「機動戦士ガンダム 第07板倉小隊」
福岡で「REV.2」終了後初のイベントを開催!
テレビ東京、BSジャパンで6月まで放送された「機動戦士ガンダム 第07板倉小隊」の「REV.2」2回目、通算5回目となるイベントが、7月15日、福岡県福岡市の「namco博多バスターミナル店」にて開催された。
今回のイベントには、前回の千葉・浜野で行なわれたイベントと同じく、エースパイロットのAKATUNA少将、アカツキ少将、KEN・G少将と、カバパン大将が登壇。撮影秘話などを中心としたトークショー、そしてカバパン大将による生の「エースパイロットへの道」、そして来場者と一緒に店内対戦を行なうシャッフル大会が行なわれた。
BSジャパンでの放送圏、初の九州でのイベントは、おりしもイベントデー近辺の集中豪雨などの影響もあり、大変な状況の中、地元・福岡からだけでなく、東京からの遠征組なども含め、70名ほどのファンが足を運び、同店舗の「機動戦士ガンダム 戦場の絆」コーナーに設置された会場は、立ち見まで出るほどの盛況ぶりとなった。
■ トークショーではエースパイロットの撮影秘話が!
第1部は、恒例となりつつあるエースパイロットたちによるトークショー。
AKATUNA:朝、福岡にこういう格好でやってまいりました。千葉のイベントや、東京でお会いした方もいらっしゃるようですね。今日はシャッフル大会なども行なわれるので、楽しみにいらっしゃった方も多いと思います。初めての方や、始めてまだ間もない方もいらっしゃるので、できるだけサポートしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
KEN・G:今晩は、KEN・Gです(司会:こんばんはじゃないだろ!)あ、どうもこんにちは。(司会:駅で女子校生に声をかけられたということなんですが……)、弟さんが番組を見てらっしゃったとのことで……。今日はよろしくお願いします。
アカツキ:こんにちは。板倉小隊初の九州でのイベントということで、皆様と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。よろしくお願いします。(司会:髪の毛はもうどのくらい伸ばされてるんですか?)もう6年ぐらいですかね。短いとストレートが保てなくなってしまうんですよ。職場では切れって言われてるんですけれども、そこは聞こえないふりをしてますね。
カバパン:「REV.2」では対戦できないかと思っていたので、最終回で対戦できて、板倉さんをボコボコにできて、勝ててよかったです。今日はよろしくお願いします。(司会:前髪はどのぐらいのペースで脱色してるんですか?)ブリーチは月1回のペースですね。
● まず最初に、「板倉小隊 REV.2」の13回の放映が終わりました。その感想をお願いします。
AKATUNA:ゲームをプレイするだけじゃないので、予想以上に大変でした。食べることが(笑)。(司会:クイックストライク体操とかもやってましたよね?)ムチャ振りがたくさんでね、大変でしたね。(司会:1番印象に残っているのは?)京都の八つ橋ですね。3箱ぐらい積んであって、その後ゲームでしょ? あの流れですね。
KEN・G:アガり性なので、緊張の連続で。そんなときに、板倉さんや森本さんがやさしくしてくれて。それが印象に残ってますね。
アカツキ:とにかく単純に楽しかった。それと、緊張とプレッシャーがありましたね。収録で一緒になったエースパイロットのみんなや、板倉さん、森本さんと話をすることができて、今までにできなかった経験ができて、とにかく楽しかった。
カバパン:「1stシーズン」の頃は試合ができましたが、「REV.2」ではできなくて、リアルタイムですが別の場所での収録でした。リプレイとボイスチャットを聞くことはできましたが、それぞれのP.O.D.画面をずっと見ているのは無理だったので、リプレイを見ながら反省点を探したり、とにかく空気を読むような感じでした。みなさんのボイチャの会話からどんなことで盛り上がってるのかを察するのが大変でした。(司会:カバパン大将は上村さんと仲良くやってる感じでしたけれども、収録の合間はどんなことを?)たわいもない、くだらない会話ですね。上村さんは、すごいすよ(笑)。一生懸命絆のことを考えていて、1stシーズンでも作戦ノートを作ってたりしてて、それを基に「どうしたらいいと思う」って長文メールを送ってきたりしてたんですよ?(司会:カバパンさんはそのメールにどう返事してたんですか?)最初と最後だけ読んで、返事はだしてません(笑)。
● 板倉隊長と森本少将の印象は、収録前と後では変わりましたか? 彼らの実力はいかがですか?
