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【特別企画】HaswellとGTX 780MでゲーミングPCはどこまで進化した?
NVIDIA GPU対決 : GTX 780M vs GTX 680M
(2013/6/7 15:00)
NVIDIA GPU対決 : GTX 780M vs GTX 680M
続いてNVIDIA GPUの新旧対決を見ていこう。今回比較する2つのGPUは下記のようなスペックとなる。
【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
---|---|---|
CUDAコア | 1,536 | 1,344 |
コアクロック | 823MHz | 720MHz |
メモリ | 256bit GDDR5 4GB | |
メモリクロック | 2,500MHz | 1,800MHz |
ドライバー | 311.48 | 320.18 |
アーキテクチャはどちらもKeplerだが、性能は全面的に向上している。NVIDIAは両者を比較し、GTX 780Mが31%の性能向上を果たしたとコメントしている。
なお今回のテストにおいては、GPUのドライバーに違いがある。GTX 780Mの最新ドライバーがまだダウンロードできないため、プリインストールされているものを使用している。GTX 680Mは最新版を使用しているため、パフォーマンスに若干影響している可能性がある。
またCPUは性能の近いものになっているが、アーキテクチャは違うので、ベンチマーク結果にも影響は出ていると思われる。今回はそこを含めて、新旧のPCでの3D性能比較としてご覧いただければ幸いだ。
【ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編】 | ||
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【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
1,280×720 標準画質 | 12,613 | 12,444 |
1,280×720 最高画質 | 9,038 | 7,733 |
1,920×1,080 標準画質 | 9,927 | 9,304 |
1,920×1,080 最高画質 | 6,615 | 4,937 |
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」では、「1,280×720 標準画質」ではほとんど差がないものの、画質や解像度を上げるほど差が開くという結果に。「1,920×1,080 最高画質」では約34%の差がついており、NVIDIAの公称どおりの性能が見て取れる。
「1,920×1,080 最高画質」の実行画面では、GTX 680Mで若干もたつくシーンがあるが、GTX 780Mは比較的滑らかで、見てわかる程度の差は出ていた。ベンチマーク結果も、GTX 780Mが“とても快適”の評価だったのに対し、GTX 680Mは“快適”に1段階評価が落ちている。「FFXIV」をノートPCで、なおかつフルパフォーマンスで遊びたいという人には、GTX 780Mは良い選択肢となりそうだ。
【FINAL FANTASY XI for Windows オフィシャルベンチマークソフト3】 | ||
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【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
Low | 10,402 | 10,047 |
High | 7,578 | 7,355 |
続いては「FINAL FANTASY XI for Windows オフィシャルベンチマークソフト3」。今となっては低負荷・低解像度のベンチマークソフトということもあり、スコアの差はほとんど見られなかった。
【ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0】 | ||
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【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
1,280×720 画質設定3 | 5,981 | 6,171 |
1,280×720 画質設定5 | 4,688 | 4,484 |
1,920×1,080 画質設定3 | 2,687 | 2,374 |
1,920×1,080 画質設定5 | 2,065 | 1,955 |
「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0」では、高解像度でややGTX 780Mが勝る程度で、さほど大きな差は見られなかった。ベンチマーク中のフレームレートを見ていると、シーンによってはGTX 680Mのほうが高いこともあり、思ったより差がつかなかった。ドライバーの改善で対応してくれることを期待したい。
【バイオハザード6 ベンチマーク】 | ||
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【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
1,280×720 | 14,116/S | 9,708/S |
1,920×1,080 | 8,117/S | 6,452/S |
「バイオハザード6 ベンチマーク」は、解像度を除いては標準設定のままでテストしている。解像度の高低によらずGTX 780Mが良好なスコアを出しており、実行中のフレームレートも終始GTX 680Mを上回っていた。
ただGTX 680Mについても、1,920×1,080で評価Sとなっているため、実際のゲームにおいては十分なパフォーマンスを持っていると言える。
【MHFベンチマーク第3弾【大討伐】】 | ||
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【GTX 780M】 | 【GTX 680M】 | |
1,280×720 | 25,829 | 20,168 |
1,920×1,080 | 13,159 | 10,709 |
最後は「MHFベンチマーク第3弾【大討伐】」。こちらもGTX 780Mがスコア上では圧倒している。ただフレームレート的にはどちらもコマ落ちなどは見られず快適に動作していた。カプコンのゲームはGTX 780Mが得意な傾向があるのかもしれない。
全体を通して見ると、ゲームによってスコアのばらつきが見られるものの、ある程度のアドバンテージは感じられた。特にこれからサービスインする「FFXIV」において、現状で差を付けているというのは大いに期待できる。
参考までに、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」の「1,920×1,080 最高画質」を実行中の映像を撮影したので、ご覧いただきたい。動画が30fpsなので、60fps近く出ている実際の映像よりもフレームレートが落ちる点はご了承いただきたい。ノートPCでこの画質でも快適に動く、ということが伝われば幸いだ。