コーエーテクモ、PS3/Xbox 360「DEAD OR ALIVE 5」

体験会に早矢仕プロデューサーが登場!
すべてのキャラクターがプレイ可能なTGS VerのROMを公開


9月15日 開催

【DEAD OR ALIVE 5】
9月27日 発売予定

価格:各8,190円(通常版)
   各11,340円(コレクターズエディション)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



自らゲームをプレイしながらデモンストレーションを行なった早矢仕洋介プロデューサー

 株式会社コーエーテクモゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用格闘エンターテインメント「DEAD OR ALIVE 5」の体験会を「ヤマダ電機 池袋LABI1 モバイルドリーム館」にて9月15日に開催した。

 体験会は13時から17時まで開催されたが、その冒頭プロデューサーの早矢仕洋介氏が登場。プレゼンテーションを行なった。早矢仕氏は開口一番「これまでの体験会とは違い全く新しいROMを持ってきました」と語り、基本的に東京ゲームショウ2012に出展するバージョンと同じROMで体験会を行なうと説明した。

 早矢仕氏は「7年ぶりの作品と言うことで、ファンと一緒につくっていきたいを思いました」と切り出し、「体験会を開催して、ファンの皆さんのフィードバックを反映して作ってきました」と続けた。このなかで1番多かったのは「『DOA5』でどんな女性キャラが出るのですか?」という声だという。

 そんな中で発表されたのが「MILA」だ。MILAはショートカットでボーイッシュな総合格闘技を操る女の子。これまでのシリーズにはないタイプの女の子と言うことで「どんな反応があるか楽しみだった」という。「女性の総合格闘技はイメージがないし、新しい魅力を出せたと思う」と自信のキャラクターに仕上がったようで、「『きれい』、『かわいい』といった反応を頂いたときは嬉しかった。ぜひ体験していただきたい」と新キャラをアピール。総合格闘技は“投げ”も“絞め技”もあり、さらに打撃も強いというこれまでにはないキャラクターとなっているようだ。

 今回のグラフィックスについて、「これまで、グラビア写真のような可愛らしさを追求していましたが、今回は生きている、存在感を感じるようなグラフィックスを目指しました」と語った。泥を被ったり汗をかいたり表情が変わっていくので、早矢仕氏によれば「触ってもらうことでより魅力的に見えると思う」と、これまでのシリーズとは一線を画すグラフィックスに仕上がっているという。

 ゲームのシステムについては、「ダイナミックアトラクション」と呼ばれている、闘いの結果によって映画のように動的にステージが変化していく点を解説。たとえばステージの横を電車が走っているステージでは、ステージ横にある看板にキャラクターが接触し、この看板が倒れると走っている電車にぶつかり電車が脱線。ステージに飛び込んでくる。早矢仕氏は「我々は“デンジャー”と呼んでいます。格闘エンターテイメントを目指して、仕掛けがステージのあちこちにあるので、ぜひ探してみてください」とコメント。

 また、「パワーブロー」についても、これまでにない要素として解説を行なった。体力バーが赤くなると1回だけ出せる、相手を好きな方向に吹っ飛ばすことができる必殺技。早矢仕氏は「パワーブローをフィニッシュ技として使いたいといったふうに考えたり、駆け引きの1つとして使って欲しい」と、戦術の選択が増え、より深い対戦が楽しめるとした。

 さらにキャラクターについてもコメント。「バーチャファイター」とのコラボについては「久しぶりにシリーズ作品をやるにあたって、お祭りをやりたいと思いました。格闘ゲームは、『バーチャファイター』があって、3D格闘ができあがった。『DOA』のはじめも最初、『バーチャファイター』の開発に相談しながら作ったという経緯もあって、セガさんにやりませんかと声を掛けさせてもらいました」とキャラクターのコラボレーションについて経緯を説明。体験会ではパイが初めて触ることができる仕様となっていた。

 そのほかのキャラクターについては、「ある女性キャラクターを発表したときに賛否両論があったので、ファンの皆さんの声を反映して手直ししました。はじめは手直ししたことを公表していなかったのですが、次にムービーを発表したときにファンの皆さんには気づいてもらえ『可愛くなった』と言ってもらい嬉しく思いました」と裏話も披露した。

 「タッグマッチ」についても「新しいタッグ投げも見て欲しい」と説明。実機を操作しながら「『バーチャファイター』のキャラクターに関してもゲームを超えたコラボなので、タッグ技を用意している」とゲームをプレイする中で探して欲しいと語った。

 早矢仕氏は「エレナは調整を入れたので、これまでのプレーヤーも試して欲しい」と話し、今回の東京ゲームショウ2012への出展バージョンは細かい調整が入っているので、プレイする中でそれを体感して欲しいとコメント。最後に早矢仕氏は「ナンバリングタイトルは7年目と言うことで、正直待ってくれている人がいるのか不安でした。でも今日、こうやってプレイしたいということで集まっていただけて、開発一同嬉しく思います」と語り締めくくった。


MILAの説明を行なう早矢仕氏新ステージ「DEPTH」。壁にある機械の1つを壊すと、闘いのステージであるエレベーターがどんどん下がっていくというギミックが用意されている早矢仕プロデューサーは、実際にゲームをプレイしながらゲームのシステム面の説明を行なった
新キャラのMILAだけでなく、「細かく調整した(早矢仕氏)」というエレナ。プレーヤーは注目だろう総合格闘技を身につけたMILA。打撃も強力だというそしてなんと言っても総合格闘技ということで、絞め技が用意されている
体験会のROMにはコレクターズエディションに収録されている、プレミアムセクシーコスチューム に変更することもできた。また、初回限定特典のコスチュームも収録されている
「バーチャファイター」のキャラクターもプレイ可能となっていた。これらのキャラクターは東京ゲームショウ2012でも使用可能となっている。タッグ投げのいくつかも早矢仕氏のデモで公開されていた
1番人気の試遊台はやはり対戦台。行列が長くできていた

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Akira, Sarah characters (C)SEGA.
Virtua Fighter is either a registered trademark or trademark of SEGA Corporation.

(2012年 9月 15日)

[Reported by 船津稔]