バンダイナムコ、「テイルズ オブ エクシリア2」
前作から1年後の世界を描いた「テイルズ オブ」シリーズ最新作


発売日:未定

価格:未定


 株式会社バンダイナムコゲームスは、プレイステーション 3用選択が未来を紡ぐRPG「テイルズ オブ エクシリア2」を発売する。価格、発売時期共に未定。

 「テイルズ オブ エクシリア2」は、2011年9月に発売され好評を博したPS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア」の続編となるタイトル。本作は、「テイルズ オブ エクシリア」のラストから1年後の世界を舞台に、青年“ルドガー・ウィル・クルスニク”と8歳の少女“エル・メル・マータ”の活躍を描いている。

【プロローグ】

世界を2つに分けていた断界殻(シェル)の開放により、
リーゼ・マクシアとエレンピオスがひとつとなって、約1年。

2,000年間の断絶から解き放たれた両世界は、融和への動きを見せているものの、
様々な対立の火種は燻ったままである。

近年急成長を遂げている大企業、クランスピア社の巨大な本社ビルがそびえる、
エレンピオスの都市トリグラフ。

そこに住む平凡な青年、ルドガー・ウィル・クルスニク――
彼の元から、この物語は始まる。



■ 「エクシリア」の世界における重要なキーワード

【国家と組織】

■ エレンピオス

 黒匣(ジン)という機械文化が栄える、先進的な技術を持った国家。精霊が減少し、自然が枯渇しつつあったが、断界殻(シェル)の開放によりマナがエレンピオスにも満たされ一時的に衰退の危機は食い止められている。

■ リーゼ・マクシア

 精霊術によって文明が支えられている、自然豊かな国家。かつてはラ・シュガルとア・ジュールに二分されていたが、現在はガイアス王によって統一されている。エレンピオスとの国力の差は大きく、外交面では苦労している。

■ クランスピア社

 通称クラン社。エレンピオス有数の大企業で、様々な分野でトップシェアを誇る。断界殻(シェル)が存在した頃は、異界炉計画の推進派だったが、断界殻開放後は一転、リーゼ・マクシアとの融和を進める穏健派の現政府を支持している。

【世界を支えるもの・文化】

■ マナ

 人間と精霊と自然、すべてを支えている根源エネルギー。

■ 断界殻(シェル)

 かつてリーゼ・マクシアとエレンピオスを隔てていたマナの壁。1年前に、ジュード、ミラたちが開放し消滅。開放された膨大なマナは、人間に源霊匣普及まで黒匣を使用する猶予を与えている。

■ 黒匣(ジン)

 マナの塊である精霊を消費して、術を発動させるエレンピオスの機械装置。現在は一時的にエレンピオスにもマナが満たされているため、使用しても精霊が死ぬことは無い。

■ 源霊匣(オリジン)

 黒匣にリーゼ・マクシアの技術を加えて開発された、次世代のシステム。黒匣とは異なり、精霊を殺さずに術を発動させることができるが、未だ実用化には至っていない。

■ キャラクター紹介

■ ルドガー・ウィル・クルスニク Ludger Will Kresnik

性別:男性
年齢:20歳
身長:170cm
戦闘タイプ:銃剣槌士
武器:双剣、ハンマー、双銃
CV:近藤 隆

 エレンピオスの都市トリグラフで、兄と一緒に生活しているごく普通の青年。兄の仕事が忙しいため、愛猫ルルの世話を含め、家事のほとんどはルドガーが請け負っている。どんなものを作っても、兄が美味いと言ってたくさん食べてくれるため 気づけば相当数の品数を作れるようになっており、料理の腕前はかなりのもの。

 憧れの大企業クランスピア社への就職に失敗し、 苦労の末、トリグラフ駅食堂への就職が決まった。出勤初日、駅へと向かった矢先に見知らぬ少女エルと共に事件に巻き込まれ、多額の借金と、世界の命運を背負うことになってしまう。



■ エル・メル・マータ Elle Mel Mata

性別:女性
年齢:8歳
身長:130cm
CV:伊瀬 茉莉也

 しっかり者で口が減らない、活発な少女。父親の言いつけを守り、願いを叶えてくれるという伝説の「カナンの地」を目指す1人旅をしていたが、偶然ルドガーと出会い、共に「カナンの地」へ行くという約束を交わすことになる。

 本来は甘えん坊で、人見知りをする性格だが、父親を助けるために自分が頑張らなくてはと気を張っている。大人ぶって背伸びをしようとするものの、トマトだけはどうにも苦手。父親から譲り受けたという懐中時計を、とても大切にしている。


■ ルル Lulu

性別:オス
年齢:3歳
CV:???

