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TGS2013 「ストライダー飛竜」スペシャルステージレポート

PS4での実機プレイで新ステージ、新ボスを披露

発売日:
2014年2月22日
価格:
未定
CEROレーティング:
B(12才以上対象)
プレイ人数:
1人
アンドリュー・サマンスキー氏

 カプコンはビジネスデイの2日目となる9月20日、ブース内のメインステージでイベント「ストライダー飛竜」スペシャルステージを実施。プロデューサーのアンドリュー・サマンスキー氏が登壇しゲーム概要の紹介や、プレイステーション 4を使った実演プレイを披露した。

 イベントではまず、今作のベースとなった「ストライダー飛龍」と「ストライダー飛龍2」の概要がPVを見ながら紹介された。両作品ともアーケード用のゲームで、アンドリュー氏いわく「今見ても色褪せないというか、非常に色鮮やかで、いろいろなアイデアが盛り込まれたゲームです。僕自身も子供の頃メガドライブへの移植版をプレイしていました。とても思い出深い作品です」とコメントした。PVを見ているアンドリュー氏が、「飛龍がかっこいい」と何度もつぶやいていたのが印象的だった。

【ストライダー飛龍のPVより】
【ストライダー飛龍2のPVより】

 過去作のPV上映に続き、新生「ストライダー飛龍」のPVが公開された。グラフィックスの美麗さや、アクションのなめらかさなどは過去作とは比較にならないが、疾走感などゲームの持つ昔の「ストライダー飛龍」らしさを醸し出しているところに、アンドリュー氏を始めとした開発陣の過去作へのオマージュが感じられた。

【ストライダー飛龍のPVより】

 「ストライダー飛龍」は、シリーズの続編ではなく、シリーズのDNA、およびスピリットを完全継承した新生「ストライダー飛竜」という。再解釈された独特の世界観に加え、2D横スクロールアクションのゲーム性、爽快さはそのままに、最新の3D表現が施されている。随所に旧作へのオマージュが散りばめられており、オールドファンにとっては懐かしく、現役ゲーマーにとっては新鮮な興奮が楽しめる。

 今作の飛龍は、過去作の飛龍と同様、濃紺のボディスーツに紅のマスク、全てを両断する光剣サイファーを携えている。しかし、その肩には新たにクナイが装備されおり、飛龍の代名詞とも言える特徴的な紅のスカーフが、粒子状の物へと変更されている。これは飛竜の身体から溢れ出る“プラズマ”が形成したものとなっている。

 新たな飛龍は、対戦格闘「MAVEL VS. CAPCOM」に出演した飛龍からヒントを得て、モーションなどを作っているようだ。なので、たとえ過去作を知らなくても「MAVEL VS. CAPCOM」の飛龍を知っている人にとっては馴染みのある操作感になっているという。

 また登場キャラクターについては、魅力的なキャラクターがたくさん登場するとし、新たなキャラクターはもちろん、「あっ、こいついたな!」というような過去作に出演したキャラクターも収録されているようだ。

 続けてPS4での実機プレイを披露。カプコンブースに出展されている体験版とは違う、新ステージで、新ボスとの戦いが見られる内容となっていた。ボスのところにたどり着くまでは、相手の攻撃を跳ね返す「リフレクトサイファー」や「リフレクトクナイ」など飛龍の持つ技の数々を実演した。

 また隠し部屋を探すことがあるとし、サイファーに最初にセットされていた能力では隠し部屋に通じる扉を開けることができないが、サイファーの能力を変えることで扉を開けられるようになると探索アクションの醍醐味の1つを紹介した。

 そしていよいよ新たなボスとの対決。対決中に画面下の「飛」という文字の表示されたゲージについて、攻撃し続けていると溜まり、MAXに達するとサイファーがパワーアップするという要素を実演し、それまでは一進一退だった戦いを一気に終わらせた。

【PS4での実機プレイ】

 対決したボスは、「北風(ペイプー)」と「南風(ナンプー)」。過去作にも出ていたキャラクターだが、2人ともデザインを新たに描き起こしたという。また、あえてネタバレはしませんがと前置きし、「知っている人もいると思いますが、この2人だけではないということは言っておきます」と意味深なコメントを残した。

【ボスキャラ】
北風(ペイプー)
南風(ナンプー)

 最後に、ゲームを作ることになった経緯、新生「飛龍」を作る際に気をつけた点、今作の注目ポイント、また、来場者や視聴者へのメッセージとして以下のようなコメントを残した。

ゲームを作ることになった経緯
 僕自身も『ストライダー飛龍』が大好きで昔よく遊んでいましたし、キャラクターとしても根強い人気があります。ずっとお客様から『飛龍が欲しい』という声を頂いていたので、新しいハードが出る節目でもありますし、今この時期に出すのがいいのではないかということで企画しました。

新生「飛龍」を作る際に気をつけた点
 新しい『飛龍』とはいえ、全部を新しくするのも、昔のものをそのまま出すのも駄目なので、新旧をバランス良く融合させることに気をつけて作りました。

今作の注目ポイント
 いかに飛龍が即応性が高く思うままに操れます。何回もモーションを作ったり、何度も調整を重ねて今に至っているので、ぜひ注目していただければと思います。

来場者や視聴者へのメッセージ
 今、一生懸命作っています。本当に(「ストライダー飛龍」が)大好きな人ばかりが関わっています。情熱をたっぷり注ぎ込んで作っています。2014年の発売になりますが、どんどん情報を出していきますので応援よろしくお願いいたします。

(中野信二)