KEN・G:カバパン大将が番組でも言ってましたが、戦闘終了後に、「ああ、くそっ」とか、板倉さんが言ってましたね。
アカツキ:僕は「1stシーズン」の第10回、13回で対戦させていただきましたが、この間だけでもとにかくうまくなってました。そして「REV.2」で一緒に戦うことになって、どれだけできるんだろう? って練習のときに見ていたら、またうまくなってるんですよね。対戦したときよりも。僕らはエースというポジションを与えられて一緒に戦ってきたわけですが、お2人は信頼できる味方でした。本当に助かりました。
AKATUNA:板倉さんは本当に感情的なボイチャが多い(笑)。ちょっと調子がいいときは、そのままノリノリで行っちゃうときもあって。
カバパン:板倉さんたちは、「1stシーズン」では最初知識のないところからスタートして、どんどん成長していったわけですが、2人とも「REV.2」でまたうまくなってますね。森本さんはみんなを活かすのが好きな人で、空気を読んでくれるというか、やさしくしてくれますね。番組外でも練習をずっとしていて、ノーロックで移動しながら拠点を撃てるようになってたり。本当に練習してますから。板倉さんは個人スキルが上がりましたね。
● 13回の収録が終わって、「こうしておけばよかったな」ってことはありますか?
AKATUNA:食べるのをもう少し控えて、しっかりゲームをプレイしたかったですね。とくに3本録りのときとか、お弁当を食べた後に収録でも食べたりして……食べ過ぎると集中できないですから。
KEN・G:僕は、チーム力、連携力を向上させるには、板倉さん、森本さん、豊崎さんともっともっと仲良くなっておけばよかったな、と思いました。
カバパン:2人で飲みに行ったときに、番組の収録が終わって何を1番後悔しているか、という話題になったときに、KEN・Gさんが初回の収録のときに、収録後に「お2人に嫌われたんじゃないか」って後悔してたって話になったんですよ。この「誰も頼んでいないところですごいことをする、調子に乗る」というキャラクターを板倉さん、森本さんが収録前に知っていたら、後悔することもなかったのにね、という(笑)。
アカツキ:このゲームをやっている以上は、終わってから後悔しても仕方がないんですけれども、やっぱり「あそこで声をかけてればよかった」とか、「反対側(護衛ならアンチ、アンチなら護衛)の状況ももう少し聞いてあげて、状況の把握につとめればよかった」ってことはありますね。負けた試合でも、そこでもう少し何かしていれば、勝ちに近づけたんじゃないか、という後悔はあります。
カバパン:僕は後悔することはあまりなかったというか、後悔するチャンスがなかったです(笑)。
● 豊崎さんに関しては、どんな印象ですか?
AKATUNA:最初は僕は豊崎さんのことをまったく知らなくて。一緒に練習したり収録に参加して、いい声をしていて、叫んでいて……。素直ないい子だから、限られた時間の中で1つでもできることを増やそうと努力している姿が印象的でしたね。
KEN・G:僕もかぶるんですが、3連撃から始まり、戦況判断なども「ここは行っちゃいけない」だとか、戦っていく中でわかるようになっていってましたね。森本さんじゃないですが、豊崎さんもストイックソルジャーでしたよ。
アカツキ:努力家でしたね。本当に最初は一緒に出たときはロックも取れないところからスタートして。すぐにやられちゃったりしてましたが、そこからの成長がすごかった。少ない練習時間のなかで、自分ができることはなんなのかを僕らに聞いてきてくれてそれを練習して。最初は戦力として「1」に見えない部分があったんですが、その次の収録では1つの戦力として見られるようになっていて、その試合では勝てたんで。板倉さんたちもそうですが、豊崎さんとも勝ちを共有できて非常にうれしかったですね。とにかく頑張り屋さんですね。
カバパン:僕は最終回で久々に同じ収録現場で会いました。面白いし、超いい子ですよね。くだらない話もするし、面白いです。
● 「REV.2」の通算成績が3勝12敗です。勝ったときはどうでしたか?
