アジェンダ、Android「貧乳のブルース」配信開始

楽曲を歌う小松原沙織さんのミニインタビュー付き!


9月11日 配信(iOS版は近日配信予定)

価格:各250円(無料版も配信)



「貧乳のブルース」は2種類のビジュアルで配信。いずれも無料版が同時に配信されている
内容は、“乳”にまつわる世界中の土地を巡っていきながら、その先で与えられるミッションをこなす、というもの

 株式会社アジェンダは、Android用ミニゲームアプリ「貧乳のブルース」の配信を9月11日に開始した。バージョンは「こまっちゃん編」と「さおりん編」の2種類で、価格は各250円。対応機種はAndroid OS 2.3以上。iOS版は近日配信予定。

 「貧乳のブルース」は、シンガーソングライターの小松原沙織さんによる同名の楽曲をモチーフとしたミニゲーム。胸の小さい女性に焦点を当てたブルース調のコミカルな曲に乗せて、リズムゲームや横スクロールアクションなどが楽しめる。

 ゲームは、“乳”にまつわる世界各地の土地を巡りながら、各地で出されるミッションをクリアしていくというストーリーで進む。ライバルキャラには「ボイン」が出てきたり、ミッションをクリアすると“貧乳の格言”なる一言が表示されて思わずクスリとさせられるなど、“貧乳”をネタにしつつ、あくまで明るく作り上げているのが面白い。

 またゲーム内で仲間を作ることも可能で、仲間に挨拶すると体力が回復してミッションを進めやすくなるほか、「協力」ボタンが押されていると、ミニゲームでのミスが1回帳消しになる機能がある。

 なおゲームでのビジュアルは2種類。「さおりん編」は等身も低くかわいらしく表現されており、「こまっちゃん編」はセピア調でより悲哀さが強調されている。ゲーム内容は同一なので、好みに合わせて決められる。

 本誌では本作のテーマとなった楽曲「貧乳のブルース」を作った小松原沙織さんと、ゲームを企画したアジェンダ ゲーム開発部課長の石川貴也氏にお話を聞けたので、その模様も併せてお伝えする。


【スクリーンショット】
ミッションで使用されるミニゲームは、「貧乳のブルース」に合わせて鍵盤をタッチする「リズムゲーム」、彼氏からの言葉が、“貧乳”を蔑めばフリックでビンタ、それ以外ならタッチで受け止める「Disってハニー」、胸パッドを集めながら合コン会場を目指す横スクロールアクション「パッド集め」の3種類。いずれもBGMには「貧乳のブルース」が流れてきて、貧乳オトメの世界に浸れる


■ 内容はあくまで健康的。目標は「街で女性に口ずさんでもらうこと」


左から、アジェンダ ゲーム開発部課長の石川貴也氏、シンガーソングライターの小松原沙織さん

――「貧乳のブルース」という曲は、ライブやラジオでもウケがよく、反響が大きかったそうですね。どのように発想されたのですか?

小松原沙織さん:まず自分がそうというのがありましたが、最初は曲をたくさん作った中の1曲というだけで、特に狙って作ったわけではありませんでした。ところが、他にこのテーマで歌っている人もいなかったので、目に付いた曲になったんだと思います。

――実際に反響を聞いてみていかがでしょう?

小松原さん:みんなおっぱいが好きなんだなと(笑)。男女同じくらい反響があって、特に女性の方は「私も貧乳なんです……」と声をかけてくれます。

――そんな「貧乳なブルース」をゲームにしようとしたきっかけは何でしょうか?

小松原さん:「カナデオン」という楽器を作っている会社に以前デモンストレーターとしてお仕事をさせていただいたのですが、その社長に誘われた飲み会でアジェンダさんと繋がりました。その中で「貧乳のブルース」の話をしたら、アジェンダさんが食いついてきて(笑)。

石川貴也氏:やっぱり目が行きますからね。それでその飲み会の席で「ゲームを企画させてください」となりました。それから1週間くらいで企画書ができました。

――かなりスピード感がありますね。

小松原さん:本当にゲームにしていただけるとは思わなかったので、企画書が送られてきたときは驚きました。

――2つのデザインがありますが、これはどういう意図があったのでしょうか?
石川氏:広く「貧乳のブルース」を知ってもらいたかったので、1つはゲーム好きの方に受け入れられるような、やや萌え系のタッチにして、もう1つはまたテイストを変えて、普段ゲームをしない人にも受け入れられるようなものにしました。普段はライブハウスに来ない人、普段は携帯でゲームをしない人の両方に楽しんでもらいたいと思います。

――小松原さんはどちらを気に入っていますか?

小松原さん:最初は哀愁のある「こまっちゃん」かなと思いましたが、予想以上に「さおりん」もかわいくて、両方気に入っています。

――実際に触ってみた感触はいかがでしょう?

小松原さん:やっぱり変なゲームだなと(笑)。でも新しくて、みんなこういうものを欲しがっていたのではないかと思います。

石川氏:普段はおっぱいや貧乳って口に出しづらいじゃないですか。ゲームにかこつけてそれをいっぱい言える、みたいなところがあって気に入っています(笑)。

小松原さん:ただ、楽曲もゲームも決して卑猥なものではなく、明るく健康的なのがポイントです!

――では、読者にメッセージをお願いします。

石川氏:貧乳を世の中に広めて、市民権を勝ち取りましょう。よろしくお願いします。

小松原さん:歌詞には思いの丈を綴っているので、そちらも聞いてください。女性に街中で口ずさんでもらうのが目標です。

――ありがとうございました。


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(2012年 9月 11日)

[Reported by 安田俊亮]