁ディレクターから紹介された

 9月20日の情報ステージでは、齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターから、Windows版発売と同日の9月26日より開始となるバージョン1.5「中期」、そして10月下旬に導入予定のバージョン1.5「後期」について詳細が明かされた。

【バージョン1.5「中期」9月26日より開始】
・ワールドレコードランキング
・バトル系強化データガンガン追加
・魔法の迷宮強化データ再追加
・魔法の迷宮ではボスがチームで出現。バトル開始まで何が出るかわからない
・「ゴールデンスライム」が登場。隠し階に出現する。遭遇できる確率はメタルキングと同じぐらい?
・強モードボスが最終追加
・レンドアに新キャラ「ドロシー」が登場。サポート仲間でコインボスと戦える
・住宅村がより便利に。自分の家に郵便受けを設置できるようになる
・アストルティアの7不思議を写真におさめよう
・リーネさんがバージョン1.5で金髪に! 新技「合成効果を消す」が登場
・神話篇が最終局面を迎える。最も難易度が高い山場を迎える

バージョン1.6と言っても差し支えないのでは? と思えるほどたくさんの項目がアップデートされる
なんとあのリーネさんもバージョンアップ!? 金髪にオリジナル衣装を身にまとう。ちなみにボスバトル画面の「覚醒リーネ」は、ジョークで作成した画像とのことだ
外見だけでなく新技も習得。5,000Gで合成効果を消してくれる

【バージョン1.5「後期」10月下旬より開始】
・チーム対戦が楽しめる「コロシアム」がプレオープン!

プレーヤー同士でチームバトルが楽しめる「コロシアム」が、バージョン1.5後期でプレオープン! 普段のバトルではあまり使わないスキルも重要になるかも? バトル後にはベストプレーヤーの投票が行なわれる

(山村智美)