AKATUNA:ちょうど北極基地がリニューアルされて、スタート位置が変わってたことと、いつも以上に声が出てて勝てたという感じですが、勝ててとにかくよかったですね。
アカツキ:次の収録にいつ呼ばれるかがわかんないんですよ。収録が近くなってから「この日行けますか?」ってくるんですけれども。僕は2回目の収録のときに勝てたんですけれども、その前にメールでAKATUNA君から「勝ちましたよ」ってメールが来て。4人いるエースパイロットの中で、誰が最初に勝つか、というのと、自分のときに勝てなかったらやばいよね、というプレッシャーがあるんですよ。だから、板倉小隊のメンバーとして、AKATUNA君が勝ったことは「よかったよかった」なんですが、エースパイロットとしては「なにプレッシャーかけてんだ」と。2回目の収録のときは板倉さん、森本さん、豊崎さんがいつも以上に声が出てて、いい連携が取れて勝てたんで、板倉さんもアンチをすごくがんばってくれたんで。
KEN・G:勝てたときはうれしかったですが、「この4人で勝てたことがうれしい」と天にも昇る気持ちでした。その前にベルファストで完敗したとき、板倉さんと森本さんが沈黙しちゃっていたので、勝てたときは、板倉さんも森本さんも声が出ていて、本当にチーム一丸となって戦えたのが1番うれしかったですね。
● カバパン大将は第三者的に見て、「REV.2」の板倉小隊が勝ったときはどうだったんですか?
カバパン:単純にみんな盛り上がるんで、それはうれしいですね。KEN・Gさんが勝ったときとか興奮してましたね。
● もし放送第3期があるとしたら、どんなことをやってみたいですか?
カバパン:板倉さんや森本さんがやりたいことをやりたいですね。もし「REV.3」があるとしたら、大将から降格しないこと。別に戦わなくてもいいから、大将の座を死守したいですね。……いややっぱり戦いたいです(笑)。
アカツキ:板倉さんには高コスト機体に乗ってもらって、森本さんには近距離を使っている印象があまりないので、近距離戦型機体に乗ってもらいたいですかね。
KEN・G:板倉さんは「REV.2」でちょいちょい「ガンダム」に乗っていたんですが、その試合で勝ったことがなかったんですよね。なので、「機動戦士ガンダム」をテーマにしたゲームなので、「ガンダム」に乗って勝ってもらいたいですね。
AKATUNA:「1stシーズン」のときのように、2戦勝負で戦ってみたいですね。1戦目の結果を受けて、2戦目にどう戦っていくのか、そのあたりも見せていければなと思います。
● 作戦は板倉さん、森本さんとエースパイロットの皆さんが相談して決めていましたよね。KEN・Gさんに聞きたいんですが、完敗した第8回のとき、たしか第7回の収録が終わってからご飯に行く前って、「ガンキャノン」×2の編成じゃなかったと思うんですが、どうしてああなったんですか?
KEN・G:最初は「水中型ガンダム」が2枚の予定でした。で、実際に練習してみたらなんだかしっくり来なくて、板倉隊長が「じゃ、森本さんが『ガンキャノン』がいいんじゃない?」となって、「水中型ガンダム」と「ガンキャノン」の組み合わせで練習してみたんですが、それもしっくり来なくて。それからご飯に行って相談しているうちに「『ガンキャノン』2機はどうなの? それ行ってみようよ」って帰ってきたら本番になっちゃったんですよね。
AKATUNA:本当にうまくいったらいいんですが、相手に「ガンキャノン」が2枚いたら、水には入らないですよね。
● 結局「ザクII寒冷地仕様」1機にボコボコにされてましたからね。カバパン大将も1stシーズンでいろいろ無理な作戦を提案されたりしたと思うんですが、エースパイロットとしてはそれを受け入れるんですか?