 ルドガーが飼っている、ちょっと太めな猫。ルドガーの出勤初日、偶然出会ったエルに見初められ、成り行きで旅に同行することになった。人見知りしない性格で、普段はエルと一緒にいることが多いが、特別懐いているというわけではなく気が向いたからエルに付き合っているといった雰囲気がある。ご近所のネコたちのボス的存在らしい。




■ 戦闘システム紹介

 本作の戦闘システムは、前作「テイルズ オブ エクシリア」に搭載されていた「DR-LMBS(ダブルレイド リニアモーションバトルシステム)」を踏襲しつつ、各キャラクターが持つ特別な戦闘能力をいかした戦いを楽しめる「XDR-LMBS(クロスダブルレイド リニアモーションバトルシステム)」を採用。また、前作で好評だった「共鳴」システムは、本作にも継承されている。

【戦闘の基本】

 本作の戦闘は、「AC(アサルトカウンタ)」と「TP(テクニカルポイント)」を消費して攻撃を行なうのが基本となる。ACが続く限り自由に通常攻撃、術、技を繋げることができる。つまり、ACの値分、術技を連続して繋げていくことができるということ。ただし、その分消費するTPは多くなる。マップ移動中は、TPを消費して回復系の術を使用することができる。

■ AC(アサルトカウンタ)

 攻撃をする際にのみ消費される値で、通常攻撃や術技など、どんな攻撃でも消費するのは「1」となっている。移動や防御行動では消費されない。攻撃後、自動で回復する。

■ TP(テクニカルポイント)

 術や技を使用したときに消費される値で、各術技によって消費量は異なる。自動では回復しないが、アイテムや戦闘中のいろいろな行動で回復する。

【キャラクター特性】

■ ルドガーの特性「ウェポンシフト」

 ルドガーは、「双剣」、「ハンマー」、「双銃」の3つの武器を同時に装備することができる。3つの装備は戦闘中瞬時に切り替えることが可能。武器の切り替えは、L1+R1ボタンで行なう(L1+R2で逆順切り替えも可能)。それぞれの武器により使える技が異なるので、戦況に合わせて武器を切り替えていくことがポイントになる。

【双剣】
2本の剣を逆手に構え、敵に接近して戦うスタイル。隙が少ないため扱い易く、連撃を得意とする。リーチは短いが、斬り込み・身のこなしの素早さから、敵の懐に飛び込み一気に攻めることができる

【ハンマー】
柄の長いハンマーを両手で構え、振り回して戦うスタイル。大振りのためスピード感には若干欠けるが、リーチの長さ、一帯を巻き込む攻撃範囲の広さが特徴

【双銃】
二丁拳銃を構え、距離をとって戦うスタイル。1発1発のダメージは大きくないが、安全な距離を取って攻撃・サポートを行なうことができる。また、移動しながらの射撃も可能。ただし、双銃を構えている間は移動速度が低下する


■ シナリオ関連システム紹介

【ルドガーの選択肢】

 主人公であるルドガーは、全ての行動・言動をプレーヤーが選択肢によって選ぶことができる。ゲーム中は、頻繁にこの選択肢が表示され、プレーヤーはL1ボタンかR1ボタンで決断しなければならない。選択肢はどちらを選ぶかじっくり考えることができるが、中には制限時間があるものもあり、その場合には中央に時計が表示され、残り時間がカウントされる。時間内に選択できなかった場合、強制的にどちらかが選択される。

 基本的にはその場のルドガーの言動をプレーヤーが選ぶものなので、選択肢によって物語そのものが、たくさんの枝分かれの分岐をすることはない。しかし、中には重大な局面を左右する決断を迫られる場合もあるという。

選択肢は、ルドガーの考え=プレーヤーの考えを強調するもので、プレーヤーはルドガーと一体になって物語を楽しむことができる


■ テーマソング紹介

 テーマソングは、前作「テイルズ オブ エクシリア」に引き続き、浜崎あゆみさんが担当。前作同様、「テイルズ オブ エクシリア2」のためだけに書き下ろされたという楽曲は、彼女自らが手掛けた詞の描く世界観と、1度聴いただけで耳に残る歌声が1体となり、聴くものを「テイルズ オブ エクシリア2」の壮大で深みのある世界へと誘う。

【浜崎あゆみ プロフィール】

 1978年福岡県生まれ。1998年4月8日、シングル『poker face』でデビュー。1999年1月1日発売の1stアルバム『A Song for ××』でミリオンセールスを記録、歌姫としての階段を駆け上がる。

 2001~2003年には前人未到の3年連続日本レコード大賞を受賞し、大記録と共に頂点に君臨。2010年9月29日に発売した自身50枚目のシングル「L」で女性アーティストとして前人未到の25作連続首位という記録を樹立。

 日本だけにとどまらず、アジアのエンタテインメント界を代表するトップ・アーティストとして、その輝かしい経歴は今も続いている。


■ アニメーション

 「テイルズ オブ」シリーズの特徴となっている美しいアニメーションは、前作「テイルズ オブ エクシリア」においてハイクオリティなアニメーションが話題を呼んだufotable(ユーフォーテーブル有限会社)が、前作に引き続き担当する。

(C)いのまたむつみ
(C)藤島康介
(C) 2012 NAMCO BANDAI Games Inc.

(2012年6月22日)

[Reported by 志賀康紀]