カバパン:やりますね。たぶん、やりたくない作戦を無理やりやらせるより、やりたい作戦を進んでやってもらったほうが、モチベーションも上がると思うんで。縛られるより、やりたいことをやるほうが楽しいですし。でも、板倉さんは(陸戦型ガンダム(ジム頭)の)「180mm(大型砲)」には乗せたくないですね。2人で練習しているときとかも、すぐに180mm乗って、「やっぱ難しいわー」って言いながら、「ジム(指揮官機)」とかに乗り換えてますから(笑)。
■ 生「エースパイロットへの道」では、「クイックドロー外し」を伝授
来場者からのアンケートに応える生「エースパイロットへの道」では、「クイックドロー外し」が今回解説された。3連撃の後にスムーズに射撃が繰り出せるクイックドローを、ジャンプやブーストダッシュを使って外しながら移動し、さらに攻めを継続するという、「戦場の絆」の格闘型機体の特徴を生かした行動だが、クイックドローを当てないように移動し、そのあとの位置取りをしやすくするにはどうしたらいいのか?
クイックドローを外すには、機体の移動速度や旋回能力、そして武装の射出レスポンスなどで難易度が異なる(外すのはほとんど無理なものもある)。クイックドローを外すために使われる定番の方法として、本ゲームでの最速行動となるジャンプ+ブーストダッシュのペダル両踏みを使うことが多いと思われるが、ペダル両踏みはブーストゲージ消費量も多いため、できれば、クイックドローを繰り出したあたりまで2つのペダルを踏んでおき、すぐにジャンプペダルから力を抜いて、あとはブーストダッシュだけするようにしたほうがいい。そして、ダッシュで移動しながらレバーを旋回操作に切り替え、自由落下中に相手を補足するようにすれば、ブーストゲージに余裕を持たせることもできるし、空中での移動範囲も広がるということだった。
■ シャッフル大会ではカバパン大将全敗記録更新!?
作戦テーブルが利用可能に! |
終了後は2時間のフリープレイに |
イベント最後は来場者の中からチームメンバーを募って戦うシャッフル大会。エースパイロットは、事前に搭乗カテゴリーをクジ引きで決めるというルールが設けられている。クジ引きで少佐以上、大尉以下の2カテゴリーからそれぞれメンバーを3人ずつ集め、それぞれが名刺にパイロットネームを記入、名刺交換を行なってから作戦タイムに。
今回は、番組収録でも使われた、タッチパネルを使った機体選択とマップ表示できる作戦テーブルの特別バージョンが使用可能となっていた。しかも番組バージョンでは入っていなかったジオン公国軍側の機体選択も可能となっているもの。作戦テーブルを利用できるのは、じゃんけんで勝ったエースパイロット側チームのみ。もう1チームは別の場所で戦略を練り、時間を見計らってまた合流して対戦、という流れになっていた。
1戦目はAKATUKI少将とカバパン大将。じゃんけんに勝ったカバパン大将チームは、射撃クジを引いたカバパン大将が会場のありがたいアドバイス(?)でなんと「ガンダムGP02A(MLRS仕様)」に搭乗、「MLRS(B)」を選択し、最高コストの350コストでの出撃となった。AKATUNAチームは近距離戦型のクジを引いたAKATUNA少将が「グフ・カスタム」に搭乗。全国大会優勝者(?)を味方に引き、2拠点を撃破したAKATUNAチームが勝利した。
2戦目はKEN・G少将とアカツキ少将の対戦。遠距離砲撃型のクジを引いたKEN・G少将は「ギガン」、そして射撃型(!)のクジを引いたアカツキ少将は観客からの声に挙がった「ジム・キャノンII」と迷った挙句、「陸戦型ジム(ジム頭)」で180mm大型砲を選択。1拠点を見事に落としたアカツキ少将チームの圧勝となった。
1勝同士の対決となったアカツキ少将対AKATUNA少将チームの対決は、近距離戦型のクジを引いたアカツキ少将が「高機動型ゲルググ」を、狙撃型のクジを引いたAKATUNA少将が「ジム・スナイパーカスタム」を選択。「B.D.2号機」+「ジム・スナイパーカスタム」2機+「量産型ガンキャノン」の編成となったAKATUNAチームに対し、「B.D.2号機(NS)」×2+「高機動型ゲルググ」+「ギガン」という安定した編成となったアカツキ少将チームの勝利となった。
残念ながら進行の関係で時間が押してしまい、シャッフル大会はここで終了。イベントもそのまま終了となったが、店舗側のご好意により、イベント終了から2時間、8台のP.O.D.がフリープレイで解放された。
(C) 創通・サンライズ
(2012年 7月 18日)